心が動かないよう硬く固定しているのは、紛れもなく固定観念である。心は自然に近い環境に置かれるとしなやかな強さを持つが、人工的な環境に置かれるともろくなるというある種、普遍的な法則を持つ

■「人生を変えるシンプル思考」77 ~”20年間無敗の雀鬼”が明かす77の思考~ -宝島社-

心が動かないよう硬く固定しているのは、紛れもなく固定観念である。心は自然に近い環境に置かれるとしなやかな強さを持つが、人工的な環境に置かれるともろくなるというある種、普遍的な法則を持つ

自尊心というのは、
自分が一番と思う心である。

私にとってそれは自分を二番目に置くことだ。

では私にとって一番にくるものは何だろうか。

それは、危機に瀕している見ず知らずの人なのかもしれないし、
自分に命を恵んでくれた自然かもしれない。


by. 桜井章一氏

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二番目に自分がくればどんな危機に陥ろうと、
どんなミスをしようと、
どうってことないと思える。

二番目に自分を置くという姿勢は、
紛れもなく私の生きざまになっているのだ。

だが、愛という言葉で語られるものにはごまかしがあると私は思う。

愛の本質はいい換えれば
「所有欲」だからだ。


by. 桜井章一氏

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所有欲としての愛は、
必ず見返りを求める。

自分が愛する対価として相手にも愛を求めるのである。

愛の代わりに「温かさ」
があればそれでいいと思っている。

「心温かきは万能なり」
ということを昔から私はいっているが、
まさに心に「温度」があれば人は救われるのだ。


by. 桜井章一氏

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そんな適温の心を互いに持ち合うことができれば、
人には愛などいらないのである。

人はどんな立場にあっても不安から逃れることはできない。

具体的に対処すべき不安については、
時間をかけないことが必要だ。

できるだけ不安が小さいうちに対処しておかないと不安はどんどん大きくなる。


by. 桜井章一氏

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だが、背中を向けてそれを避けるようにするとかえって不安は膨らむものだ。

不安に対してはその懐に進んで飛び込んでいったほうがいい。

不安というのはじつはマイナスだけのものではない。

それは人が未来において被りうるリスクを知らせるサインであり、
具体的な防衛策を講じるきっかけになるからだ。


by. 桜井章一氏

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20年間無敗の雀鬼・桜井章一氏が語る、勝負の土俵で強さを生む「緊迫感」の源。日常の現場感覚を極めることで、相手との一体感や勝負そのものとの一体感が生まれます。「考えるな、感じろ」という言葉に込められた意味、そして調子を狂わす雑音を断ち切る「円に広げる集中」の最高の姿を解説します。

つまり、不安とは、
生物として生き残るために本能的に備わっている能力なのである。

不安はまた自分を成長させてくれるエンジンのような役割も持っている。

たとえば、スポーツ選手が試合でちゃんと自分の実力が発揮できるか不安が強ければ、
その不安を打ち消すためにいっそう練習に励むはずだ。

不安はそれをいかにうまく活用するかが重要なのであって、
不安を一方的にマイナスのイメージでとらえるのは損な話なのだ。


by. 桜井章一氏

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そもそも「心」が「折れる」のは、
心がとても硬い状態にあるからである。

本来、心というものは柔らかく、
形の定まらないものであるはずだ。

心が動かないよう硬く固定しているのは、
紛れもなく固定観念である。

心の折れやすい人が増えているのも、
固定観念を山のようにたくさん抱えている人が多いからに違いない。


by. 桜井章一氏

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どんなときでも臨機応変に柔軟な考え方ができれば、
マイナスの出来事が降りかかっても柔らかく受けとめられ、
衝撃も少ない。

ネットの発達によって膨大な情報が社会に溢れ、
価値観の多様化といった現象が起こっているはずなのに、
いまの人は自分の価値観を狭いところへ、
より狭いところへと閉じ込めようとする傾向がある。

