最悪の事態なんて、あって当然なのです。みんなラクを求めて毎日、頑張って苦しんでいる。不自由な中に自然があるのです。頑張ってやるんじゃなくて、素直に生きればいい

■なぜあの人は強いのか -東洋経済新報社-

最悪の事態なんて、あって当然なのです。みんなラクを求めて毎日、頑張って苦しんでいる。不自由な中に自然があるのです。頑張ってやるんじゃなくて、素直に生きればいい

「いいこと、悪いことに差をつけるのは、天のすることではありません。
人間だから、いいこと、悪いことを分けるのです。
もしも神様がいたら、いい悪いと分けるわけがありません。
実際、いいことをした人でも死ぬわけです。
悪い人でも生きて帰ってくる。」

「いいことをした人は、地運で助かるのです。
天運だけでは五分ですが、地運の部分では、いいことをしたほうが助かります」

「地運勝負と天運勝負の時があって、どちらの流れが出てくるかはわからないのです」

「麻雀をやっていると、これが本当によく出てきます。
地運は、自運でもあるのです」


by. 桜井章一氏

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「運が悪いと投げたりしないためにも、地運は必要なのです」

「そういうところで的をはずさない、バランスを崩さない、修正力を持つということが加わってくるのです」

「差があるといって、オレがふんぞり返るのではなく、差がない者に対して埋めていってあげる。
それが共存なのです」

「差がないなんて、ウソですよ。
ウソを教えている。
差を埋めてあげないと、差別になるし、いじめになります。
だから、学校は『いじめがない』などと言うのです。
歴然としていじめは起こっているのです」


by. 桜井章一氏

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「そうだね。たしかにウソは自分をごまかす。
ごまかしているうちに、自分がわけわからなくなるよね。
だけど、オレもウソをつくよ。
ウソをつかないのは人間じゃない。
人間だからこそウソをつく。
ひとつのウソをついたら、オレはあとの部分の正直を2倍にして埋める。
ウソをつかなくなるのではなく、ひとつのウソをついたら、ほかのことで2倍取り戻してバランスをとるんだよ」

「ウソをついたから罪だと言うと、その子はどこかで傷つきます。
やはり救われるほうへ物事を考えていかないといけないのです」


by. 桜井章一氏

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「ウソが、相手を救っている場合があるのです。
たとえば、人間には生来、違いがあります。
生まれつき感情の違いもあれば、愛情を受けた受けないの違いもあるでしょう。
いい人、悪い人もいます。
生来、性根が悪い人もいます。
生まれた時から、虫を殺したい、あるいは動物を殺したいという人は、だんだん人間も殺したくなる。
それはその人の姿です。
それを正直に生きなさいと言ったら、その子は虫を殺し、犬を殺し、人まで殺すようになります。
そこはウソをつかなければいけません。
ウソをついて、自分はそういうことをしてはいけないとごまかすことで救われることがあるのです」

「いい人間はごまかす必要がありません。
犯罪的な性格を持った人に『正直に生きなさい』と言ったら、犯罪をやって生きるほかなくなります。
だから、ウソは、ただ『いけないこと』ではなくて、ウソでごまかし、それが抵抗となって、救われる道になることがあるんです」

「宗教の教えだけなら、『ウソはいけない』でいいんです。
『ウソは泥棒の始まり』みたいになるのでしょう。
けど、その教えと現実を、的を射て見ることが大人にとっては必要です。
知識は正しいと思い込んでいると、本当に誤って、逆効果が生まれることがありますね」

(どう生まれるかは一種の天運であり、天運が導くアンラッキーさが、地運を鍛える)
「それがその人の本当の実力なのです。
なかなかそこまで人間、強くないですからね」


by. 桜井章一氏

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「麻雀を打っていて、調子のいい時は自分ではないのです。
自分がものすごくつらい時、苦しい時に、『ここまで当たるかな。普通だったら通るパイまで当たるかな』という時が一番楽しい」

