■男の器 ―――常識に囚われない生き方 -角川oneテーマ21-
重心を低くすると目線も下がる。
下から見たほうが実際は世の中のことはよく見えるのである。
また頭に重心があれば、とっさの出来事にも体が反応できないが、
重心が低いところにあれば柔らかく素早い対応も可能になる。
by. 桜井章一氏
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いずれにしてもクレーマーというのは心がどこか満たされていない人たちだ。
もし自分の人生を納得して生きることができれば、
わざわざ不必要なクレームをしようなどという発想すら起きないだろう。
by. 桜井章一氏
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人生にはトラブルがつきものである。
トラブルと無縁で生きていける人はいない。
トラブルとは人生における困難であり、逆境である。
すなわち、トラブルが不得手な人間は人生に負けてしまうのである。
by. 桜井章一氏
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知識がたくさんあっても、
トラブルを解決する助けにはならないのである。
トラブルに対しては現実に体を使って動かなくてはいけない。
頭であれこれ考えるのでなく、
瞬間的にサッと動かなくてはトラブルは大きくなってしまう。
by. 桜井章一氏
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トラブルの形態や質をとらえて臨機応変に対応していかなくてはいけないのだ。
さらに肝心なのは、トラブルから逃げない胆力や勇気を持つことだが、
試験の点取り技術ばかり磨いてきた人ほど胆力や勇気に欠け、
トラブル処理なんて不合理で割に合わないという判断をしてしまうことがある。
by. 桜井章一氏
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トラブルにぶつかって上手く解決できたとき、
その人は自分の壁をひとつ乗り越えているのである。
トラブルはその意味で、ただ迷惑なだけではなく、
同時に有り難いものでもあるのだ。
by. 桜井章一氏
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きれいな顔をした起業家や人間というのは
表とは正反対の汚いものを持っていることが少なくない。
「地獄への道は善意で敷き詰められている」という言葉がある。
一見善意に思えることが、
実際は悪や間違いを多く含んでいることが実は少なくない。
by. 桜井章一氏
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だから善意だと思っていることに従っていくと
道を間違えることがある。
こと善意の持ち主は自分が悪いことをしているなどとは
夢にも思っていない。
それゆえに、善意の人の意見が強い影響力を持つと、
社会全体が知らず知らずのうちに悪いほうへ傾いてしまうことがある。
by. 桜井章一氏
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外見が善意にあふれているもの、
きれいに見えるものは用心したほうがいい。
表がきれいで善意に装われているものは分かりにくい。
とくにいまのような混迷した時代には、
表向きはきれいな顔をした人間が増えるものだ。
だから、それを鵜呑みにするほど初心であってはまずいのである。
by. 桜井章一氏
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人は言葉という道具を持ってしまったがために、
本能が本来の形では機能しなくなってしまった面はかなりある。
しかし、別に壊れてしまっているわけではない。
by. 桜井章一氏
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男が男らしく生きれば、女が絶対に勝てないものがあるし、
逆に女が女らしく生きれば男が絶対に勝てないものがある。
男と女が違うのは宿命なのだが、
「らしさ」を失った男と女はその宿命を乗り越えられると錯覚しているのである。
by. 桜井章一氏
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人の生き方を考えたとき、
「勇気」「素直」の二つの言葉が含むものは小さくない。
困難があっても逃げないで勇気をもって立ち向かう。
自分が失敗したりミスをしたときは素直に認めて修正をする。
by. 桜井章一氏
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困った人が目の前にいれば、体を張って助けにいく。
そういった行動が力を抜いて素早くできる。
もし、「男らしさ」というものを簡単にいうとすれば、
そのようなものである。
by. 桜井章一氏
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「節操がある」というのは、「信念を持つ」ことに通じる。
そこには、ある決まった価値観を信じてそこからブレない、
はみださないという姿勢がある。
節操を保つということは、ある価値観の「型」を自分でつくり出し、
そのなかにずっといるということでもある。
なぜなら、そのなかにいるほうが安心だからだ。
by. 桜井章一氏
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しかしながら、型のなかで閉じている人は、
その型を破って外に出てみたいという欲求をどこかに持っている。
なぜ、人は節操を大事にするのか。
誰しも生活には安定感を求めるものだ。
その安定感をもたらすのが型である。
by. 桜井章一氏
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