■未知の力を開く! ~気鋭の精神科医が「雀鬼流」を診断する~ -ゴマブックス-
時間を惜しまず、いろんなものを見て、いろんな人と話して、いろんな体験をすることで心の領域は広がり、鍛えられるのだ。五感を研ぎ澄ますには、自然の中に身を置くことが一番なのだ
心は鍛えられる。
私も毎日鍛えられているし、
鍛え直している。
心を鍛えるということは、
精神の幅を広げることでもあるのだ。
精神の幅が広がれば、
いろんなことが受け入れられるようになる。
by. 桜井章一氏
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自分にとって都合のいいこと、
価値観が感じられるものだけを対象にしていると心は鍛えられない。
時間を惜しまず、
いろんなものを見て、
いろんな人と話して、
いろんな体験をすることで心の領域は広がり、
鍛えられるのだ。
遊びは面白くなければいけないから、
その中に面白さを探す。
しかし面白さというのは危機感と重なり合ったものが多い。
by. 桜井章一氏
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「危機感」と「面白さ」は背中合わせの存在なのだ。
怪我をするかもしれないことに挑戦して、
成功し達成感を得る。
危機感を感じるとは生きていることの実感だ。
“生意気”とは”生”の意気と書く。
“生”を意識する、
つまり”生きる”というところからすべてがはじまっているような気がする。
by. 桜井章一氏
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自然の中で遊んでいると、
水や風の流れを肌で感じることができる。
生命の息吹が私を刺激する。
私はそうやって感じる力を磨いてきたのだろう。
五感を研ぎ澄ますには、
自然の中に身を置くことが一番なのだ。
by. 桜井章一氏
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壁を乗り越え、
向こう側に行かないと父の存在は見えない。
裏側を見て、
そこではじめて父親の存在が確認できるのだ。
壁を越えることで、
自分自身もそれまでとらわれていた思いから抜け出せたのだ。
“一感”しか使わない人間は壊れていくのだ。
by. 桜井章一氏
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五感を使わなければどんどん衰退していく。
人間というのは五感全部を働かせてこそ、
人やものに対する関心、興味が湧いてくるものだ。
五感を研ぎ澄ませていれば、
インスピレーション、勘、
直感に代表される第六感も冴えてくる。
屋外で五感を使いながら遊ぶことによって知恵が身につく。
by. 桜井章一氏
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決して五感をないがしろにしてはならない。
“善意の池”にボコボコと吹き出している
“悪”には気をつけなければならない。
人間の中には善と悪が共存している。
私は善と悪を比べた場合、
悪のほうが身近に感じる。
by. 桜井章一氏
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悪い人間を反面教師にして、
自分を照らし合わせてみる。
「自分にも同じところがあるな」
と気づけば修正がきく。
逆に、善とかよいものに触れると
「自分にはないな」
と思うようにしている。
“善意の池”とは名ばかりで実情は地獄谷のようなものだ。
by. 桜井章一氏
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この池には悪意というものがボコボコと吹き出している。
悪だけがたまっている
“悪意の池”のほうが、
正直、素、本音の部分が多い。
建前だけ、表層的な部分だけが切り取られた
“善意の池”にこそ用心しなければならない。
凸と凹、
あるいは磁石のNとS、
あるいは男女とか、
そういう対局のものがあってバランスを取ろうとするから精神が生まれる。
by. 桜井章一氏
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だからそれが一方に傾くと狂いが生じ、
精神のバランスも崩れてしまう。
人間は善と悪の狭間の中で、
常に揺れ動いている。
脳を発達させるために、
何か大切なものを失っていやしないか?
人類は自滅への道を歩んでいるような気がしてならないのだ。
by. 桜井章一氏
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人類はというと、
人間は脳を発達させるために、
その代償として未熟というものを残さざるを得なかったのではないか。
人間は危うい方向へと向かっている気がする。
人間として生まれた限りはみんな未熟児だ。
ほかの動物と比べると明らかに劣っているのだ。
それに人間は気づいていない。
大人になっても未熟なままなのだ。
by. 桜井章一氏
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そして敗者が敗者となった理由は、
それは”自滅”によるものなのだ。
しかも敗者のほとんどがそれにすら気づいていない。
雀鬼会をはじめた頃、
メンバーに言ったことがある。
「なんでみんな負けるために努力してんの?」と。
by. 桜井章一氏
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「俺が強いんじゃなくて、みんなが勝手に自滅してんだよ」と。
99パーセントの負けが自滅によるものだ。
みんなが自滅しているから、
自らの自滅も消えてしまう。
だから自らが自滅していることにいっこうに気づかない。
by. 桜井章一氏
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体を温めたいのに雲が太陽を遮ったとする。
その時、雲を避けようと歩き回るから自滅する。
ちょっと待てば雲は風に流されて、
陽がまた差すのに。
悪に立ち向かう時、
正義だけでは通じないことがままある。
ずる賢い相手に正攻法だけで立ち向かうのは厳しい。
by. 桜井章一氏
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