「最悪の事態なんて、あって当然なのです」

「両方とも『当然』なのです。
『これはどうにか克服してやろう』とか『このピンチをしのいでやろう』などと言っても、そううまくはいかないのです」

「そうなると、たいていダメです。
『こんなことが起こるのは当然だ』と思ってやっていると、チップインしたりする。
その時も、『こうなって当然だ』と考える。
そのほうが逆に、ピンチをしのげるのです」


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流の行動哲学 ~「狂」の時代を回避せよ~ -三五館- 自然と調和して、自然の中にある摂理に逆らわないで、調和して生きればいいわけ...

「人間は、なぜイヤなことやピンチを2倍も3倍も膨らませるのでしょうね。
それがトラウマやイヤなものになっていくのです」

「人間には感情も大切です。
理性で洋服を着るのではなく、裸のままが感情であり、理性が装いです。
裸のまま、感情のまま生きれてばいいのです」

「ねたみなどの悪い感情は、比べてしまうとか、競争の原理から起こってきます。
相手に裏切られたということがあるのは、当たり前なのです。
けれども、早くそれをどこかに捨てることです。
それをいつまでも背負って歩いている人間が多い。
そういうのを背負っているから、イヤな野郎に見えてくるのです」

「表向きは成功しているから、多少立派な方なのです。
立派な方だからこそ、違った意味で相当苦しんだのです。
そこまで頑張ったことが苦しいのではなく、頑張ったために苦しいモノがたくさんできたのです」


by. 桜井章一氏

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「麻雀においても、悪党が4人そろって競ったら、その勝者は最も悪党です。
ずる賢いヤツが4人集まったら、その中でも、一番ずる賢いヤツが勝つ。世の中というのはそういう競争をしています。
誰が一番ずる賢いか競争して、一番ずる賢いヤツが勝っているのです。
不正の闘いをして勝った者が権力者や支配者になる。
だから、いつの世の中もトップクラスは悪いということになります。
勝つことは、善ではない。
競争の8割方は、悪いことで、正の競争はあまりないのです」

「本能の考え方はいいんです。
生きとし生けるものは、何かを得なければ生きていけない。
本能の中で生きていくと、あまりたくさん分捕るという感覚はなくなるはずです。
生を保つのに必要なだけの分量でいいということになる」

「ところが、人間は人工的なものが発展したために、必要以上に分捕るようになってしまった。
努力、工夫をして分捕ることが能力とされている」

「欲望を追ってかなえられた人は、世界中に一人もいないんです。
どんな大事業家だろうが王族・貴族だろうが、ナポレオンだろうが、欲望をかなえようとして全部かなえられた人はいない。
みんな、ないものを追っているのです」


by. 桜井章一氏

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「自然の欲望はいいけれども、計算づくの欲望には問題があります。
みんな合理的なのが正しいと思っているけど、そこには損得計算の人間関係とか、イヤなものがいっぱい入っているのです」

「仕事でも、合理性は大事じゃないんですよ。
仕事だから合理的にとかやっているから、自然に人間的なものを失ってしまう」

「本来の仕事はそういうものじゃないんです。
自分たちの生きる範囲内で必要なものをうるという感覚でなきゃいけない。
カッコいいことをいっているけど、本当のところは、仕事というのは、いかに分捕るかだよ。
アメリカだって、いかに分捕るかをやっているわけだ」

「進歩というのも、まやかしなんです。
便利になって自分がいかにラクになるかという発想です。
ラクになるという発想は、生きとし生けるものの中には本来ないんです。
虫にしろ植物にしろ、みんな厳しいところで生きている。
人間だけが自由やラクを求めている。
ほかの生き物は、ラクなんて求めていない。
生きることは厳しいことだということを前提にしている。
でも、人間は知識を使ってラクになろうとしている。
ラクということは便利だ。
便利になるということは進歩だ。
便利なものを発明すれば、誰でも必要とする。
人間の欲がそれに導く。
ラクと苦しいのとどっちがいいか?
みんなラクを求めて毎日、頑張って苦しんでいる」


by. 桜井章一氏

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■超絶感性 -竹書房- 麻雀の本質とは「流れ得」。なぜなら人は、麻雀の本質の困難さからかけ離れて、いつの間にか人間の本性で麻雀を捉える...

