人生の目標に辿り着くには、むしろ人の行かない道を積極的に進んだほうがいいのだ。本来、努力は「的を射る」感覚が必要である

■結果を出す技術 -宝島社-

人生の目標に辿り着くには、むしろ人の行かない道を積極的に進んだほうがいいのだ。本来、努力は「的を射る」感覚が必要である

私の気持ちがなぜ楽になったのか?
それは”詰まり”を感じなかったからである。

目的地へと続く道はひとつではない。

臨機応変な対応を取れば
“詰まる”状態は避けられる。

この場合の臨機応変とは言い換えれば、
「機転が利く」ということである。


by. 桜井章一氏

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目的地へと続く道がひとつでないように、
人生の道も実は幾通りもある。

機転を利かせれば、
自分の目の前には幾通りもの道があることに気づけるはずだ。

一本道のまわりには、
実は細かい道が張り巡らされている。

こと人生において、
そのような細かい道の存在を知っておくことは、
その人の人間の幅を広げはしても狭めることは決してないだろう。


by. 桜井章一氏

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人生の目標に辿り着くには、
むしろ人の行かない道を積極的に進んだほうがいいのだ。

細かい道を知れば知るほど、
滞ることなく、
流れるように生きることができる。

どんな窮地に置かれたとしても、
そこから脱する道はひとつではない。

そのことを忘れてはいけない。


by. 桜井章一氏

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なぜ結果が出ずに悩むのか?

それは多分、真面目に、
一生懸命努力したからといって必ずしもいい結果がもたらされるわけではないからだと思う。

結果を出すために必死になっている人には、
当然のことながら焦りの気持ちが生じる。

本来、努力は「的を射る」
感覚が必要である。


by. 桜井章一氏

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私から見ると、
世の中の多くの人の努力がこの
「的を外した努力」のように思える。

しかし、焦らず、
心に余裕のある状態で的に狙いを定めて矢を放てば、
たとえ矢を放つのが下手だとしても10本中1本は当たるようになる。

100本中1本しか当たらないような下手な人でも、
「的を外した努力」
を続けている人に比べればはるかにマシである。

でも「努力すれば報われる」
という言葉は嘘である。


by. 桜井章一氏

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■ツキの正体 ~運を引き寄せる技術~ -幻冬舎- さまざまなズレや行き違いを、コツコツ修正して、なんとかお互いにうまく噛み合うようにして...

的を外した努力をいくら続けたとしても、
その努力が報われることはない。

だから私は道場生たちに
「努力よりもまず”的を射る”感覚を身につけることが先」
と教えている。

さらに「苦しみ続けるような努力はするなよ」
とも言っている。

一生懸命の努力はえてして”苦しみ”になりやすい。


by. 桜井章一氏

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日本人の努力観は
「もがき」や「苦しみ」
と密接に関係しているが、
そういったマイナスの感覚からはあまりいいものは生まれてこないし、
的も外しやすい。

「楽しくやっていたら、結果が出た」。

これを実践するためには努力や結果にとらわれないようにしながら物事に取り組むようにすればいいと思う。

努力や結果に意識を置かず、
心身を自由に動ける状態にしておく。


by. 桜井章一氏

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スポーツの世界ではイメージトレーニングの重要性が説かれたりもするが、
私は結果をイメージするようなことはあまりない。

何もないところから何かを生み出したり、
つくり出したりするのが私は楽しくてたまらない。

何ものにもとらわれないところから自由な発想や動きが生まれ、
それが結局のところ「いい結果」
をもたらしてくれるのだと思う。

人は結果を出すために目標というものを立てる。


by. 桜井章一氏

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■ツキの正体 ~運を引き寄せる技術~ -幻冬舎- 「物事に取り組むときは集中しろ」なんていう"常識"にだまされてはいけません。一般に言う...

「猪突猛進」という言葉があるが、
私からすると現代人はおしなべてこの
「猪突猛進型タイプ」に見える。

努力家と称される猪突猛進型タイプの人は実は挫折に弱い。

そもそも私は目標というものを立てることがあまりない。

もし立てたとしても私は目標を目の前に置くのではなく、
自分の横に置くような感覚を持つ。


by. 桜井章一氏

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目標を自分の脇に置けば前のめりになることなく、
余裕をもって目標とともに一緒に歩むことができる。

当然、その方が視界も広がるから、
道はひとつではないことにも気づける。

私の意識は卓上だけに留まることはない。

卓を囲んでいる相手の動きや気配も常に感じている。


by. 桜井章一氏

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なぜ私が卓上だけに意識を置かないのかといえば、
感覚が狭くなってしまうのが嫌だからだ。

そうなると流れが見えなくなってしまう。

勝負の場ではいかに流れを感じるかが大事なのにそれができなければ勝負に勝つことも、
その勝負自体を楽しむこともできなくなってしまう。

私はそんな勝負をしたくないから、
“よそ見”をしながら生きてきたのである。


by. 桜井章一氏

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■勝負の格言 -宝島SUGOI文庫- いかなる勝負もよくないもの、 汚いものが多いほど品格が下がります。 品と...

目の前のことにとらわれてしまっているから、
場の流れを感じながら勝負を楽しむことがなかなかできない。

私が実践してきた”よそ見”
は対象となるものを見つつふんわりと視界を広げ、
その周りのものも意識とらえていく感覚だ。

“脇見”のほうは対象となるものを無視してまったく別のものを見てしまう感覚である。

だから大切なことも見落とすし、
ミスも多くなる。


by. 桜井章一氏

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私の言う”よそ見”
とは視覚だけのことを言っているわけではない。

私のよそ見はふんわりと視界を広げる感じで周囲をとらえていく感覚のことである。


by. 桜井章一氏

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そういう感覚を磨くにはまず何かを決めたりするときに
「考えるクセ」をいったん外すことだ。

思考を止めて瞬間的に感じることだ。

そんな「感じる力」をふだんから鍛えておくことが、
何よりも”よそ見”上手な人間をつくるのである。

その理由は「目でものを取りにいく」
からである。

下にあるものを取るとき、
ほとんどの人が視線を下に向けるため顔も下に向けてしまう。

これが腰を痛める原因なのだ。


by. 桜井章一氏

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