物事を受け入れるにはこの”無”の感覚が必要なのだ。ピンチを察する力は”違和感”を感じる感覚に近い。だから普段から”違和感”というものに敏感になっていないとピンチを察することもできない

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物事を受け入れるにはこの”無”の感覚が必要なのだ。ピンチを察する力は”違和感”を感じる感覚に近い。だから普段から”違和感”というものに敏感になっていないとピンチを察することもできない

社会のシステム自体が、
狡くない人よりも狡い人のほうが得をするようにできている。

でもそんな”狡さ”も、
もっと上の方から見ると弱点や脆さが丸見えとなる。

社会の中に巧みに仕込まれたポーカーフェイスを見分けるには、
すべてを俯瞰するような観察力が必要なのだ。


by. 桜井章一氏

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腹を括れば覚悟ができるし、
肝が据わったような気もする。

しかし「腹を括る」のは弱い人がすることであって、
強い人は決して腹は括らない。

それが私の考えである。

人間というのは、
定まったものがないとすぐに不安になってしまう生き物である。

世の中のルールや常識といったものも、
その不安から逃れるために生まれたものである。


by. 桜井章一氏

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私のところに相談にやってくる人にしても
「相談があるのですが……」と言いつつ、
本当はある程度自分の中で答えは決まっていたりする。

何でもすぐに相談する人は、
実は自分の出した答えに賛同を得たいだけだったりする。


by. 桜井章一氏

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弱い人ほど自分の中での決め事が多いのも事実である。

端から見るとしっかりした考えがあるから強そうに見えるかもしれないが、
実は弱い。

その考え方は固定観念であり、
弱いゆえに決めていないと不安になってしまうから決め事が多くなってしまうのである。


by. 桜井章一氏

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逆に強い人は何も決めていない。

軸はあるが定まっていないからひとつのものに囚われることがない。

強い人は3つ4つの変化を同時に捉え、
対応することができる。

決め事がないから、
誰かに何かを相談するということも少ない。


by. 桜井章一氏

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固定観念に囚われず、
決め事などもつくらず、
臨機応変な対応を心がけていると他からやってきた物事もすんなりと受け止めることができるようになる。

物事を受け入れるにはこの
“無”の感覚が必要なのだ。

恐怖、不安、損得、
そういったマイナスの感覚を無にしてこそ、
本当の意味で腹が括れるようになる。


by. 桜井章一氏

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“心が折れやすい人”
の心は実は折れるところまでいっていない。

それはただ単に落ち込んでいるだけである。

ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまう人は、
心の折れるような経験はしていない。

折れる手前で落ち込み、
動きを止めることで本当に
“心が折れる”ことを回避しているのだ。


by. 桜井章一氏

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落ち込んで動きを止めてしまった人には慰めるばかりでなく
「止まっていないで歩きなさい」
と伝えることが大切だし、
時には放っておくことも必要だろう。

いきなり突き放すのではなく、
近づいたり離れたり、
そういった間の取り方に気を配りながら、
「人の関心を引こうとしても無駄」
ということを少しずつ
気付かせてやればいいのである。

“折れない心”というのは、
そうやって少しずつ育まれていくものであって、
いきなり出来上がるものでもないし、
元々の素質からくるものでもない。


by. 桜井章一氏

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そもそも”折れない心”など目指すから、
人は強くなれないのかもしれないと思うこともある。

本当は心など何度折れてもいいのだ。

折れた後に動きを止めてしまうことさえなければ、
骨と同じように、
折れれば折れるほどその人の心は強くなる。

心が折れるくらいの体験をしなければ、
本当の意味での”折れない心”は育めない。

その時の痛み、
辛さといったものが人を強くしてくれるのである。


by. 桜井章一氏

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ピンチに対して慌てずに対応するには、
言うまでもなくピンチの存在にいち早く気付くことが肝心だ。

ピンチを事前に察することができればそれに対して備えることができる。

その感覚を磨けば、
ピンチがピンチとなる前にケリをつけることも可能かもしれない。


by. 桜井章一氏

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ピンチを察する力は”違和感”を感じる感覚に近い。

だから普段から”違和感”
というものに敏感になっていないとピンチを察することもできない。

現代人は、
自分のまわりに漂う違和感に対して酷く鈍感である。

見えないもの、
直接感じられないものに対して、
とても鈍くなってしまったのだ。


by. 桜井章一氏

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人工物ばかりの社会では、
一人ひとり気をつけていないと五感は衰えていくばかりだ。

そもそも「人工的なもの」自体が、
自然から見れば「違和感」である。

つまり現代人は違和感の中で暮らしているようなもの。

違和感に囲まれていたら、
違和感を違和感として捉えられなくなるのも当然だろう。


by. 桜井章一氏

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ピンチによるダメージを最小限に抑えるには、
閉じてしまった五感を徐々に開いていくしか方法はない。

違和感は目に見えるものもあれば、
見えないものもある。

ならばまずは目に見える違和感から察していけるようにしていけばいい。


by. 桜井章一氏

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人が生まれた瞬間に最初に感じる感情は
“不安”である。

だが、そんな”不安”
と対峙できない人はそこから逃れるために自分の正当性というものを主張するようになる。

今は社会を見ても、
人を見ても、
すぐに正当性を出してくる。

不安なところに自分を置いておきたくないから、
正当性によって少しでも居心地のいい場所へ移ろうとするのだ。


by. 桜井章一氏

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結局のところ、
世の中で当たり前とされることも、
常識もルールも、
その時代に権力を持った者たちが
一般人を操るためにつくり上げた
“まやかし”に過ぎない。

ニコニコと作り笑顔で近づいてくる人、
とても良さそうに見えるシステム、
そんな「いい顔」に見えるものほど、
その裏側にあくどい企みを隠し持っている。

そのやり方が実に巧妙なため、
多くの人はその裏側に気付かず、
疑問を抱くこともなく”正当性”
を受け入れてしまっている。


by. 桜井章一氏

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