心が折れやすくなっている大きな原因が固定観念を持ちすぎることにあるなら、
そうならないために必要なのは、

①世間がよかれと思っている常識的な価値観を絶対化しないこと
②その思い込みを現実に複雑に絡ませないこと

である。


by. 桜井章一氏

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20年間無敗の雀鬼・桜井章一氏が語る、人生における「楽」と「厳しさ」の選択。楽な道を選ぶ者は必ずダメになる。困難やリスクへの挑戦こそが人生のお守りになるという哲学を説きます。勝負を制する「相互感」「時の感覚」の極意や、不得意分野を改善することで攻守力が飛躍的に高まる理由を解説。

シンプルで柔らかな心をできるだけ固定させないで維持する。

その状態こそがもっとも強いのである。

「折れない心」を持つには、
心がどのような方向に向いているかという
“心の向き”がとても大事である。

こうした人たちの心は、
成功、お金、名声といったものに向いている。


by. 桜井章一氏

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だが、このような方向へ心の照準を合わせるほど、
心は折れやすくなると思う。

その理由は二つある。

一つは、これらの目標は多くの人がめざしているので、
必然的に競争が激しく、
その結果、単純に挫折する確率のほうが高いこと。

もう一つは生き方が自然から離れた極めて人工的なものになるからだ。


by. 桜井章一氏

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心は自然に近い環境に置かれるとしなやかな強さを持つが、
人工的な環境に置かれるともろくなるというある種、
普遍的な法則を持つ。

たとえば、いまのように溢れんばかりのモノや情報が何もない時代、
すなわち、人が自然のなかで野生の生き物たちと共生していたような時代に心を向けてみるのもその一つだ。

彼らには夢や目標はなかったかもしれないが、
それでも空虚になったり、
不幸に陥るなんてことはさらさらなかったはずだ。

何もないにもかかわらず、
彼らは自分の命を瞬間、瞬間を淀みなく生きたのではないだろうか。


by. 桜井章一氏

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雀鬼・桜井章一氏の言葉から「本当の強さ」と「旬」を捉える重要性を学ぶ。勝負の世界で求められる、目に見えない強さと瞬間を捉えるスピードとは何か。過去や未来に囚われず、「今」を大切にする現場感覚を養い、心技体を一体化させるヒントを探ります。

何もない時代にいた人たちの生き方や環境には、
心を折らすものがあまりなかったに違いない。

もしあなたがはっきりした理由もわからず息苦しさを感じるなら、
心は間違った方向へ向いている。

そういうときは少しでも、
人工的な環境から離れてみてほしい。

スポーツではどこに重心を置くかで動きが変わってくる。


by. 桜井章一氏

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いい動き方をする選手ほど、
必ず重心は下のほうにある。

重心が下のほうにあるといいのは、
生き方も同じだ。

考え方にしろ、
行動の取り方にしろ、
重心が下のあるほうが確実で無駄のないものとなり、
安定感も増す。

逆にいえば、
人間が重心をいちばん上の頭に置くようになったからこそ、
科学が進歩し、
文明が発達したともいえるだろう。


by. 桜井章一氏

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だが、頭に重心を置きすぎた社会はある意味、
とても不安定だ。

重心が上にある社会は金融経済危機や大きな自然災害があったときには、
ひとたまりもない。

つまり、頭に重心を置いた生き方は、
この文明社会を生きていく上で大きなメリットを得ながら、
片や非常に大きなリスクも背負うことになるのである。

重心は、頭でなく腹の下に置くべきだと私は思う。


by. 桜井章一氏

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重心が頭にありすぎると、
他人への大事な気遣いができず、
人間関係が悪くなったりする。

一方腹の下に重心があると気持ちに余裕が生まれ、
人間関係も良好なものになる。

また重心が頭になるとさまざまな変化にもいちいち考えて対応するので変化についていけなくなるが、
腹の下に重心があれば柔軟で素早い対応ができるだろう。

重心を下に置くことは心身をシンプルにしてくれる。


by. 桜井章一氏

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