■人生の大切なことはすべて雀鬼に学んだ ~桜井章一の超教育実践~ -竹書房-
安定を欲しがるのは早く歳をとっている証拠。歳をとったその先は死に体だ。死に体に(私が)負けるわけがない
「気力だけじゃなく、
体力的にも雀鬼会の若いもんの先頭を切っていかなきゃいけないんだ。
麻雀だけじゃなく、
ケンカでも、
野球でも若い奴に負けたらダメ。
何かひとつでも劣ったら、
オレはやめるよ。」
「(「第一回麻雀史上最強戦」に)オレに出てくれってファン投票が何千通もきたらしいけど、
出るくらいなら、
新聞配達やってるよ」
by. 桜井章一氏
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「悪い麻雀が勝ってそれがよしとされ流行ることが、
また麻雀の世界を悪くする。
それが心配だった」
「出来のいい者は、
他でも働かせてくれるだろうけれども、
出来の悪い奴は、
他に行くところがないでしょう。
彼らは落ちこぼれでも何でもなく、
たんに風邪をひいてるにすぎないんだ。
その病気を、
<牌の音>で治してあげてるんですよ」
by. 桜井章一氏
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「安定を欲しがるのは早く歳をとっている証拠。
歳をとったその先は<死に体>だ。
<死に体>に(私が)負けるわけがない。」
「(そのくせ)夢だ、希望だ、
といって大企業に行く。
だけど大企業の根本は利欲だろ?
なぜ気づかない?」
「僕は麻雀から夢も希望も挫折も習った。
だから麻雀で何かを返さなくちゃ、
とこの雀荘をやっている。」
by. 桜井章一氏
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対するゲーテは、
自然を生きたものとして見ている。
自然と人間との間に分裂はなく、
小宇宙である人間は大宇宙である自然と一体である、
と考えるのだ。
だから、多くの自然科学者のように、
自然を人間から切り離されたものと見るのではなく、
自然と同一化して、
一つになって見る術を体得すべきであることを主張しているのだ。
この新しい自然科学は、
「ゲーテ自然科学」と呼ばれ、
あるいはニュートンの「灰色の自然科学」に対応し、
「緑の自然科学」と呼ばれている。
by. 林田明大氏
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「こいつ強いなーって思える人とやってると、
憧れてしまいますよ。
イカスな、凄いなーっ、
こんな凄い奴いるのかな、
魔法使いだな。
(私の現役時代には)そういうレベルの人が四、五人いたんです。
敵だ、なんて思いよりも、
ファン意識が出てくるんですね。
こいつだったら、
何をされてもいいや、
もう負けてもいいやあ、
って具合に自分を忘れちゃうんですね。
そんな勝負を続けて、
何であんな奴等に勝ったんだろう、
何で私があんな凄い奴等に勝ってこれたんだろうって、
考えたんです。
最後に、たどりついたのは、
あれ、私は私と麻雀やらなくてよかった、
てことに気がついたんですね」
by. 桜井章一氏
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<道に精(せい・詳しい)・粗(そ・大まか)の区別があるのではなく、
人の見方に精と粗があるのです。
例えば、この部屋のようなもので、
人が最初外から入って来たばかりのときには、
大体の様子が漠然と分かるだけですが、
しばらく中に居ると、
柱や壁なども、
一つ一つがはっきりと見えてきます。
さらにしばらくたてば、
柱の上部にいくらかの彫物があることなども細かく見えてきます。
ですが、最初に入ったときと同じ部屋であることに変わりはないのです>
(『伝習録』 上巻六四条)
by. 王陽明氏
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「自然を客体化するのではなく、
自分は自然のうちなる存在である」
「ものをただ眺めているだけでは、
われわれは少しも先に進むことができない。
熟視は観察へ、
観察は思考へ、
思考は統合へとかならずや移行するものであって、
だから世界を注意深く眺めているだけで、
われわれはすでに理論化を行っているということができる」
by. ゲーテ氏
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「まず物事を疑って見る」
「でも、たとえベーゴマでも負けちゃいけないのだ。
負ければ良からぬ算段をめぐらし、
誰かに迷惑をかけることになる。
<俺は絶対負けるもんか>と強く心に誓う。」
「子どもではあったがベーゴマという遊びにおいて、
昭和二〇年代に生きた私には、
