「諦める」とは、ものごとをシンプルにする「見極め」であり、前向きな「決断」のことである。仕事や生き方というものは、シンプルに徹するに尽きる

■諦める技術 伝説の勝負師が極めた強さの本質 -ポプラ社-

「諦める」とは、ものごとをシンプルにする「見極め」であり、前向きな「決断」のことである。仕事や生き方というものは、シンプルに徹するに尽きる

勝負師であれば最後まで勝負を諦めたり、
見切ったりしないはず。

だが、勝負事においてこの
「諦め」という「見切り」
は実はとても大事なことで、
勝負どころの肝となり、
見切ることで勝ちを呼び込むこともある。

それ(諦める)は、
無責任に何かを投げ出すことでも、
やみくもに捨てることでもない。

「諦める」とは、
ものごとをシンプルにする
「見極め」であり、
前向きな「決断」のことである。


by. 桜井章一氏

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捨てるもの、残すもの。
手放すもの、大切にするもの。
見切るもの、追い続けるもの。

それら両方に向き合いながら、
本当に必要なものを見極めた上で、
不必要なものを取り去る。

執着することの愚かさに気付いてそれを手放す。

ものごとを肯定的にとらえるために、
マイナスの要素を諦め、
受け入れる。


by. 桜井章一氏

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新しい道を切り拓くために、
これまでのやり方を捨てダイナミックに変化する。

そんなさまざまな「諦め」は、
間違いなく私のこれまでの人生をいいほうへと導いてくれた。

うまく諦めることができず、
何かを得ようという欲や、
うまくやろうという思いばかりが先立つ人の視野は狭くなり、
肩に余計な力が入る

状況は複雑になり、
新しいチャンスを見逃す。


by. 桜井章一氏

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いざというときに、
力を伸びやかに発揮することがかなわない。

仕事や生き方というものは、
シンプルに徹するに尽きる。

欲や執着、こだわりは、
できることならなるべく少ないほうがいい。

何かを得よう、増やそう、
複雑にしようとする自分を脇にやり、
贅肉をそいでシンプルに核をとらえる。


by. 桜井章一氏

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ものごとをシンプルに考えることができれば、
やるべきことは少なくなり、
仕事は速くなる。

煩悩という荷物を少し下ろせば、
心穏やかに、
軽やかに生きられる。

そんなシンプルな人生をつくるには、
「よい諦め」をすること。

何かを上手に見切り、手放し、
ときに逃げ、捨てるという
「諦める技術」が、
もっとも重要な鍵を握るのである。


by. 桜井章一氏

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上手に見切り、
窮屈なものを捨て、
人生をシンプルにする。

いい「諦め」は、
軽やかで自在な人生を導く。

そんな「諦め」を日々重ねていけば、
あなたの人生はきっと大きく変わっていくことだろう。

膨張していく上り坂の時代とは違い、
下り坂の時代にあってはすべてが縮小していく。


by. 桜井章一氏

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その結果、
小さなパイを分け合うことになり、
手に入るものは確実に減っていくのである。

そんな状況では、
「頑張る」とか「努力する」
といった前向きな姿勢が度を過ぎれば、
大きなストレスを抱えることになる。

努力に見合った成果が得られるという確率が低くなるからである。

もちろん、前向きな姿勢そのものはいいことに違いないが、
一方で「頑張る」ことから余分な力を捨てなければ、
おかしな方向に行ってしまいかねない。


by. 桜井章一氏

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上り坂より下り坂のほうが力を抜く必要性が高いのは登山と同じである。

登山は上りよりも下りのほうが注意が必要である。

登るときよりも下るときのほうがバランス感覚が強く求められるのだ。

そんなときに頑張ろうとして力が入ると、
体が強張ってバランスが悪くなってしまう。


by. 桜井章一氏

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■手離す技術 ~20年間無敗、伝説の雀鬼の「執着転換力」~ -講談社- 思考の世界に深くはまってしまうと、 必然的に思い込み...

下りるときは、
力を抜いて体をできるだけ柔らかくしなければならない。

余分な力が入りそうになったら
「無理」や「頑張り」
をサッと捨てる。

そうやって柔軟に力を加減することが下り坂の時代を生き抜く鍵だ。

山を登るときは周りの景色をゆっくり楽しむ余裕はないが、
下りは足元に広がる景色を悠然と味わうことができる。


by. 桜井章一氏

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それと同じで、
下り坂の時代には下りならではの人生の楽しみ方、
味わい方があると思う。

余分な力を捨てることは、
そんな下り坂の時代を充実させ、
味わって生きるのに欠かせない姿勢なのである。

頑張り過ぎているなと思えば力をふっと抜いてみる。

身の丈に合わないものを求めすぎているなと思えばこだわりを捨てサッと諦める。


by. 桜井章一氏

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これからの下り坂の時代を歩いていくには、
そんな加減のいい「力の捨て方」
を携えておきたいものである。

選択肢の多さは人を不自由にする。

本当に必要なものか、
問いを重ねて等身大の自分をとらえよ。

今日、等身大で生きることが難しくなっていることの大きな理由として、
情報があまりにも多すぎる環境がひとつ挙げられる。


by. 桜井章一氏

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■そんなこと、気にするな 20年間無敗・伝説の雀鬼の「惑わされない生き方」 -廣済堂- 世間で「ダメだ」と言われているような人...

受ける情報の量が多いほど欲望は刺激され、
膨らんでいく。

だが欲望の数が増え、
大きくなるほど、
必然的にかなえられないものがたくさん出てくる。

かなえられない欲望をあっさり捨てることができればいいのだが、
それが難しいから葛藤が生じる。

お金で買えるものならまだいいが、
憧れや欲求の対象が人物や生活スタイルとなるとそうはいかない。


by. 桜井章一氏

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生き方や人生ともなると、
それ相応の努力や才能が求められるからだ。

だから、その欲求が満たされることはほぼない。

その意味で、
こうした環境に生きる現代人は不幸である。

だがいまのように生き方の選択肢がたくさんあってそれを自由に選べるという時代は、
それゆえにこそかえってしんどいに違いない。


by. 桜井章一氏

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なぜなら人一人ひとりの努力や才能には限りがあって、
それに見合った生き方の選択肢はおのずと限られたものにならざるをえないからだ。

当然そこには自分の理想と現実の大きなギャップが生じ、
さまざまな葛藤や迷いを心に引き起こすことになるだろう。

本来、自由とは不自由から生まれるものだが、
いまはそれが反対になっている。

それには目の前に現れる一見数の多い選択肢をスパッと切り捨てることが欠かせない。


by. 桜井章一氏

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