期待は病理に繋がる。自分たちの等身大をしっかりと見つめることだ。『期待』や『思い』は後ろにもっていくようにしないと

■人生の大切なことはすべて雀鬼に学んだ ~桜井章一の超教育実践~ -竹書房-

期待は病理に繋がる。自分たちの等身大をしっかりと見つめることだ。『期待』や『思い』は後ろにもっていくようにしないと

人間はその意志を伝えるために言葉を持った。

けれど今じゃそれが余りに高度化しすぎて、
絶対的に力を持ちすぎて、
かえって混乱させてるじゃないか。

簡単に調べられることが才能か?
簡単に答えが出てくることが才能だろうか?

オレはそうは思わない。
そんな才能はいらない。


by. 桜井章一氏

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そんなことよりも、
自然の異変だとか人の心の変化とかは、
オレのほうがパッと感じられる。

違う才能を持っているからだ。

便利、簡単、スピード、お得。

そんなことばかり追い求めているから何でもお粗末になる。


by. 桜井章一氏

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本当は、手間ヒマがあるからかっこいい。

手間ヒマがかかったものがあまりに少なくなっているから、
今の日本はお粗末になっている。

人間関係もお粗末。
生命もお粗末。

自分自身もお粗末になっていくだけだ。


by. 桜井章一氏

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「伝わるよ、それが魂っていうものだ。
言葉ではなく、魂で伝わるんだよ」と。

野生のペンギンは、
何万頭の群れの中から自分の子どもを探し出して世話して餌を与えているというじゃないか。

本能を研ぎ澄まして自分の子どもを探さないと、
ペンギンは生き延びていけないんだ。

野生は人間みたいに法律やルールやマナーやお行儀で守られているわけじゃない。


by. 桜井章一氏

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人間は、自分たちを持っているそういうものがいかにどうしようもないかに気付かないと、
どんどん本能が麻痺していく。

本来生命は、
魂や本能で守っていかないと、
生き延びていかないものなのに――。


by. 桜井章一氏

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■運に選ばれる人 選ばれない人 -東洋経済新聞社- 運がいい時も悪い時も、変わり目をとらえられるかどうかで流れが変わってくるのです。私...

「お前たち、卓評価の予想点を言うのに、
夢や妄想で語ってちゃ意味がないぞ」

「お前ら夢や妄想で予想しちゃ駄目だ。
他のメンバーの普段の打ち方をよく見ていて、
そこから予想しないと。

繁の卓だったら、
オレから見たら4点がせいぜいだ。

それなのに、
8点とか10点を予想するというのは、
雀鬼流の麻雀がわかっていない証拠だ。

もっと等身大で見ないといけない。
お前らの予想には、
希望や期待が入っているだろ。

期待は病理に繋がる。
点数を引いても駄目だし上乗せも駄目。」

自分たちの等身大をしっかりと見つめることだ」


by. 桜井章一氏

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「今日の卓に座ったメンバーは、
最高の麻雀を打ってもたいしたことないメンツだろ。

これまでに得た最高点だってせいぜいB’というメンツですよ。

そいつらがいくら努力したって頑張ったって、
駄目なものは駄目。

努力したってマイナスになることもある。
頑張って身体が硬くなったら余計打てなくなる。」

『期待』や『思い』は後ろにもっていくようにしないと」

「不調こそ我が実力」

「花岡3点、多田5点、緒方4点」
横山自身はC評価の0点だった。

それでも卓評価だと、
横山は12点の合格となる。

「それは横山もいい場をつくるために貢献したということだ」

できない者でもできないなりに貢献すれば特典が与えられ評価されるのだ。

<このゆえ彼らの行為は語られたことがない。
彼らは歴史を作らなかった>


by. 桜井章一氏

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■雀鬼と陽明 -三五館-

「日就生活を改めないで麻雀だけ強くなろうったって、
そうはいきませんよ!
どうしても日常生活のだらしなさやいいかげんさが麻雀に出てくるんです」


by. 桜井章一氏

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■運に選ばれる人 選ばれない人 -東洋経済新聞社- バランス感覚とは、心を真ん中に置くことにほかなりません。もっと小を見て小を大事にし...

「事上磨練」

「ただ静かにして心を養うことだけを心がけても、
それでは温室栽培の花と同じことになってしまいます。

私欲に打ち克つ努力をしていないので、
結局トラブルに出会ったときに、
心はあっけなくその平静さを失って、
打ちひしがれてしまうに違いないのです。

人間は、やたらに無事を求めるのではんかう、
仕事やトラブルの中でこそ自分を磨くべきなのです。

そうすれば自然に心は確立して、
平穏無事のときにも安定するし、
繁忙多端なときにも安定することでしょう」


by. 王陽明氏

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「人格向上につながらない麻雀は、
雀鬼会の麻雀ではない」

「人生に安定などない。
されば不安定に強き漢になろう」


by. 桜井章一氏

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「山中の賊を破るは易く、
心中の賊を破るは難し」

「抜本塞源
(ばっぽんそくげん : 悪いことの根本原因を絶つ)」

「心即理(心はすなわち理である)」

「理は、聖人の道は、
私の心に備わっている」


by. 王陽明氏

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■未知の力を開く! ~気鋭の精神科医が「雀鬼流」を診断する~ -ゴマブックス- 時間を惜しまず、いろんなものを見て、いろんな人と話して...

「格物致知」
「物を格し、良知を致す」

自分の心を中の不正を正し、
良知を発揮する、
という意味である。

「知行合一」

「私が、<知行合一>を説くのは、
このような考え方を否定して、
人の心に思いが生じたら、
それはつまり行ったことなのだ、
ということをよく理解して欲しいからです。

思いが生じたとき、
そこに不善の思いが心の内に残らないようにする、
ということが大事なのです」


by. 王陽明氏

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「致良知」

人間に生まれつきそなわっている、
心の本体である<良知>を発揮せよ。

だから、日々心の不正な思いや私欲を取り去る努力を心がけなければならない、
と主張したのである。


by. 桜井章一氏

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