遠くにあるものばかり望んで君は身近にある大切なものを失っている

■精神力 ―強くなる迷い― -青春新書-

ぐるりと回転してるわけです。

つまり、自然界では生命を奪い合っているのではなく、
与え合っているということになる。

生きるための最小限の競争を私は否定しません。

しかし、競争がいつしか争いに変じていることに
多くの人が気がついていません。


by. 桜井章一氏

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争えば、最終的にどうなるか。
滅びが待っているだけです。

学問は人間の幸福を約束するものだったはずが、
“学問のススメ”をやればやるほど自然が消え、
子どもたちは妙な事件を起こす。


by. 桜井章一氏

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自然というのはじつに多くのことを私たちに教えてくれます。

生きることの厳しさ、競争の背後にあるバランス。
分け与えるという事、そして調和……。


by. 桜井章一氏

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この世の中、充分すぎるほど便利になっている。

物事には、原因があり、過程があって、
結果を生じるというサイクルがあるよね。

この中からもっとも大切な過程が、
どんどんおざなりになっている。


by. 桜井章一氏

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努力や工夫といった過程を評価しなくなっているから、
こうした事故が起きるんだよな。

不幸、悲惨な境遇にある人々を救う科学技術ならばいいでしょう。


by. 桜井章一氏

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私の場合、電気や機械が好きになれない。

そうしたハイテクと言われるような物が、
人を狂わしているような気がしてならないんだ。


by. 桜井章一氏

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結局、人は自分の首を自分で締め、
人類は絶滅の道を進むしかない。

人間は自然サマによって生かされているという
謙虚で当たり前の考え方をもつことが本来の姿じゃないか。


by. 桜井章一氏

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決して科学や技術によって生かされているのではないことを
みんなが自覚しない限り、人間は本当に救われないと思いますね。

結論を言えば、自分の道は自分で選び、
切りひらいていくしかないってことだな。


by. 桜井章一氏

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職業には貴賤はないといいますが、
じつはあるのです。

私流に言えば、本物の仕事とニセ物の仕事。


by. 桜井章一氏

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世の中には無知ゆえのミスもあるよ。
これは罪だね。

しかし、もっとも恐ろしいのは知るゆえの悪行だ。
これは悪魔だよ。

悪魔ってのは何でも知っていてやってるわけだろう。


by. 桜井章一氏

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しかしな、よく考えてみると、
いまの世の中1人1人がちっこい政治屋だし、経済人だもんな。

そして小役人根性を持っているだろう。
いつから政治と経済が善とされてしまったんだ。

それをみんなで追い求めているのが、
いまの社会だから悪魔が多いのもしょうがないのだろうか。


by. 桜井章一氏

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やり切れない虚しさが残るっていうけど、そりゃ当然だよ。

なぜかというと、君がやっていることは、
自分が本当にやってみたいことじゃないからさ。

つまり、流行だとか情報だとかに振りまわされてきただけだから、
何ひとつ、満足、納得できないわけだよ。


by. 桜井章一氏

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それと、君ががんばってやってきたことの
根本の動機が不純であるということ。

不純な動機で行動しても虚しいのは当然だ。


by. 桜井章一氏

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まず自分の道を歩いているようでひとつも我が道を歩いていない
自分というものに気づきなさいね。

遠くにあるものばかり望んで君は身近にある大切なものを失っているぜ。
だからやり切れなく虚しいんだ。


by. 桜井章一氏

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男の子には冒険する気持ちは大切だけど、
男の野望なんては、裏を返せば欲のかたまり、
決してかっこいいものじゃない。

人よりも良くなりたい、という欲が屈辱を生む。

だったら、その根本である自分という人間を変えないかぎり
虚しい人生を歩むだろうよ。


by. 桜井章一氏

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