「考えるな、感じろ」 – 鬱と病む人間に共通することとは!? –

■「一瞬の勝機」のつかみ方 ~生き方が勝ち方を決める~ -静山社-

顔も知らない誰かが勝手に与えた権威をみんなしてありがたがる風潮が、
私にはまったく理解できない。

食事は、大切に思う人たちと一緒に味わうことにこそ
意味があると思っている。

食べ物に嫌いなものはないが、
ニセモノの味のするものは嫌いである。


by. 桜井章一氏

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私が主宰する麻雀道場「雀鬼会」では、
この牌の切り方を徹底して練習する。

その際、もっとも重視されるのは、
こういうときはこの牌を切るというテクニックではなく、
牌を切る動作そのものをいかに美しくするかということだ。

ゲームのなかでどの牌を捨てればよいかという判断のなかには、
その人の弱さ、臆病さ、疑い、損得勘定など、人間の持っている欲や
いやらしい部分が否応なしに出てくるものである。


by. 桜井章一氏

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だからせめて少しでも美しくなるよう、動きを磨くことで、
どんな状況にあってもぶれることなく、清々しく牌が切れるようにするのだ。

私の経験から言って、動作は人間の心理を如実に物語る。


by. 桜井章一氏

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すべての動きは、関節と筋肉が連動してなされるものだ。

緊張したり何かを隠そうとしたりしていると、
その心理が動作に作用する。

動きと同様、思考がスムーズに流れていないことが、
自然と表に出てしまう。


by. 桜井章一氏

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牌を切る動作を磨くことで、思考にも無駄がなくなり、
美しさが出てくるのである。

私は、麻雀は「知」ではなく、
「身体」で打つものだと思っている。


by. 桜井章一氏

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世の中、心の正しさばかり訴えて、
身体のほうはいい加減な人が多い。

心のありようが、人の表情や言葉に出ることはみんなよく知っているのに、
身体のありようが心を変えることを、どうして認めないのだろう。


by. 桜井章一氏

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身体は、心や脳を左右する。
それは、心も脳も体の一部だからだ。

どんなに心にエネルギーがみなぎっていようと、
いくら生きたいと強い心で願おうと、
身体がまいってしまったら、おしまいになる。

まずは身体が強くて、しっかりしていないといけない。

あくまで健全な「肉体」に健全な「心」が宿るのであって、
肉体なしに心はありえないのだ。


by. 桜井章一氏

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筋肉を鍛えるとは、筋肉を硬くすることであり、
ある部分だけ突出して硬くなれば、当然、全体のバランスがくずれる。

バランスの悪い身体は、弱い部位にひずみをもたらし、
ひいては心にもひっかかりをつくる。


by. 桜井章一氏

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こうした身体の弱点が、注意力を散漫にし、
とっさの判断を鈍らせる。

余計な力を入れて身体を硬くしているのは、自分自身だ。


by. 桜井章一氏

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ゆるんだ状態が一番強い、と常々私は言っている。
力を入れると「嘘だな」と身体が感じるのだ。

身体がそう教えてくれるということは、
精神も、心も、力を入れないほうが正直でいいということだろう。


by. 桜井章一氏

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身体のこわばりは、すなわち心のこわばりでもある。

固い心、かたくなな心は、自分を不自由にする。


by. 桜井章一氏

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よくないのは、固い緊張を持つことで、
いいところを見せようとか、どうしても負けられないとか、
勝って何かを得たいとか、そういう余計な欲に支配された緊張である。

一方を味わうことなしに、
もう一方を実感することはできないということだ。


by. 桜井章一氏

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自分に無理したり、あるいは他人に無理をさせたり、
人生にはそういうこともあっていい。

緊張と解放をうまく覚えることで、
粘る力、しなる力が身についていく。


by. 桜井章一氏

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私は道場生に向かって、
折に触れて、「考えるな、感じろ」と言っている。

勝負においては、考えていては間に合わない。

だいたい、情報が多ければ多いほど正しさに近づくというのは、
そう思うことで安心したい人間の幻想にすぎない。

あふれる情報が、核心をぼやかすこともある。


by. 桜井章一氏

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考えることは、迷うことだ。

算数じゃないんだから、人生の問題の多くは、
考えても答えなど出はしない。

そういう不安や恐れに脚をとられているうちに、
方向性を見失い、病人の様になってしまう人が、いかに多いことか。


by. 桜井章一氏

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