逃げる魚を追いかけていては、突けません。振っても、平気になりなさい。自分が切ったら、もうツモる心構えでいるのです

■なぜあの人は強いのか -東洋経済新報社-

逃げる魚を追いかけていては、突けません。振っても、平気になりなさい。自分が切ったら、もうツモる心構えでいるのです

「そういう時(オープンにしてやりたいぐらい)は余裕たっぷりだから、簡単に上がれます」

「人間は、悪いことは、生きざまの中ですべて隠します。
いいことはみんな言います。
だから、いい麻雀というのは、隠さない麻雀ということだよと言うのです。
ところが世間の麻雀は、みんないかに隠すかをテクとしています」

「男として、情けなくない麻雀を打て。それだけだよ」

「それが余裕につながってくるのです。
余裕があれば勝つに決まっているのです」


by. 桜井章一氏

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「アメリカのガッツは『動』です。
スポーツも『動』です。
普通の人間ができない力強さを見せる。
ところが、剣術のほうは『静』なのです」

「そこでもし『あなたは格闘家だから、動ですね』と言ったら、彼は『オレを分かっていないな』と思っただろう。
『静ですね』と言っても、『うーん、ちょっとな……』と思ったはずです。
「動」と「静」のほかに、「流」という世界があるのです。
もっと上には「光」があるのかもしれない。
ヒクソンには、動から静に入るし、動の世界があって、また静かなすごさがある」

「『流』というのは物事の流れです。
結局は自然です。
自然はすべて流れている。
何万年、何億年、流れているのです。
それは大きなものだし、強いものだし、オレたちは絶対かなわない」

「肉体だけ鍛えて成り立つ世界では、自分を救えないのがわかっているのです。
救うためには、精神を入れないとバランスがとれません。
彼らは当然鍛錬して肉体は強いのですから、そこに精神を入れてバランスをとる。
だから、ほかの選手よりも強いということになるのです」


by. 桜井章一氏

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「道具を使うと、自然と1対1の勝負ではなくなります。
水族館にいるようなもので、中に入りすぎてしまうのです」

「人間は、すぐ以上のことをやろうとして、器具をつけて奥に入ろうとします。
が、それは自然界を侵していることになるのです」

「仕事があると、精神的にバランスを崩すのです。
物事を考えれば考えるほど、バランスを崩す。
それを埋めるためには、肉体を使うほかないのです。
精神が忘れたものを、やらないわけにいかない。
そうすると、どうしても海とか山になります」

「お願いします。いいですか?」


by. 桜井章一氏

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「ダメだ」と海に言われれば、入らない。
「いいよ」と言われれば入る。

そして、出た時には必ず
「ありがとうございました」と言う。

「そうすると、オレが海に潜って遊んでいるのではなく、本当に海が遊んでくれているなと感じるのです。

子どもの時に、オヤジさんとかお母さん、あるいはきょうだいに遊んでもらっているという感じです。
自分の中ですごく救われていくのです」


by. 桜井章一氏

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(魚が、逃げないからだ)
「逃げる魚を追いかけていては、突けません」

「みんなは(サメは)怖いと思っているけど、オレは怖いとカッコいいの両方なのです」

「動物が逃げるというのは、怖いものから逃げているのです。
強いモノには、安心だと思って寄ってきます」

「犬も、その家の一番安心な人のところに来ます」


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流 無敵の勝負論 -青春出版社- 基本動作を身につけるために必要なのは素直と勇気だと私は思っている。本当の無敵とは、いやだという...

「うちの家族、息子がオレを好きになってくれるのは、怖さと強さの両方ある中でも、特に『強さ』の部分です。
これが『怖さ』だけなら、逃げます。
いくらなんだって、毎日怖い人のそばにいたくないですからね」

「今の男どもがダメになったのは、権力志向になったからです」

「本来の強さに対するあこがれがあれば、権力を本当の意味で許さなくなります。
しっかりした信念を持てるようになります。
そうすると、いじめだとか小さいモノに対して殴ることはなくなる」

「弱いのはわかっているから、いくら悪いことをしても、オレは殴ったりしない」


by. 桜井章一氏

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「でも、普通の人は、個人的には弱者です。
それがみんな正反対になっている。
権力が来るとやらないくせに、弱い者に行く」

「何をとっても、自然は強いですね」

「木一本育てるにも、土を与えるだけで親ヅラをしています。
土が、出世するための勉強だとしたら、教育ママなんてのは、土だけを与えているようなものです。
土だけ与えれば木が育つと思い込んでいる。
そうすると、かたよった子になるのです」

「そういうヤツらが勉強だけで出世して、外務省なんかに行くから、ロクなことをやらない。
正しい勉強をし、正しい知識を得た者が、なぜ悪いことをするのか。
教育を受けていない人が、悪いことをするのならわかる。
知識や学問が正しいと言い切れるのなら、それを得た者は悪いことをしないのが本当です」


by. 桜井章一氏

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(東大や一橋大から講演に呼ばれる)
「おまえらは頭がいいの?
頭がいいというのはどういうことなんだ。
悪いことを考えないのが、頭がいいということじゃないのか。
悪いことを考えるのは、頭が悪いということじゃないのか」

「おまえらの学校を出たヤツらが悪いことをしている。
本当はおまえら、頭が悪いんだ」

「どうも一つのモノを与えられて、そればかりやりすぎたというかたよりがあるのです。
そうして大人になった時に、傾いて、バランスを崩して、結局は心の病を持つ。
そういう子が非常に多くなっていますね」

「それが基本動作なのに、その基本を忘れて、テクニックばかりを、先に教えているのですね」


by. 桜井章一氏

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■壁をブチ破る 最強の言葉 -ゴマブックス- それは、たぶんたいへんなことです。でも、たいへんなのが人生です。なぜ、こんなにたいへんな...

