自分の捨て牌、それは自分が通ってきた道である。それは自分の姿でもある。自分がいらないと思ったものこそ大切で、そこに本当の自分、ものの本質が隠れていると私は思う

■運に選ばれる人 選ばれない人 -東洋経済新聞社-

自分の捨て牌、それは自分が通ってきた道である。それは自分の姿でもある。自分がいらないと思ったものこそ大切で、そこに本当の自分、ものの本質が隠れていると私は思う

しかし、今のようにニセモノだらけ、
造花だらけの世の中になってしまうと、
心の温度が差ある一方で、
それゆえ気持ちのよくないことがたくさん起きてしまうのです。

幸せな気分の時、
心は温かい状態にあります。

「瞬間は愛」という言葉を私はよく使うのですが、
まさに食事を例にとるとそのことがよくわかります。

温かい食事は美味しいものですが、
冷めてしまったらどんなに美味しいものでも味がおちてしまいます。


by. 桜井章一氏

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味だけでなく他の大事なものまで抜け落ちてしまいます。

たとえニセモノが多くても、
出来る限りホンモノを選んでいくことが大切です。

ホンモノを選んでいくと、
「運」もホンモノになる。

感情を殺すことが揺れない心だとみんな勘違いしています。


by. 桜井章一氏

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人間は感情を持つ生き物です。
感情を持っている限り揺れるのは当たり前です。

問題はその揺れる方向とそれを修正出来るかどうかです。

揺れないようにするのではなく、
どこへ揺らすかなのです。

「揺れない心」とは、
たとえよくないほうへ感情が振れてもそれよいほうへコントロールする心のことです。


by. 桜井章一氏

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悪いものを全部外に出してよいほうへ戻ろうとすることで
「揺れない心」になるのです。

よいほうへより早く戻るには、
元より心が上でも下でも左でも右でもなく、
真ん中にないといけません。

真ん中に心があれば、
揺れても揺れ幅が少なく修正がすぐにききます。

真ん中の心とは、
過信やごまかし、
恨みといったマイナスの偏りがない状態です。


by. 桜井章一氏

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マイナスの感情を背負った心は、
はじめから揺らいだ状態にあります。

またモノに動じないのと、
感情を殺して表にそれを出さないのはまったく違います。

肝心なのは、感情を揺らした後、
すぐによいほうへ修正が出来るかです。

それが出来て、「揺れない心」
になるわけです。


by. 桜井章一氏

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■未知の力を開く! ~気鋭の精神科医が「雀鬼流」を診断する~ -ゴマブックス-

すると麻雀卓の上に”道”が見えた。
そしてこう思った。

「先が分かってるのに、なんでこいつらは悩んでるんだろう?」

はじめて麻雀を見て思ったのは
“通り道がある”ということだった。

その先へと向かっていく道が見えたのだ。


by. 桜井章一氏

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「道が見えているのに、何で迷っているんだろう。
もう、先が見えてるじゃないか。
何してんの、あんたたち」と。

もちろん麻雀のルールなどその時はいっさい知らない。

ただ、そこに”道”
が見えてしまったのだ。

この場合の”道”とは”流れ”と言い換えてもよいと思う。


by. 桜井章一氏

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この世に存在するものすべてに
“流れ”がある。

過去、現在、未来、連綿たる”流れ”を感じれば、
次に何が起こるか分かるし、
結末も見えてくる。

「一時間前にあれをやったから今こうなっているな」
「これは30分後にこうなるな」
というのが勝負の中で見えてくるのだ。

麻雀には符と役があって私はそれが夫婦だと。


by. 桜井章一氏

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■人生を変える美しい勝ち方 -宝島社- 勝つことも負けることも、起きたことをすべて受け入れ楽しむという感覚が大事なのです。仕事でも人生...

符はお父さん、役はお母さん、
点数が子ども、
子どもが産まれると勝つのだな、
そんな感覚で理解した。

何事もそうだが、
はじめてやることに対して人間はいろいろと考えてしまいがちだ。

でもはじめて麻雀を見た私には、
その”道”、”流れ”が見えてしまったのだ。


by. 桜井章一氏

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根本的には何も求めていない。

能動と受動、
私にあるのはどちらかと言われれば受動かもしれない。

麻雀で代打ちをしていた時代、
私は勝利を求めて戦い続けていたわけではない。

確かに、やるからには勝たなければならないが、
こちらから何かを仕掛けたことはない。


by. 桜井章一氏

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ただ相手が自滅していったのだ。
基本的には受け身。

欲望はなるべく自分から遠ざける。
それが私のスタンスでもある。

欲望は決して満たされることはない。

欲望の量が増えれば増えるほど、
その人は幸福な状況から離れていく。


by. 桜井章一氏

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■賢い身体 バカな身体 -講談社- 自然は毎日、変わる。勝負も同じです。その場の瞬間、瞬間の感性で動いていく。恵みっていうのは、自然か...

現代人は”いらない”と思ったら、
それに見向きもしない。

自分が捨てたものこそが重要なのに……。

私の麻雀は、自分の捨て牌に目を通し、
そこから全体の雰囲気を感じていくというやり方だ。

でも多くの人が、
他人の捨て牌に目を光らせている、
とらわれてしまっている。


by. 桜井章一氏

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いらないと思ったところに目を置いておくという感覚。

自分の捨て牌、
それは自分が通ってきた道である。

選んだ道がそこに残っている。
それは自分の姿でもある。

自分の捨て牌を見ているほうが、
自分の今の状況を見つめられるのだ。


by. 桜井章一氏

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でも多くの人が他者から得ようとするから、
他者を見る。

ほかにばかり目をやるから自分を見失う。
自分を見失ったら勝負に勝てるわけがない。

「定石=マニュアル」というのは伸びを止めてしまうもの、
世界を狭めてしまうものだから、
その定石を麻雀に取り込むこと自体に無理がある。

必要なものばかり見ていると、
どんどん自分の世界を小さくしてしまう。

自分がいらないと思ったものこそ大切で、
そこに本当の自分、
ものの本質が隠れていると私は思う。


by. 桜井章一氏

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