■努力しない生き方 -集英社-
教わって学ぶというのは半ば強制的なものなので
実は身につきにくいことである。
何かに気づいて「あっ！」と自分から思ったときにこそ、
人は最も自発的に学べるのだ。
by. 桜井章一氏
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「教える」のでなく、
「教えないという教え」。
それを気づきという形で与えていくことができれば、
それだけで十分ではないだろうか。
by. 桜井章一氏
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文明の刺激は際限がない。
過剰な刺激を受け続ければかならず
どこかの感覚が麻痺しておかしなことになってくるのだ。
文明の刺激は「狂」を伴うが、
自然の刺激はその「狂」を消してくれる。
by. 桜井章一氏
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■「一瞬の勝機」のつかみ方 ～ 生き方が勝ち方を決める ～ -静山社-
「瞬間は愛なり」
私は、これが愛だと思う。
瞬時に判断し、瞬時に行動できるかに、愛は表れる。
考えるすきもないほどの瞬間に、愛は表れるものである。
by. 桜井章一氏
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瞬間を大切にすることは、
私が勝負師として学んだことのひとつだ。
流れやツキが自分のところに来るのは一瞬であって、
その一瞬の勝機をものにしなければ、
もしかしたらもう二度とめぐってこないかもしれない。
誰にでも勝機は流れてくるのだが、
それを感じることができないだけなのだ。
by. 桜井章一氏
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怠惰はツキの天敵である。
いわゆる「グッドタイミング」というのは、
みんなが思っているよりも、もっとずっと瞬間的なものだ。
その瞬間に動いた者だけが、
つかむことができる。
だから私は「いま」を大切にする。
by. 桜井章一氏
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「できる人」と呼ばれるのは、
「いま」できる人のことだ。
過去を「生かして」生きている人は、
「いま」を見ればちゃんとわかる。
by. 桜井章一氏
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同様に、未来ばかりを語る人を、私は信じない。
目先のことを先延ばしにせず、人まかせにせず、
自分でこつこつ積み上げていくことこそ大切で、
それを支えてくれる夢であればいいが、
日々の歩みを見失わせるような、
でかいだけの現実感のない夢はむしろ危険である。
by. 桜井章一氏
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過去にとらわれず、未来に期せず――
勝負においてこの心構えがなければ、負けは目に見えている。
「いま」という瞬間に、勇気を持って行動してはじめて、
未来に結果を出すことができるのだ。
by. 桜井章一氏
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私も彼らも含めて、世の中のすべては日々変わっていく。
変わらないものなんてひとつもないし、
変わっていくからいいのだ。
逆に言えば、どんな悪い状況も変えられるということだ。
未来を変えるための「いま」を大切にしてほしいと
切に願っている。
by. 桜井章一氏
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悲しいことに、
いまは弱い者に刃を向ける社会になったと思うからだ。
だが戦うなら、自分より強い者と戦え。
痛めつけられることを覚悟して、
自分より大きな相手に向かっていけ。
by. 桜井章一氏
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子を思う親の言うことは、たいてい正しいものだ。
by. 桜井章一氏
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言葉にできない何かを「感じる」ことのできる人であり、
自分の力や状況を冷静に見つめる目を持っていたからだ。
冷静というより、「冷徹」と言ったほうがいいかもしれない。
そこは、厳しさがなければ勝つことができない世界だった。
by. 桜井章一氏
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「勝てば官軍」は世の中の常識である。
誰もかれもが勝ちたいと思っている。
正しく勝つこと、美しく勝つことが、
私の道場のルールである。
by. 桜井章一氏
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自分に勝つ前に他人に勝とうとする者は、
世の中に対して不満だらけなのだ。
覇権を握った者は、勝利によって慢心したとき、
凋落への道を歩むことになる。
自分が一番だと思い、勝ったことに執着すると、
やがて足をすくわれる。
by. 桜井章一氏
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