■人は八割方悪である -竹書房-
生きることは相対的なものであり、相互感や全体感を持つことが大切だ
子どもが生まれた時には誕生を祝うように、
人生の転機のひとつひとつに初志や意気込みや可能性がある。
そんな感覚を持つことで、
何事においてもくよくよしたり嘆き悲しんだりする時間を短縮することができる。
そして新たな道を歩んでいけるのだ。
by. 桜井章一氏
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人が人生を過ごすには明るさが必要だ。
性格にも思考にも行動にも、
明るさは大切である。
人が根の暗さや、
その時置かれた状況で気持ちを暗くしてしまうと、
何事も始まらなくなる。
by. 桜井章一氏
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自分自身を明るくすることは、
人間関係においてもかなり大切な要素だし、
そうできることが人間の能力でもあろう。
自らが明るくなることで自分の足元を照らす。
その明かりのおかげで、
安心して動きを取ることもできるのだ。
そう考えると、
明るさこそ「自立」である。
by. 桜井章一氏
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俺も麻雀に関しては他人に一歩も引かずに生きてきた。
不況だリストラだと世情は確かに暗いが、
明るい親父という大人の姿は、
若者に与えることのできる最高の価値あるものではないだろうか。
どこを見ても暗く、
先の見通しまで真っ暗な今日、
日本の明るさ、
社会の明るさ、
家庭や学校の明るさを取り戻すことが、
世の中を改革する手段になるだろう。
世情の暗さが病を生むのか、
病が世情の暗さを招くのかは知らないが、
人は病めば暗くなる。
by. 桜井章一氏
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もちろん、真の愛であれば、
そういうことは起こらなかった。
愛に呑み込まれているから、
執着心から、そういうことが起きてしまう。
しかし、私の場合、
それらを超越した物事の本質に目を向けるように心がけている、
ただそれだけのこと。
by. 桜井章一氏
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人生には始まりもあれば終わりもある。
始まりには期待や夢や楽しみがある。
終わりに執着すれば寂しさや悲しみを生む。
過去に立ち止まり、
トラウマを生んでしまうことにもなる。
何があっても何が起きても、
それをおしまいとは思わず、
自然の変化という導きに逆らわず、
新しい道を歩けば救われるのだ。
by. 桜井章一氏
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仕事、学び、遊び、恋愛、
どれを取ってもひとつのことだけに夢中になると、
病を生み出してしまうことになる。
いわゆる業界人間などは、
病人であるといっても過言ではあるまい。
ひとつのことに夢中になるということは、
すべてをそれにとらわれるということだからである。
by. 桜井章一氏
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分業、専門化という価値観が現代の人間に精神的な病を生み出している。
人が部分にとらわれるということは、
ある意味で生身の人間であることを捨て、
機械人間になるようなものだ。
心を失った生き物となり、
冷たさだけが残る。
これもすべて経済効率や合理性という導きがもたらした結果だろう。
by. 桜井章一氏
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現代社会が便利と利用という価値観をその大前提としたため、
効率を隠れ蓑とした悲劇に気づかない。
人間がどんどん人間でなくなっていく悲劇がそこにあるのにである。
生きることは相対的なものであり、
相互感や全体感を持つことが大切だ。
決して部分という小さな器に閉じこもってはいけないものです。
by. 桜井章一氏
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いま流行りの引きこもりも、
人間の部分化がもたらした現象のひとつだろう。
部分化せず相互感を持つことで、
他の分野を実感できる。
人の幅を広げることで、
生きる領域の広さを知る。
そしていろいろとやることの喜びを覚え、
苦手意識も消え去り、
楽しみが増して偏りがなくなり、
日々を明るく過ごせる。
by. 桜井章一氏
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何事も終わりじゃなく、
すべて運命という流れに沿って始まるんだという気持ちが大切なのです。
始まりは誕生、終わりは死なり。
by. 桜井章一氏
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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館-
知識の中には、実体験で得たものと、
そうではないものがある。
実体験で得たものを尊重したい。
だが、注意しなければならないことは、
実際に自分の目で見ているにもかかわらず、
間違って受けとることもあるということである。
また人は、その「弱さ」ゆえに科学や知識、
常識といった表面的なものに頼りがちである。
by. 桜井章一氏
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何かを信じることも、
宗教に入り込むことも、
これはある程度人間の、
他に頼るという弱さ、
依存性からきている。
人は科学も宗教も信じようと思っているぶん、
頼ろう、すがろうと思っているにすぎない。
それほどわかっているわけではない。
by. 桜井章一氏
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一般に通用している愛なども、
強さから生まれる愛ではなく、
弱さや必要性から生まれてくる愛のほうが多い。
「愛憎」というくらいだから、
世俗の「愛」の裏側には「憎」がくっついているのである。
自分の信じる宗教を愛するがゆえに、
ほかの宗教者を殺すこともある。
自分の国を愛するがゆえに、
他国民を殺すこともある。
by. 桜井章一氏
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