死んでしまうより、這いつくばってでも生きていくほうがよっぽど辛い。しかし、それが生きていくということなのです。私の師匠は「自然」だと思っています

■手ぶらで生きる術 ~忘れ上手は生き方上手~ -竹書房-

死んでしまうより、這いつくばってでも生きていくほうがよっぽど辛い。しかし、それが生きていくということなのです。私の師匠は「自然」だと思っています

そして仮想の経験を経ていく中で、
根拠のない万能感が募り「自意識」
はますます肥大化していったりするのです。

この自意識を強化して膨らませることを、
プライドと取り違える人が多いのです。

自意識 = プライド という感覚で生きていると、
プライドが自分にとってものすごく大事なもの、
もっと言えば自分という存在の根っこである、
という感覚にもなりやすい。

そうなると、
なにかプライドがひどく傷つけられたと思ったとき、
自分そのものである「命」と交換に、
プライドを保とうとするようなことも起こってくるわけです。


by. 桜井章一氏

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つまり、自殺する人のほとんどの原因は
「プライド」だと私は思う。

プライドが追い込まれているわけです。

やっぱりそこから派生したプライドの著しい損傷が、
自らを死に追いやっているのです。

死んでしまうより、
這いつくばってでも生きていくほうがよっぽど辛い。


by. 桜井章一氏

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しかし、それが生きていくということなのです。

いよいよ自殺しそうになったときに
「プライドが傷つけられたから死んじゃうんでしょ?」
なんて引き止めたところで間に合いませんから、
早く気づいてほぐすことです。

誰しも急に自殺したい気持ちになったわけじゃなくて、
長い間苦しみながら持ちこたえて生きてきている。

だからその間の時間を肯定してあげることです。


by. 桜井章一氏

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「プライドが傷ついたり、
親が失望したりしたかもしれないけど、
それでいいんだよ」と。

そして物事には適温というものがあります。

ほぐした後は、
熱すぎず寒すぎず、
その子が生きていきやすい適温を与えてあげるのです。

そんなバリエーションに富んだものを、
どこかで聞いたようなマニュアル的な解決法で、
いわゆる「公式」のようなものに当てはめて解決しようとしても、
うまくいくわけがありません。


by. 桜井章一氏

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さらにこんがらがって、
新しい悩みの種や病の原因をわざわざ増やしているようなものです。

「悩む」ということは、
必ずなにかその元となる根本的な障害があるはずなのです。

しかし人は悩んだとき、
安易に解決しようとする。

それで、表面的に起きた問題や悩みだけを単体でとらえて、
ああでもない、
こうでもないと解決策を考えるのですが、
それでは解決するはずもないのです。


by. 桜井章一氏

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雀鬼・桜井章一氏の「信頼と安定」論。人を裏切らない信頼こそ社会の安定の元。行動は**「準備・実行・後始末」**が円につながる。特に後始末にこそ本当の学びがある。自分との約束を守り、信念を持って安定している者が真の強さを得る。

たとえば人間関係の悩みにおいて
「根本的」な解決法とは、
そもそも「人間関係とはなんだろうか?」
という問いに対する答えを知ることです。

人間というのは元を考えれば誰しも未熟者同士なのです。

未熟者同士が集まってなにかをやれば、
未熟なことが起こるに決まっている。

だからこそ、
そこで協力し合って、
未熟なところを少しでも改良して進んでいこうというのが、
人間関係の根っこにあるものです。


by. 桜井章一氏

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つまり、最初から人間関係とは未熟なものだし、
理想的な人間関係なんてないわけです。

それをあると思うから
「なんでこんなことになるんだろう」
と腹も立つし悩みにもなる。

諦めて投げ出すのではなくて、
「お互い未熟なもの同士だけど、
ちょっとずつ力を出し合って工夫すれば、
少しは分かり合えるし、
少しは良くなるよ」
というぐらいの感覚を持って努力すればいいのです。

