羽生善治氏は「直感の7割は正しい」…私は9割位が正しいという感覚

■運を支配する -幻冬舎新書-

刻々と変化してやまない流動的な世界では、
そうしてひかれた線は次々と意味をなさなくなり、
さまざまな問題を引き起こしたりする。

そんな世界を理解し、
それに合わせて生きていくには、
アバウトという感覚のほうが現実に即しているのだ。


by. 桜井章一氏

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この「わかる」を説明するのは難しい。

ただはっきりいえるのは、
「なんとなく」というアバウトな感覚で向かえば「わかる」が、
「絶対」という感覚で向かっていくと「わかる」には至らない
ということだ。


by. 桜井章一氏

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「だいたい」とか「なんとなく」という感覚を持ってはじめて
「あっ、わかる……」という場所に意識がストンと堕ちていく。

逆にはっきりとらえようとする「絶対感」は、
的を外してします。


by. 桜井章一氏

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「だいたい」とか「なんとなく」という曖昧な感覚のほうが、
明確に対象をとらえるのである。

「絶対」という感覚は的を外すだけでなく、
状況を悪くするきっかけにもなる。


by. 桜井章一氏

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■群れない生き方 -ソフトバンク文庫- 勝負というものは基本、ひとりでやるものである。 勝負をしているときに誰か他の人の力を...

「絶対〇〇します」といっている人は、
未来におけることを「絶対」といっているわけだが、
絶え間なく変化し続ける無常の世界において、
「絶対的な予測」などありえない。

だから「絶対〇〇します」というのは、
100%嘘になる。


by. 桜井章一氏

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「絶対」に代わる言葉として、
私は「とりあえず」という言い方がいいと思う。

瞬間、瞬間においては、
すべて「とりあえず」なのである。


by. 桜井章一氏

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そうやって「とりあえず」という感覚を広げていくと、
たとえいまが悪い状況であっても、
「とりあえず、いまは悪い」だけだと思える。

さらに「この先、状況は変わって好転していくかもしれない」
と希望を抱くこともできる。


by. 桜井章一氏

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反対にツイていることが続いていても、
「いまは、とりあえずいいにすぎない」と思って、
舞い上がって隙をつくるようなことにはならないのである。

人が生きている世界は、
目に見える世界と見えない世界の2つで成り立っている。


by. 桜井章一氏

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■群れない生き方 -ソフトバンク文庫- 文化も言葉も違う異国の人々と「みんな仲良く」やっていくのには ちょっと無理がある。 ...

運というものは、
実はこの目に見えない世界をいかに感じ取れるかで
大きく変わってくるものだ。

水面下の目に見えない部分のほうが圧倒的に大きい氷山と同じで、
我々が呼吸しているこの世界も、
目に見えない部分のほうが、
見えている部分よりはるかに大きいのである。


by. 桜井章一氏

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目に見えないものなんてどうせよくわからないんだから、
見えている部分だけを合理的に計算していけば
それで十分と考えている人は、
氷山に衝突する船のように、
いつかどこかで必ずつまずくことになるだろう。


by. 桜井章一氏

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目に見えない世界については、
理性を働かせて分析したり、計算したり、
推論したりすることはできない。

それは感覚でとらえる以外にアプローチする方法がないのだ。


by. 桜井章一氏

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知識や情報といったものに非常に高い価値が置かれている
この社会においては、当然理性が何よりも重要視される。

本来人間は理性的な生き物である以前に、
感覚的な本能を持った生き物である。


by. 桜井章一氏

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■群れない生き方 -ソフトバンク文庫- 何かを選択するとき、他の人たちがふたつ、 みっつのポイントを抑えているとすれば、 ...

理性を大事にしすぎて人間関係でも仕事でも何でも
合理的に計算してしまうと、
人間関係はおかしくなり、
仕事はひどく窮屈なものになっていく。

ストレス社会の原因は、
人が努めて理性的に振る舞おうとしすぎることにもあるのだ。


by. 桜井章一氏

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感覚はそんな障害やストレスを緩和する
潤滑油の役割を果たしてくれる。

ところで目に見えない世界を感じ取るには
どうすればいいのか。

それには感覚を磨くしかない。


by. 桜井章一氏

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一般に馴染みのある感覚といえば、
直感になるだろう。

棋士の羽生善治さんは「直感でとらえることの7割は正しい」
といわれているが、
私自信は9割ぐらいが正しいという感覚がある。

人の判断を最終的に決めるものは、
理性ではなく、この直感なのだ。


by. 桜井章一氏

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