「人間が自然から離れたから、食えなくなったんです。
都会には、田んぼや畑がない。
植物もないし、ペット以外の動物もいない。
食べるものが手に入らない。
だから働かなきゃいけなくなる。
自然の近くに住んでいれば、そんなに働かなくても食える。
それがベストの生活です」

「便利を追求するおかげで、人間関係も便利な人を求めるようになってしまいます。
愛とか恋とか言っているけど、そんなものじゃない。
結婚するにしたって、なるべく『便利な旦那さん』がいいとか、『便利な奥さん』がいいとか考える。
そして、便利じゃないと離婚しましょうとなる。
愛で結婚しますとか、愛で恋人を求めますなんて言ったって、一番学歴がよさそうな人を選ぼうとか、一番働いてくれる人を選ぼうとか、一番優しい人を選ぼうとか、一番便利そうな人を選んでいる」

「それは、利用という感覚が生み出してしまった後遺症です。
利用すれば、便利がついてくるに決まっている。
便利なら、人間は利用するに決まっている」

「人間は感情の動物だから、そのまんまでいい。
感情を豊かにするのが、ベストです。
感情を殺して生きるヤツは、人間じゃなくてロボットになればいい。
怒りも寂しさも感じないような人間はダメだ」


by. 桜井章一氏

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「人間が感情を持つと扱いにくくなります。
そうなると、一番つらいのは権力者です。
だから、権力者は、感情のない家畜みたいな人間になれと言うのです」

「感情を出すと、いいも悪いも出てくる。
悪い感情が出てきたときに、それをストップできる力を愛と言うんです。
優しさとか思いやりが愛ではないんです」

「愛というものは、みんな言葉やセリフで知っているけれども、本当に『愛とは何か』と聞かれたら、みんなわからないんです。
感情を大切にして豊かにして感性を取り戻して、それでやっと気づくのが愛なんです。
感情がないヤツには、愛はわからない」

「不自由な中に自然があるのです」


by. 桜井章一氏

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「都会には人工的なものばかりで、自然なんてありません。
遠くのほうまでテントをかついで不自由して行って、やっと自然に巡り会えるのです。
自然というのは、とても不自由です。
みんな自然は自由だと思っているけれども、本当は逆なんです」

「便利になってもいいんです。
モノが豊富になってもいい。
だけど、怖くてしようがない世の中になってもいいかということです。
あなたの不安は消えないでしょう。
どこかで無差別に人を殺したり、テロが起こったり、いろんな問題が起こってくるんです。
あまりにも便利さを追求すると、一番困るのは自然さんだ。
地球が、一番不自由している」

「便利というのは、人間関係も利用関係にしてしまう。
イヤな関係が起こる。
利用されるってイヤだよ。
でも、人間は互いに利用する関係で生きているんです。
会社は社員を利用する、社員は会社を利用する。
愛社精神なんてないんだ。
利用できなきゃ辞めちゃう。
イヤな野郎がふえています。
友情なんて言ったって、本当のことを言うと利用関係だ。
夫婦の関係も親子の関係も利用関係だ。
愛の姿がどんどんなくなってしまった。
それは進歩を追いすぎるからです。
進歩と利用というのは、くっついているんです。
そのくせ、まだまだ人間は進歩しようとしている」

「生まれた時から便利な世の中に生まれちゃっている子は、人間性をはずされちゃう。
だから、人とのつき合いができない。
オレは不便の中で生きてきたから、大切心を持っている。
便利の中に大切心が育つわけがない。
不便だから、大切にするんです」


by. 桜井章一氏

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■雀鬼・桜井章一の究極奥義 無敗の手順 -竹書房- 發牌を止めることで、次の局もまた一牌が切り出せなくなる…その日和りの方が恐いわけ。...

