■雀鬼流・人生道場 「強さの奥義」 -青春出版社-
つねに厳しさを自ら選択していくことでしか、自信は生まれない。本当の自信のある所には、必ず柔軟性があるものだ。基本動作。この繰り返しが、自信を生むってことだな
甘く生きようとする奴には、
いつまでたっても自信は生まれないよ。
つねに厳しさを自ら選択していくことでしか、
自信は生まれない。
つねに厳しさを求めろ。
不満ばかり抱えている奴に自信は生まれないぜ。
by. 桜井章一氏
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いつも足りない、
満たされないと嘆く奴には、
本当の自信が根付かない。
だって当然だろ、
そういう人は結局満たされてない自分自身に不満を残しているんだからさ。
大事なのは、柔軟性だ。
人から求められたもの、
人との約束については俺は徹底的に守る。
by. 桜井章一氏
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だからこそ、
ふだんは自由にしているんだよ。
ところが人との約束を破る奴ほど、
固い規則で自分を縛る。
自分は一二時に寝るから、
君らとはつき合えないなんて平然としている。
本当の自信のある所には、
必ず柔軟性があるものだ。
by. 桜井章一氏
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複雑な問題、
トラブルを大人の感覚で処理しようとするから、
不誠実になるんだぜ。
子どもの頃に教わったことで対処していけばいい。
それが基本に戻るということだ。
人に優しく、思いやりを持て、
感情を豊かにしろ、
これはみんな子どもの頃に教わった単純な基本だ。
by. 桜井章一氏
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単純な物事の中にこそ真理があると俺は思っている。
それを大切にしている奴には、
“自然な自信”というものが身についているね。
基本動作。
この繰り返しが、
自信を生むってことだな。
by. 桜井章一氏
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俺が本当に憧れる強い人というのは、
世の中に三人いる。
まずは、ジャック・マイヨールだ。
要するにジャック・マイヨールは人間の持っている能力を限界まで引きだすことによって(一〇〇メートル以上の深さの海に素潜り)、
まるで海の生物であるかのように潜ることを可能にした人だよね。
コンピュータも使わず、
アクアラングもなく、
ただ自分の肉体を自然の中に溶け込ませることで、
それまでの医学やら生理学っていう人間の頭でこしらえた常識を打ち破ったわけだ。
by. 桜井章一氏
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同じことは、
親友であるヒクソン・グレーシーにもいえる。
自然の森を愛し、
大地にキスをすることで大きなエネルギーを得ていると知り、
私はますます熱烈な支持者にもなり、
親交を深めることになったわけだ。
そして、もう一人、
登山家のラインホルト・ヘスナーも、
私にとっては憧れの存在だ。
彼もやはり八〇〇〇メートルの山を無酸素で登ってしまうという超人だね。
by. 桜井章一氏
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ロッククライミングの時すら彼は最低限の道具しか使わず、
文字通り命綱ロープすら持たないというんだ。
これが本当の意味での命がけというんだよ。
じつは、我々も彼らと同じ能力を持っているはずだよね。
それができないのはなぜか。
便利さに埋もれているからだろうな。
by. 桜井章一氏
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人工的なモノに頼りすぎて本来持っていた能力を失っちゃったわけだ。
「なんだお前、ちょっとこっち来いよ」
初めは拒絶していた岩が話しかけて来た。
「えっ? 私はただの人間、行って見たいけど危ないスョ」
「大丈夫だって、俺にしがみついてりゃ。いいから来いよ」
by. 桜井章一氏
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来ないともう二度と遊んでやらないと言われ、
半信半疑で岩まで行ったよ。
自然と裸で一対一で向き合った時、
人間は自分の限界を知る。
そして自然の方から心を開き、
力を与えてくれる。
先に挙げた三人は、
まさに自然と会話しているのだと思う。
by. 桜井章一氏
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そこから生まれる、
「自分の責任は究極、自分でしか負えない」
という信念、強さ。
もし生れかわるなら、
彼らみたいな強い人間になりたいよねぇ。
本物の男なら、強さに価値をおけ、
と俺は繰り返し言っている。
弱いってことは自分がまず困る。
by. 桜井章一氏
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そして、何より人さまに迷惑をかけることになりはしないかい。
ところがだ、強さに対する勘違いをしている。
強くなれば人に勝てるって。
勝つために強くなろうとしていないかい?
そこが俺のもっとも嫌うところだぜ。
by. 桜井章一氏
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大事なのは、
強くあれば弱い者を補うことができるってことだ。
強さを分け与えることができる。
権力を持つものに、
すべてを差し出す構図になっている。
集まる仕組みってのはつまり、
分捕っるってことだろうよ。
by. 桜井章一氏
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だから勝った者に正義なんかありっこねえんだよ。
男なら強さに価値をおけというのは、
人に分け与えられる人間になれ、
ということだよ。
「大」に振り向かず、
「小」を見捨てるなということだ。
「小」を見捨てないことが「愛」であり、
「大」に振り向くのは「欲」ってんだろう。
by. 桜井章一氏
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