少しずつ力を出し合って事態が良くなっても、
気を抜いたり、
安心したり、
それでいいやと思っていると、
また関係はバラバラになってくる。


by. 桜井章一氏

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人間はいつまでたっても100%完璧な状態にはならないという前提で付き合うべきなのです。

しかし「愛」という感情だけで解決するほど、
人間は単純ではありません。

むしろ、そこに「愛」という名の、
歪んだ執着があるからこそ人間関係の問題は起こるのです。

だから人間関係を円滑に進めるために、
「愛」というものをうまく使おうとする人がいますが、
そうすると余計にややこしいことになるのです。


by. 桜井章一氏

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雀鬼・桜井章一氏の「強者と修正力」論。強者と弱者の違いは状態の悪さを修正する力にある。ミスを認め罰を受け、リセットではなく**「修理(リペア)」する感覚で修正を重ねる。勝負の場から「オリない」勇気、相手に「近づく」間合いの取り方、そして「骨」**に通じるコツが勝負の根幹をなすと説く。

人間関係の悩みを本当に解決したければ、
他人に過剰に期待するのは止めて、
まず自分自身が思いやりを持って相手に当たることです。

ちょっとずつでも歩み寄って努力したという経験こそが、
明日に繋がる財産となるのですから。

そのこと(我々は元々生き物として「ニセモノ」)は、
人間同士で見ると分からないだけであって、
自然の生き物の中にいれば、
まったくニセモノであることがよく分かる。

私の師匠は「自然」だと思っています。


by. 桜井章一氏

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私の趣向や生き様は人様が教えてくれたものではなくて、
風が後押ししてくれただけだと思う。

今日は今日の風が吹いている。

その風の流れに耳を澄まし、
従ってきただけのことなのです。

その「時」に合わせていろいろな動きをする。
そういう雪を見ていて私は学ぶ。


by. 桜井章一氏

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『上から落ちてくるものは、
縦に落ちるだけじゃないんだ。
横にも流れるんだ』

『ああ、あっち側はよく日が当たってるんだな。
時間や場所で、
自然の環境は違ったりするんだろうな』

『ああ、やっぱりエネルギーのぶつかるところは、
ものすごい勢いが生じるんだな』

自然はいつでも大事なこと教えてくれます。


by. 桜井章一氏

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雀鬼・桜井章一氏の集中力と一体感の哲学。「集中とは意識が全体に広がり、ものごとの全体を捉えられる状態」だと説く。麻雀の本質は攻撃と守備のバランスであり、「勝ちたい」「負けるかも」という偏りを捨てた一体感こそが、相反するものを同時に出し、真の強さを生み出す鍵である。

花が咲いたのを愛でて
「きれいだな」というのとは、
それはまた違うものなのです。

その雪の中ではヤマガラとかシジュウカラといった小鳥を見ましたが、
彼らの動きは本物です。

彼らは本能的に間違いのない、
無駄のない動きをしています。

それに比べれば、
人間というものは同じ生き物としてまったくのニセモノと言わざるを得ないでしょう。


by. 桜井章一氏

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私はずっと自然に近づきたかった。

「鳥に習いたい」、
「魚に習いたい」、
「風に習いたい」、
「雲に習いたい」、
そう思って生きてきた。

人は全然本物ではない、
まずその自覚から入っていかないと、
環境問題にしてもさまざまな政治や経済の問題にしても、
人は本当の解決への道には辿りつけないんだと思います。

やっぱり人間は生き物ですから、
感情を持つことは自然なことで、
感情に恵まれている方がいいのです。


by. 桜井章一氏

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変に我慢しすぎることは不自然になる。
素直、自然が一番です。

しかし、今は大人になるにつれて
「感情」より「理性」
を重んじる教育をしています。

しかし感情を失わせる教育が、
逆に心の病を生んでいる。

生き物としての不自然さはどこかで歪みが来る。


by. 桜井章一氏

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