「大切心も感謝心も、今は言葉であるだけで、実際には見られないんです」

「オレは足が折れていて、あまり歩けないから、山に登れないんです。
でも、山も大好きだよ。
できればエベレストに登ってみたいよ。
人間が勝手につくった自由なんか全部奪われてしまう不自由な世界に自分の身を置いたら、どんなに痛快だろうなと思う。
呼吸もよくできないし、考えたって解決できる場所じゃない。
そうすると、感じて生き延びていかなければならなくなる」

「大体物事の的を射るのは、感じると80%とか90%は当たる確率があります。
考えてやったことが当たるのは20%か30%ぐらいです。
だから、また考える。
考えて考えた結果、悩み、病んでいって、はずれるのです」

「相手が困っているなと感じたら、動いちゃう。
考えて動くヤツは打算的です。
偽善的だし、本当の愛でも思いやりでもない。
いい人というのはこういうものだと考えてやる人は、いい人を二重に装っているだけだ。
それより、感じるままに生きることです。
赤ちゃんは、考えていないからかわいい。
大人はかわいくない」


by. 桜井章一氏

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「オレは中谷さんを見て、何かを感じる。
考えて中谷さんを見てない。
感じまま見ていれば、中谷さんが見えてくる。
オレが思ったとおりの人だと思うよ。
考えたって、人のことは理解できないんだ。
感じたほうが理解できる」

「感じたら動く、それが感動です。
進歩ばかり考えない。
そこに感激が起こってくる。
それから感謝が起こってくる。
これは的を射るということだ。
考えるじゃなくて行動を大切にする。
感激とか感動とか感謝をしたい」

「これはみんな気持ちのいいことです。
動かなければ、感動は起きない。
厳しいほうを選ばなければ、感激は起きない。
きちっと的を射ていないと、感謝は起きない。
正しいほうへ向かってやると、感謝心が起こってくる。
正しいほうへ向かわないで、努力したり頑張っているから、人間に感謝心がなくなってくるんです」

「感性を大切にすると、素直が出てくるんです。
たとえば、植物はどうか。
植物は逆らって生きていない。
素直に明るいほうへ、水のあるほうへ、土のいいほうへ伸びようとする。
それで成長する。
頑張ってやるんじゃなくて、素直に生きればいい。
大人になると、それがなくなってしまって、素直じゃなくなる」


by. 桜井章一氏

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「オレは、寂しいほうへ、辛いほうへ動いちゃう。
そうすれば、的を射る、正しいほうを選んでいるわけだ。
1人がいじめられていたら、5人をやっつけるに決まっています。
とめられれば感謝が起こるし、感謝心が起きる前に、正しいことをやっているわけです。
でも、今の世の中は見て見ぬふりになっている」

「感動・感激・感謝という3つの感覚を持っていると、自然に正しいことをやるようになります。
ラクなほうを選ばない。
生きとし生きているものは厳しく生きているんです。
虫だって厳しく生きている。
それと同じような生きざまができるから、自然に生きられる。
考えないで行動できるから、自分の欲求が満足できるのです」

「危ないほうへ行くほうが、正しいからです。
いい悪いを見つけるというのはそういうことです」

「小を子どもと考えると、今の世の中は子どもに優しくないんです。
だから、子どもは居場所がない。
家庭にも学校にも、優しさがない。
そういう居場所のないヤツが大人になっていくんです。
オレはいつまでも子どもの味方だよ。
小の味方、普通の人の味方です。
大なんかクソくらえだ」

「考えることをなるべく少なくしろということです。
考えすぎたために、後悔する時代にいまになるよ」


by. 桜井章一氏

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