ただ一回も負けられる余裕はなかったのです。
そしてこれこそが、
現在の私のルーツだといえるのです」
by. 桜井章一氏
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「空気を裂き、
目標のメンコに向かわせるためには、
内股に鋭く食い込むような腕を降り抜かねばならない。
そのせいで内モモは腫れあがるわけだが、
痛いなどといっちゃいられない。
思えばこの頃から、
痛みや辛さなしには勝利を手にすることは出来ない、
と感じていたのかもしれない」
「面白いことに、
その武者絵の中には徳川家康や豊臣秀吉、
織田信長の姿はなかった。
権力の座につき一世を風靡した人より、
猛々しい生きざまを貫いた武人の方が、
尊いとされていたのだ。
昔の大人が、
子どもたちに抱いて欲しいと望む夢の質が、
現在とは異なっていたといえる。」
by. 桜井章一氏
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「こうした子どもの遊びの中でも、
成功したという<結果>より、
豪気を貫き通した<過程>が大切なのだと教えられ、
勇気や犠牲心を学んでいったように思う」
「男は強くなきゃいけない。
悪や暴力に屈するというような、
情けないことがあってはいけない」
by. 桜井章一氏
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「終わるまで寝られない、
という習性が小さい頃からあったんですね。
つまり、勝負が始まれば、
勝負が終わるまで寝れないんですね」
「で、親父が悪いことしてくると、
いつもじゃなくて、
たまにですけれど、
家の子全員に、
<寿司食いに連れてってやるよ>
というんですよ。
お袋はもちろん、
私は、悪さを後ろに感じているから、
兄弟の中で私だけは行けないんですよ。
私とお袋だけなんです。
食べたいけど……、
食べたらお袋に対して親父と同罪だ、
と思ったんですね。
ところが、他の兄弟はみんな行っちゃうんですよ。
でも当たり前だよね、
それだけ食べたいんですよ。
夢にまで見るお寿司が食えるんですから。
食わなくてよかったなって、
私は思ってるけどね」
by. 桜井章一氏
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「親父は反面教師だったんじゃないかな。
親父って、どっちかというと頭がとても切れる人間だった。
とはいっても、
親父は口だけ達者でね、
都合悪くなると、
大人の世界だからしょうがないんだよ、
とか言い訳したりね。
世間ではいじめられて帰ってくるんですね。
それもこれも、
お前たちを食わせるためだよ、
とかいってね、
酒でごまかしたりするわけでしょ。
ですが、
自分の父親母親が世間からいじめられる姿を見るのは、
情けないわけですよね」
「小学校のときに勉強もしないでいたずらしていたのがとてもよかった。
いまあるほとんどのものは、
小学校のときに、
無意識の中に植えつけられたものなんですね」
by. 桜井章一氏
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「人間は、理性の動物じゃなくて、
感情の動物なんです。
ですが、感情をそのままに放っておくと、
欲だとかで運転の仕方を誤るので、
それを抑えなさいってことになってしまうんですね。
私が昔からいってきたことは、
<理性なんか糞っ食らえだ、
感情を豊かにすること、
感情を全部出してみて、
悪けりゃそこを埋めてきゃいいんだ。
それを理性で隠そうとするから、
矛盾行動が起こってくるんだ>
ということなんです。」
「(人間は)最初生まれてきたとき、
笑うだとか泣くだとかいろんな感情を覚えるわけです。
それが基本になるわけです。
それを悪くするか、
良くするかということなんです。
放っておけばたいていは、
悪い感情のほうへ走ってしまうんです」
by. 桜井章一氏
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「いま振り返って見ると、
自分の(裏プロ時代の)人生って、
いまと連続しているんではなくて、
他人の人生のように思えてしょうがない」
「麻雀は数じゃない。絵です」
「牌はなんて美しいのだろう」
「牌は絵なりである。
[東]、こりゃ、すごく強そうに見えた。
男、それも武士の立ち姿のようだ。
二刀流の宮本武蔵が、
日本の刀をだらりと下げた構えのごとき印象を受けた。
[南]は相撲取り、
[西]は戦車、
[北]はジェット機のように見えた。
ピンズはもちろん花、
ソーズはまっすぐ伸びる竹であった」
by. 桜井章一氏
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