「悲しい時に、どのくらい悲しいのか、自分ではわかりません」

「この悲しみはどのくらいのものだろう」と思ってパイに触れると、その度合いをあらわしてくれる。

「これは大変かもしれないぞ。おまえ、2~3日は泣いていいぞ」と、
パイに言われたこともある。

「心のどこかが、弱くなっている」
ということをあらわしてくれていた。


by. 桜井章一氏

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「自分のバランスの狂い」
もあらわしてくれる。

「だから、いつもありのままでいることにしているのです」

「時間をとられると、感性はどんどん離れていきます。
芸術家だって、時間をかけて1枚の絵を描いていたとしても、描くものは瞬間に決まっています。
瞬間で決まったことを、時間をかけて描きあらわす。
その瞬間で見る目が、芸術家にはあるのです」

「芸術家の、その瞬間の感覚の鋭さが、すばらしい絵に変わっていく。
瞬間というのはとても大切なのです」


by. 桜井章一氏

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「今の親御さんは子どもさんに『よく考えるんだよ』と言います。
それが、感性からどんどん離すことになってしまうのです」

「間を延ばしているのですね。
間をはずしているから、そこに間抜けなものが出てくるのです」

「偉い人と会う時は待たせるわけにはいかないのに、下のヤツだから待たせてもいいだろうという感覚が人間のテクニックです。
そうではありません。
誰でも一緒ですから、一緒の卓に座った人に対しては、上だろうが下だろうが関係なく、待たせないように早く打つために、2秒間で打つ」

「人間には不安があります。
これは消えません。
生きるということは不安です。
だから安定を求めるのですが、不安は、時間をかけると恐怖になります」


by. 桜井章一氏

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■運命を変える 本物の言葉 -ゴマブックス- 目的意識を持ってしまうから、人間はダメになるのです。おかしいのは、普通と違うからおかしい...

「怖さにかかると、体は縮こまってしまいます。
思ったことは何もできなくなります。
必要以上の怖さを感じると、自分ではなくなってしまうのです」

「時間を使ったら、そこには愛がない。
不親切です。
不誠実になることもある」

「振っても、平気になりなさい」と教える。
「振り込まないようにしなさい」
ではない。

「それが、時間をかけられると、『ああ、損した』とか『どうにかしなきゃ』『参っちゃったな』となります。
時間がなければ、そういうイヤな気持ちが入り込みません。
みんな、時間をかけると、いいことが起こると思っています。
が、時間を使うと、逆にイヤなものが入り込んでくるのです」


by. 桜井章一氏

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「切ったら、ツモれ」

「自分が切ったら、もうツモる心構えでいるのです。
だから、すごく速い。
『切ったら、ツモる』という心構えで行くと、十分余裕が出てきます」

「自分がツモったら、もう切る構えでいる。
人に迷惑になるから、手を出してはいけない。
心構えだけ速く持っていれば、起こることがみんな見えてきます」

「心構えをすることで、自然に場に起こってくる空気が見える。
本当に必要なものが見えてくるのです。
ところが、情報を見て、相手が何を切ったかと目を凝らして見ようとするヤツは、まず情報からはずれていきます」


by. 桜井章一氏

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「今の世の中というのは、何をやっても当たりません。
当たらない世の中だからこそ、何かカリスマみたいなものを求めたくなるのです」

「生活が貧しくて、明日食えないから、パンを盗んだというのなら、貧乏ゆえの事件です。
わけのわかる事件は、罪として起こす。
でも、わけのわからない事件が起こり始めている。
これからはもっとそれが起こります。
なぜかと言うと、こだわりがなくなったからです。
けじめがない。
『らしさ』がないからです」

「オレは、男の生きざまにこだわって生きてきた。
男らしく生きてきた。
おまえさんは人間だ。
オレも人間だ。
人間として生きることは幸せかもしれない。
それはそれなりの価値観だ。
でも、それはたったひとつです。
せっかく男として生まれたのだから、男という価値観にこだわりをいれたら、2つになって、2倍の喜びになる」

「それでも、やはり『らしさ』がないと無味乾燥なものに感じます。
冷たくも感じます。
それよりは『らしさ』があったほうが、相手にも感情を伝えやすいし、その人の生きざまもわかりやすいのです」


by. 桜井章一氏

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「男が男らしさを大切にしなくなった。
男は男らしさ、女は女らしさで生きる。
相反するものが共生するというのは、自然が教えてくれることなのです」

「女も、ファッションは女性に見えても、装いの中に入っている心だとか『女らしさ』の香りがする女性もまったくいなくなった。
つまり、わけがわからないのです。
人間がわけがわからないということは、世の中、わけがわからなくなって当然なのです」

「わけがわからない世の中に為るということは、病んでいるということです。
だからこそ、もっとこだわって生きたほうがいい。
こだわりをなくしたために、『らしさ』を失ったのです。
オレは、そこにすごくこだわっているのです」


by. 桜井章一氏

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