現代人は見えるもので囲まれた世界に生きています。つまり見える世界が現実であり、しかもできあがった道の半分は妄想でできている

■手ぶらで生きる術 ~忘れ上手は生き方上手~ -竹書房-

現代人は見えるもので囲まれた世界に生きています。つまり見える世界が現実であり、しかもできあがった道の半分は妄想でできている

それは、
自分がどう歩いていきたいのか、
なにが必要なのか、
自分の価値観ではなく世間の価値観で計ろうとしているから道が見えなくなっているだけのことです。

そもそも、目に見えている道ばかりを歩こうとしているから迷ってしまうのです。

そして彼らは、
太陽や月、
雲や風、
雨や潮の流れといった自然から学び、
その知恵を次の世代へと伝承しながら自分たちの足で本能に従って歩き続けました。

そこには道など存在せず、
進んでみないとわからないことだらけ。


by. 桜井章一氏

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見えない世界が絶えず目の前に広がっていた彼らにとって、
見えないもの、見えない世界こそが現実だった。

そんな世界で人類の道を切り拓いていったのです。

一方で、現代人は見えるもので囲まれた世界に生きています。

つまり見える世界が現実であり、
しかもできあがった道の半分は妄想でできている。


by. 桜井章一氏

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簡単でやさしくて安全を保障されている道は、
誰かの妄想やウソでできた道かもしれない。

世の中で正解とされている道など、
はなはだ怪しいものなのです。

私たちの体の中には、
道なき道を突き進んだ開拓者のDNAが眠っているのですから。

自分の感覚を研ぎ澄まし、
自然に学び、
強い心を持って生きることで、
その力を蘇らせることができるはずです。


by. 桜井章一氏

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忘れていかないと新しいことは入ってこないし、
恨みや辛みや、
良くない感情を持ち続けることに繋がる。

子どものときにいじめられたとか、
なぜかいつまでも過去の嫌な記憶をわざわざとっておく人がいますが、
それは自己愛や甘えの裏返しです。

それをバネに、
という人もいるかもしれませんが、
それではマイナスのパワーになってしまいます。

トラウマという言葉がありますが、
自らが嫌な記憶を増幅させ、
膨張させたりして被害者意識や劣勢感を大きくした挙げ句、
わざわざ不必要なトラウマを作っている人もいます。


by. 桜井章一氏

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「忘れない」ということに固執して、
いいことなどないのです。

もちろん、人間ですから引き出せば嫌な記憶は出てくるのでしょうが、
そんなものをわざわざ持っていることはないのです。

それに人の生き様としては、
余裕のあるほうがいいのですが、
コップがいっぱいいっぱいでは、
余裕は到底出てくるはずもないのです。

忘れるためのコツは、
変化を楽しむことです。


by. 桜井章一氏

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「雀鬼」桜井章一氏の格言第685回。チャンスを逃さない「気付きと即行動」の重要性や、ピンチを楽しみに変える柔軟な思考法を伝授。さらに、呼吸や目線を整えることで心を安定させる身体的アプローチまで、勝負師の知恵が満載です。困難な状況を打破し、あるがままに生きたい方へ贈る至高の教え。

どんなに変わらないと思ったことでも、
物事というものはすべて変わっていくものです。

それが自然の理です。

そして常に何事に対しても
「たいしたことない」
という気持ちを持つこと。

他人より傷つきやすい人はこのショックがあちこちで起こるのでしょうが、
常に「たいしたことない」
と思っていれば、
多少のことでは動じなくなります。


by. 桜井章一氏

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たいしたことない、
と思えるようになるには、
日頃から「まさかの事態」
はあって当然だ、
と思うようにしておくことです。

男女の関係なんて
「まさか」だらけ。

「まさか」と思うからショックを受けて忘れられなくなるわけで、
「まさか」が起きない期待を、
初めから持たないことです。

人間、遠い記憶のことは、
自然とだんだん忘れていくものです。


by. 桜井章一氏

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ということは、
脳の作りからしても、
生存上古い不必要な記憶は、
覚えていてもあんまりたいしたことがないという意味でもあるわけです。

「忘れ上手は生き方上手」、
そのことを忘れないでください。

立ち止まってはいけない。
いま動いているかどうか意識する。

今の人は、
不安や恐怖があるとすぐに立ち止まってしまいます。


by. 桜井章一氏

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不登校児だとか、
引きこもりという状態がそうです。

不安とか恐怖で立ち止まってしまうということは、
その過去のことに捕まってしまっているということです。

なぜ捕まるかというと、
それは自分の中で
「特別なできごと」
だからでしょう。

人間というのは悲しみも苦しみも
「特別なこと」
にした瞬間から、
そこに捕まって忘れ難くなる。


by. 桜井章一氏

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動いていけば、
今は「特別に濃い」ものも、
自然と「薄まって」いく。

生きていくということは、
車の車窓から景色を見るように、
良い景色も悪い景色もどんどん後ろにすぎて薄れていくようなものです。

立ち止まっている状態というのは、
わざわざ悪い景色のところに停車して、
それを延々と眺めて落ち込んでいるようなもので、
時間の無駄なのです。

私は使命感のように、
ある意味では本能のように、
動かないと飯は食ってはいけないという気持ちが強くあります。


by. 桜井章一氏

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「動ける」ということは、
とてもありがたく、
健康であるという証なのです。

仕事より大切なことはこの世にたくさんある。

たとえばそこでおばさんが転んで倒れたならば、
仕事があったとしても助ける動きをするのが普通でしょう。

逆に言えば、
そういうときに動けることが心の面も含めて健康的であるとも言える。


by. 桜井章一氏

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また、単純に人は
「動かないとつまらない」ものです。

しかし打算がない子どもの無駄に見える動きの中に、
ハッとする輝きがあるのです。

大人になってもそういう動きができるといい。

しかし、ずっと止まっていると、
美しい景色も普通のものになってしまう。


by. 桜井章一氏

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人は生きている間にするべき使命も、
果たさなければいけない義務もあります。

人はやることがたくさんあるのです。

いま自分は動いているか、
止まっているか。

一つ一つの自分の動きを確認してみてください。


by. 桜井章一氏

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それ(「私を疑え」、「私なんかたいした人間ではない」)
は紛れもない事実だし、
私はある意味、
自分の中で、
バランスをとっていたいのです。

「自」と「他」と「公」、
そして「内」と「外」、
「表」と「裏」……

さまざまな場面でバランスをとるよう気をつけているので、
余計にそんな言葉が出てくるのかもしれません。

上げられたら落としたくなるのです。


by. 桜井章一氏

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