人間の攻撃性は否定するのではなく受け入れることが大事なのです。自分のダメな部分、いやな部分を曝け出し、それをいい方向に変換させていくと、そこに初めて信頼関係が生まれます

■「頑張らない」から上手くいく -講談社-

人間の攻撃性は否定するのではなく受け入れることが大事なのです。自分のダメな部分、いやな部分を曝け出し、それをいい方向に変換させていくと、そこに初めて信頼関係が生まれます

「話し合いで解決しなさい」とか、
「いじめはいけないよ」
などと言っているばかりでは、
いじめ問題を減らすことはできないでしょう。

意外と思われるかもしれませんが、
人を愛することも攻撃性のひとつです。

でも、世の中は「愛」と「攻撃」は別だと思っている人がほとんどです。

だから愛は認め、
攻撃性は全部否定してしまう。


by. 桜井章一氏

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人間の攻撃性は否定するのではなく受け入れることが大事なのです。

たとえば、いじめもその結末が笑いで終わるようにすれば、
いじめではなくなります。

陰湿で悲惨な終わり方でなく、
途中でいじめを笑いへと転化させていく。

でも、それにはやはり、
その場を取り仕切るリーダーの存在が必要不可欠です。


by. 桜井章一氏

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いじめるほうもいじめられるほうも、
自分のありのままを出すこと、
曝け出すことが大切です。

素の状態の自分をいつも抑えていると病気になるし、
人間として嘘っぽくなっていくのです。

雀鬼会では「いいものも悪いものもみんな出してしまえ」
と教えています。

でも、終わってみるとそれがお笑いになっている。


by. 桜井章一氏

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信頼というのは、
よいことだけをやっていれば生まれるものではありません。

自分のダメな部分、
いやな部分を曝け出し、
それをいい方向に変換させていくと、
そこに初めて信頼関係が生まれます。

いいものだけを表面的に求めていると、
反対に悪くなっていくことがままあります。

それとは逆に、
世の中で悪いとされるものから、
結構いいものが生まれたりすることも多いのです。


by. 桜井章一氏

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「いじめは悪」というステレオタイプの考え方から脱却しない限り、
いじめで悩む子どもの数が減ることはないでしょう。

子どもというのは「小さい嘘」をよくつきます。

そもそも嘘というのは、
自分を守るため、
自分をかばうためにつくものです。

嘘を本当のことと思ってしまう。
嘘も癖になると危険です。


by. 桜井章一氏

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誰でも嘘はつきます。

そこに自分の弱さが感じられるようになればいいのですが、
「嘘をついて得した」
という感覚を持たせてしまうと、
その子にとって嘘が癖となり、
それで世渡りするようになってしまいます。

嘘が嘘を呼び、
やがてそれは取り返しのつかない大きな嘘になる。

そうなればしっぺ返しが来る、
結局は損をするということを気づかせてやることが大切なのです。


by. 桜井章一氏

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子どもには「問題が小さいうちに正直に言っておこう」
と思わせなければいけません。

子どもが自分のやったミス、
あるいは悪さを正直に告白した場合、
怒る前に親はまずそれを受けてとめてやるべきです。

別にその行為を褒めてやる必要はありません。

正直に言ったことをまず認めてやる。
その上で正すべきところは正す。


by. 桜井章一氏

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そうやって小さな部分から修正していくことで、
子どもが大きな嘘の深みにはまっていくの防ぐことができるのです。

人が生きていること自体、
すでに誰かに迷惑をかけています。

それに気づいていない人が意外に多い。

だから「人に迷惑をかけるな」と言うよりも、
「人は人に迷惑をかけてしまうものだけれど、そこに甘えたり、当たり前の感覚を持ったり、膨らませてはいけないよ」
ということを教えるべきなのです。


by. 桜井章一氏

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人には「欲」というものがありますから、
時には「迷惑をかける」ことが膨らんでしまう時があります。

そんな時は素直に「ごめんね」と謝ればいい。

私なら「迷惑をかけない」
ということをもっとポジティブに捉え、
「人が喜んだり、うれしいと感じることをしなさいよ」
と言います。

人は人に対して迷惑をかける存在であるなら、
「迷惑をかける」ことを心配するのではなく、
「かけられた迷惑にどう対処していくか」
のほうに重きを置くべきです。


by. 桜井章一氏

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私にとってその迷惑はどれも「想定内」
のことなので、びっくりしたり、
心配したりすることはありません。

普段からそういうこと(観察)をずっと続けているので
「この子はちょっと迷惑をかけることをしそうだな」
ということがだいたい分かりますし、
迷惑をかけた後も
「こんな風な行動をとるんじゃないかな」
と想定できます。

自分がいてあなたがいる。
「自」があって「他」がある。

それをしっかりと認識し、
まわりの状況を普段からしっかりと感じていれば、
迷惑を受けても驚いたりすることは減っていくでしょう。


by. 桜井章一氏

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「迷惑をかけない」というのはあくまでも自分本位の発想です。

でも「迷惑をかける」
というのは自分で気づく迷惑と、
自分ではまったく気づかない迷惑もあります。

迷惑をかけているのか、いないのか。

それは相手の受けとり方によってもまちまちです。


by. 桜井章一氏

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「ありがた迷惑」という言葉があるように、
自分ではよかれと思ってやったのに相手にとっては迷惑だったということもあります。

「迷惑をかけないようにしよう」
といつも神経質に考えていると、
そこに無理が入ったり、
嘘が入ったり、
ごまかしが入ったり、
人のせいにしたり、
いい子ぶったりと、
いろいろなマイナスが起きてきます。

自分起こす迷惑をどうこうしようと思うのではなく、
他人の起こした迷惑に対して、
それをどう捉えていくか。

そちらに重点を置くことで自分の起こす迷惑もコントロールできるようになります。


by. 桜井章一氏

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「人の振り見て我が振り直せ」
の言葉を借りるなら、
「人の迷惑を見て我が迷惑直せ」
なのです。

近道が分かれば目標に早く達することができます。

人間関係においても近道を知っていれば多くの人と「近づく」ことができます。

つまり、近道を知る感覚を持っている子どもは、
何事においても無駄がなく、素早く、
的を射た動きができるのです。


by. 桜井章一氏

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とはいえ、近道だけでなく、
時には遠回りしてみることも人生においては必要なことです。

新幹線で行く旅は停車駅も少なく、
目的地に早く着ける分、
その土地ごとの風景を楽しめませんし、
人々と交流などを図るのも難しい。

一方、各駅停車で行く旅はスピードこそ遅いですが、
その分風景はじっくり味わえるし、
その土地の魅力なども十分に堪能することができます。

一番いいのは、
生きていく上で新幹線と各駅停車をうまく乗り換えていく感覚を養うことです。


by. 桜井章一氏

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