雀鬼 桜井章一氏の名言 -癖を減らし、短所を改善し長所を伸ばす術-

■人を見抜く技術 ~20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」~ -講談社+α新書-

雀鬼 桜井章一氏の名言 -癖を減らし、短所を改善し長所を伸ばす術-

立場や役職が人を作るというが、実は環境の影響というのはさほど大きなものではない。
結局、人間は毎日行っている習慣、即ち癖がその人を形作るからだ。

であるならば、その癖を修正できれば自分の嫌なところも直すことができ、
良いところも伸ばすことができるということになる。
短所を改善すれば自分の可能性は掛け算の様に伸び、
長所を伸ばせば短所に足し算の役割を果たす。

癖を直すには、不必要な動きをなくすことだ。
人は自分の中に”まずいこと”が多くなるとそのことに囚われ、
動きが緩慢になってくる。

まずいことを減らすには、”捨てる”練習をすることだ。
自分に必要なものだけ残し、
他のものを綺麗に捨てられれば、
美しい動き、思考が形成される。

自分中のぶれを抑え、癖を減らす、
それは様々なものを溜め込むことにあるのではなく、
綺麗に捨てていくことにあるのである。

ここでは、麻雀の世界で20年間無敗だった伝説の雀鬼、
桜井章一氏の名言をヒントに、
人を見抜く技術、人間観察力についての実践哲学をご紹介いたします。

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伝説の雀鬼 桜井章一氏 名言集

環境が人をつくることはあるかもしれないが、
それはメッキみたいなもので、
すぐに剥がれ落ちてしまう。

メッキが剥がれれば、
再び地が表に出てくる。

環境なんてその程度のものなのだ。


by. 桜井章一氏

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職業という環境の違いは、
その程度の影響しか人間に及ばさない。

生活習慣は癖を形づくるものだから、
地域の違いは人間に大きな影響を及ぼす。


by. 桜井章一氏

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たいていの人間は貧乏揺すりに限らず、
頭や肩、腕、指など、
体のどこかを不自然に揺らして生きている。

不必要な動きがくり返されると、
それはやがて癖となり、違和感の元になる。

■勝負の格言 -宝島SUGOI文庫- 緊張は取ろうとするのでなく、 柔らかくしようとすればいいのです。 硬く緊...

必要な動きであればまったく問題ないが、
不必要な動きは自然な動きではないから、
いろいろな問題も生じてくる。

たとえば人間は、
“まずいな”と感じたときに不必要な動きが出てくることが多い。


by. 桜井章一氏

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「まずいな」と思ったときに出てくる不必要な動作は
誰にでもあるものだ。

出ない人はほとんどいないといっていいだろう。

この社会で生きていて
“まずいこと”がない人はいない。


by. 桜井章一氏

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ただ、”まずいこと”が多い人は、
それに心が囚われてしまい、
不必要な動きも必然的に多くなってくる。

不必要な動きを収めるには、
“まずいこと”は大した問題ではない、
全然どうってことないと思うことが大切だ。


by. 桜井章一氏

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いつもよいもの、美味いものばかりを狙っていると、
まずいものに出くわしたとき、
その対処法に戸惑ってしまう。

世の中まずいものがあって当たり前。
多くの人がよいもの、美味いものの幻想を抱いているだけで、
じつは、世の中にはまずいものの数のほうが圧倒的に多い。


by. 桜井章一氏

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■勝負の格言 -宝島SUGOI文庫- 緊張は取ろうとするのでなく、 柔らかくしようとすればいいのです。 硬く緊...

そのことに気づけば、
貧乏揺すりをはじめとする身体の不必要な動きは徐々に減っていくはずだ。

違う言葉を話す人と接する機会が多かったがために、
相手になんとか真意を伝えようとして自然と
ジェスチャーが大きくなったのだ。


by. 桜井章一氏

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あることを真剣に伝えようとすると、
体の動きだけでも(それが多少見当外れだとしても)、
十分に伝えることができるというよい例だろう。

各プレイヤーの人間性が出るのは、
山から牌を取るときではなく、捨てるときだ。


by. 桜井章一氏

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その「捨てる」という行為の中に、
いろいろな意味が含まれている。

勇気や的確な状況判断によって牌を捨てることができればよいのだが、
実際の勝負の中ではそれがなかなかできない。


by. 桜井章一氏

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捨てるという一打一打の中に、
その人の危うさ、汚さ、緩さ、曖昧さ、臆病さが入り交じってくる。

捨てる、あるいは切るという行為は、
臨機応変で、適材適所で、柔軟で……と、
すべてを備えていないとできないのだ。


by. 桜井章一氏

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■勝負の格言 -宝島SUGOI文庫- 緊張は取ろうとするのでなく、 柔らかくしようとすればいいのです。 硬く緊...

牌を捨てるという行為には、
弱気、疑い、損得勘定など人間が持つ欲、
いやらしい部分がすべて出てくる。

切り方を練習していると、
だんだん麻雀に対して美意識というものが出てくる。

動作を磨いていくことで徐々に思考にも美しさが出てくるのだ。


by. 桜井章一氏

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人間なら、誰もが大なり小なりいやらしい部分を持っているものだし、
ましてや、それをなくすことなんて誰にもできやしない。

それならば、そういった気になる部分が少しでも
表に出ないように収めておくようにする。


by. 桜井章一氏

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収めたうえでさらに、少しでも美しい動き、
思考となるように修正をしていく。

それが大切なのだ。

人間というものは、
勝ちを確信したときにどうしてもそこに隙ができてしまう生き物だ。


by. 桜井章一氏

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人は、どうしても最後の最後でぶれてしまう。

過信したり、守りに入ったりして、
それまで一貫して保ってきた姿勢を崩してしまうのだ。

でも、これは人間なら当たり前のことだ。

ぶれるから人間なのだ。
誰にだって弱さがある。

どんなに強そうに見える人でも、
心の中に弱さというものは必ずある。

この弱さがぶれを生む。


by. 桜井章一氏

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