■ツキの正体 ~運を引き寄せる技術~ -幻冬舎-
さまざまなズレや行き違いを、コツコツ修正して、なんとかお互いにうまく噛み合うようにしていくことを「人間関係」と言うのではないですか
自信なんて持たなくてもいいのです。
不安をなくすことのほうがよほど大切ですから。
自信は往々にして過信へと膨らんでいき、
体勢を悪くする。
自己中心になって、
他人の気持ちや場の空気に鈍感になる。
by. 桜井章一氏
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そして、ツキを逃します。
不安をなくせば、
心が揺れなくなり、
冷静に場の流れが見えるようになります。
自分の役割がわかり、
ふさわしい対応を的確に素早くできるようになる。
結果、ツキを呼び込むことができるのです。
by. 桜井章一氏
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また、平気で弱みを見せられる人間は、
周囲の関心を引き、
場を明るくし、
人間関係を円滑にします。
自慢話ばかりの人間は、
これと逆です。
人が集まってくる人間には、
運も集まってくるものなのです。
人と人が向き合えば、
いろいろな問題が起こって当たり前なのです。
by. 桜井章一氏
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何も起こらないほうがおかしい。
さまざまなズレや行き違いを、
コツコツ修正して、
なんとかお互いにうまく噛み合うようにしていくことを「人間関係」と言うのではないですか。
人は、他人との関わりなしには、
生きていけません。
極論すれば、
自立なんて誰一人できない。
by. 桜井章一氏
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不完全な人間という不良品同士が、
支え合い、もたれ合い、許し合い、
温め合うことによって、
ようやく何とか生きていくことができる。
それがわかっていれば、
面倒くさいなんて言っていられないはずです。
また、人間関係に悩む人は、
被害者意識が強すぎるきらいがあります。
自分は正しいのに、
自分はちゃんとやっているのに、
誰かのせいで報われない、
被害を受けている、
と思い込む。
by. 桜井章一氏
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自分だって誰かに何かしらの外を与えているのでは……
という想像力が不足しています。
そうでなければ、
理想主義者、
完璧主義者なのかもしれません。
自分をよく見せたくて背伸びしているからヘトヘトになってしまったり、
傷つくのがいやで殻に閉じこもったりする。
どちらにしても考えすぎなのです。
by. 桜井章一氏
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人間関係はうまくいかなくて当たり前、
という覚悟が足りない。
結果を恐れて、
正しい手順を打っていません。
悩んでいるうちにも、
時は流れていきます。
自分を取り巻く人間関係だって、
刻一刻と変化していく。
by. 桜井章一氏
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考え込んでいる暇はありません。
心をオープンにして、
そのときそのとき、
目の前の問題に対応することだけを心がければいいのです。
自分の生き方に沿った正しい手順を打って、
淡々と結果を受け入れ、
ひとつずつ修正していけばいい。
そういう積み重ねが「揺れない心」を育て、
周囲の信頼を獲得し、
結果的に良好な人間関係を築くものです。
by. 桜井章一氏
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良好な人間関係にはいい循環があります。
お互いに与え、
与えられ、
いい結果が出て、
それがさらに次の展開につながっていく。
つまり、人生の流れがよくなる。
いい流れが、
本人が考えもしなかったようなところまで、
その人を運び、
新しい景色を見せてくれる。
by. 桜井章一氏
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それは「自立しよう」と肩肘張っている人には訪れないダイナミックな循環です。
自立しようなんて思わず、
一人ひとりとの関係を、
面倒くさがらずに、
修理し続けていくといいかもしれません。
何を得られる人でなければ相手にしない。
つまらない生き方です。
そんな人は、
ツキから選ばれることはないはずです。
by. 桜井章一氏
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逆の考え方をしたほうがいい。
受けようとするのではなく、
相手に何を与えられるか、
それを考える。
守ろうとするからしんどくなるのです。
攻めていく。
それも楽しみながら。
by. 桜井章一氏
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「捨てる」感覚も大切です。
自分の持っている知識や技術、
能力、プライド、育ってきた環境、
そういうものを惜しみなく、
仲間に向かって捨てていく。
それで楽になれます。
素直な本当の自分になれる。
肩書とか立場、
思想、価値観、
そんなつまらないものを超えた自由な人間関係は、
そのようにして出来上がっていくのです。
by. 桜井章一氏
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妙なプライドが、
コミュニケーションの邪魔をしているのです。
「キミがこれまでの人生で得てきたものなんて、
たかが知れている。
キミが何を持っているかなんて、
オレたちには関係ない。
そんなもの、捨てたほうがいい。
本当の自分を見せてみなよ。
それでなきゃ、
オレたちの仲間にはなれないぞ」
まだまだ動きが不自然で、
心の重い病を感じさせます。
まず、身体を変えていく必要があるでしょう。
そうすれば、ひとりでに心も変わっていきます。
by. 桜井章一氏
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私は、道場生に対して、
麻雀が終わった深夜0時から明け方まで延々と、
身体の動かし方を教えることがよくあります。
ここを押すとわずかな力でも相手は倒れるとか、
ここを押せ込めば格闘技のプロでも動けなくなる、
ということを実演してみせたり、
姿勢や動き方のどこがどう不自然なのかをチェックしたりするのです。
ほとんどの者は、
日常生活でろくに身体を使っていません。
また、身体の使い方なんて、
誰かに教えてもらったことはない。
by. 桜井章一氏
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何度かそういうことを続けるうちに、
身体が柔らかくなってきて、
自然な動きに近づいてくる。
身体が動けるようになると、
心のほうも、今日は90度、
1週間後には180度という具合にだんだん開いていき、
最後には360度全開になる。
そして、自分を捨てられるようになり、
めっきり明るくなっていきます。
身体の喜びなんか感じたこともない。
それゆえの本能的な悲しみが、
いやおうなく全身に刻み込まれてしまっています。
by. 桜井章一氏
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