自然と調和して、自然の中にある摂理に逆らわないで、調和して生きればいいわけです。ひとつだけ優れていれば、後はどうでもいい、なんてわけにはいかない

■雀鬼流の行動哲学 ~「狂」の時代を回避せよ~ -三五館-

自然と調和して、自然の中にある摂理に逆らわないで、調和して生きればいいわけです。ひとつだけ優れていれば、後はどうでもいい、なんてわけにはいかない

人間は、自然界に生まれたものなのだから、
本当は自然の恵みの中でおこぼれを戴きながら生きられれば一番いいんです。

バランスを崩したのは、
意識の過大評価、
意識過剰から起こってきてしまったんです。

意識過剰になれば、
知識ができ、
その知識を美とするようになる。

自然と調和して、
自然の中にある摂理に逆らわないで、
調和して生きればいいわけです。


by. 桜井章一氏

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私の考え方は、
人から教えてもらったものではない。

自然から教わったものなんです。

まだまだ自然人間にはなりきれないけど、
できるだけ空や海や木や雨や風といった自然から答えをもらっているんだよ。

それらに照らし合わせて、
自分の答えを出しているにすぎない。


by. 桜井章一氏

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現状が、不安定で不自由だからこそ、
もがいて冒険しようとするんです。

男のロマンというのは、
冒険心だとか、
発展だとか、改革とか、
そういうものなんです。

多かれ少なかれ男の人はそれが行動の元だった。

かつて人間から、
尻尾がなくなったように、
そういう根源のことをやらなくなってしまった。


by. 桜井章一氏

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根源のもの、
言い換えれば冒険というのは、
損だ得だではない。

冒険を楽しむんだから、
振りにいったっていいじゃない。

そこには危険だとかが待ち受けているけれど、
それが快感にならなければね。

小さい頃のいたずらというのも、
冒険なんです。


by. 桜井章一氏

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冒険心からやるわけです。

危険なことはないし、
自分が傷つくことはない。

後々負担を感じないんです。

それに冒険や改革をしようとする時に、
そこにエゴがあったらできないんですよ。


by. 桜井章一氏

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フランス革命でも、
明治維新でもエゴではできない。

ただ、革命をした後に大抵、
またエゴが出てきてしまうんです。

ですが、理想に燃えて改革した後の、
明治になってからの元・志士たちというのは、
ろくなものじゃない。

私には人生における分岐点など今までなかったし、
これからも人生のそのときそのときの区切りなど考えることはありません。


by. 桜井章一氏

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私の場合は、区切りというより、
増えるという感覚なんです。

結婚して家族が増えました、
仕事が増えました、
というように、
やることが増えたという状態をただ歩いてきただけです。

そうではなくて、
青年期は一〇〇でいいとして、
結婚したら、
その分やることが増えたわけですから、
右肩上がりの折れ線グラスのように、
一〇〇の上に増えた事々を追加していくのです。

それなのに、一〇〇%の中でどうにかやっていこうという考え方を持つから、
増えた分、どっかを減らそうとする。


by. 桜井章一氏

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結婚して輝いている男が少なくなるのはなぜかというと、
いま言った一〇〇%の中で頑張ろうとしてしまうからなんです。

結婚したということは、
それまでの一〇〇%の器がひと回り大きくなったと思えばいいわけです。

いつも同じ一〇〇%の中で、
何とかしようという考え方には、
チャレンジ精神など微塵も感じられないんですよ。

人間の器量というのを大きくするためには、
棒グラフの一〇〇%にひとつ、
またひとつと加えていけばいいんです。


by. 桜井章一氏

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■子どもを幸せにする親、ダメにする親 -成美堂出版- 疑うからこそ、よく観察するようになるんです。何かができるから誉められたり、喜ばれ...

機械でトレーニングをするとか、
坐禅をするとか、
そんなことではなくて、
もっと違う部分の強さを見つけることができた人です。

人生でも、麻雀でもそうなんですが、
みなさん、勝つために努力しているって言うけれど、
そうではなくて、私が見ていると、
負けるためにとでもいいますか、
負ける方向へ向かって努力している人が実に多いんです。

ヒクソンにはそれがない。

(ヒクソン・グレイシー)
「どんな格闘技においても、その選手にとって技術そのものは一つの道具でしかない。
…(中略)…重要なのは、ハートの中にある強固なだ」


by. 桜井章一氏

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(ヒクソン・グレイシー)
「戦いの場では、リングの外で何が起こっているのかということにも意識を傾けられなければ、決していいファイトはできません。
私の場合は八〇%が相手との戦いに、残り二〇%が自分と相手のセコンドの両方に向けています。
つまり、すべての感覚を研ぎ澄ませて戦うことが重要なのです」

本当に強い人というのは、
競争などしないよ。

それは、勝っていい思いがしたいという損得勘定と、
征服欲とでもいいますか、
政治的な本能みたいなものがあるからです。

本来の闘争心というのは、
受けの闘争心でなければならない。


by. 桜井章一氏

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負けた時に、
復活するかどうかが問題なのであって、
負けることがいけないわけではない。

ジョン・レノンの場合、
人に聴こえていない音を作らなくてはならなかった。

いろいろな音を重ねていって、
誰もが聴いたことのない曲をいくつも作るわけですから大変です。

そのためには、妄想だとか、
薬に頼った肉眼では見えない世界を知らなければ、
あんなに沢山は作れない。


by. 桜井章一氏

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■悪戯の流儀 -青春出版- 人よりも良くなりたい、という欲が屈辱を生む。自分の志がない人間、自分の歩く道を知らない者はつねに不安なる ...

ジョン・レノンに限らず、
芸術家はみんなそうです。

だからおかしくなる。

ここで注意しておかないといけないのは、
何かひとつでも優れていれば良しとうる傾向が間違っているんです。

優れるなら、
みんな平均して優れなければいけない、
という感覚にならないとね。


by. 桜井章一氏

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ひとつだけ優れていれば、
後はどうでもいい、
なんてわけにはいかない。

そこで、「やっぱり、真ん中へ戻らなきゃいけないな」
という苦悩があって、
そこに敗者復活があったわけです。

つまり、真ん中へ戻ってきた。

を言い換えれば、

ということである。


by. 桜井章一氏

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「心と身体は別物ではない。
姿勢の乱れは、バランスの悪さ、心の乱れに通じている。
前かがみでもふんぞり返ってもだめ。
どちらもバランスが崩れて、倒れやすい。
片寄ることなくスックと姿勢を正し、真ん中にいる時が一番強い」

私は、人間の中には、
水と油みたいな人がいるんだよ、
とよく言うんです。

たとえば水は、
温度が百度を越えたら、
おかしくなってしまう。

つまり、水みたいな人がいるとして、
百度を越えたら沸騰して、
液体ではなくなって水蒸気になって、
元へ戻れなくなる、
人間ではなくなってしまうよね。


by. 桜井章一氏

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