些細なことに気づく感性と、それに対する自然な行動から、運は開けていくのです。雀鬼会でも、常に自分に正直であり、悪い部分を見つけたら素直に認めて、それを正せる勇気を持つ、ということを鉄則にしています

■運命を変える 本物の言葉 -ゴマブックス-

些細なことに気づく感性と、それに対する自然な行動から、運は開けていくのです。雀鬼会でも、常に自分に正直であり、悪い部分を見つけたら素直に認めて、それを正せる勇気を持つ、ということを鉄則にしています

残念ながら、
先進国の社会構造は
「できないこと」や「不足していること」
をよしとしませんが、
これは間違っています。

「できないこと」や「不足していること」
があっても、
人は十分幸せになれるのです。

いや、むしろ文明の便利さが足りないほうが、
人間関係はまっとうになるし、
人間も人らしく振る舞えるのです。

そして、足りないからこそ、
満たすものを模索する感性も磨かれるのです。


by. 桜井章一氏

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本来、運とはしかるべき心構えや行動が下敷きになってやってくるものですが、
なかには努力とはまったく関係のないところで、
ある日突然、
舞い込んでくるラッキーな運もあるのです。

さすがにこうした運は、
どう頑張ったところで誰もが手に入れられるというものではありません。

しかし、後者の「必然の運」
に恵まれるようになるかどうかは、
その人の生き方や力量次第で決まってきます。

おそらく運に恵まれているように見える人は、
多かれ少なかれ運を必然にしていく力を持っているのではないでしょうか。


by. 桜井章一氏

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たぶんその人は、気負わず、
いい感じに力が抜けているはずです。

人生のベクトルを楽しみに向けているので、
いい出会いがつくれるし、
普段の心構えや立ち居振る舞いが自然と運を呼び込んでいるのです。

それには、変化に自ら気づくことです。

変化に対する自分だけの気づきの力を磨くことです。


by. 桜井章一氏

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身近な、ほんの些細なとるにたらないような変化のなかにこそ、
自分にとって大切なヒントは隠されているのです。

それに気づくかどうか、
それが問題なのです。

そして、気づいたら今度は実行すればいいのです。

些細なことに気づく感性と、
それに対する自然な行動から、
運は開けていくのです。


by. 桜井章一氏

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そもそもカネさえ持っていれば勝ちだという発想自体が、
あまりにも幼稚すぎると思うのです。

勝ちさえすれば、
その経過や手段はどうでもいいと考える彼らの価値観は間違っています。

世の中には「キレイな負け方」
というものがあります。

そんなものは、
おそらく彼らにとっては価値がないでしょうが、
しかし、私から見れば
「手段を選ばずに勝つ」ことよりも、
ずっと大きな価値があるのです。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 緊張感や、心の揺れや、欲をなくそうとするのではなく、それらを楽しめる、それらに負けない...

麻雀でもそうですが、
姑息に勝ちを拾いにいく人よりも、
キレイに負けることのできる度量を持った人のほうへ、
運の波は最終的に多く訪れるものです。

価値観のあり方を見誤ったところへは、
決して運は向かないのです。

たしかにいまの世の中、
煩わしいことだらけです。

しかし、残念ながら、
そんな世の中に生きているということが、
いまの現実なのです。


by. 桜井章一氏

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現実を無視して生きることなど、
誰にもできません。

煩わしい現実を頑なに無視したり、
そこから逃避しようとするから、
うまくいかないのです。

むしろ、煩わしさも何もかも含めて、
世の中の現実という波にうまく乗っていけばいいのです。

つまり、人間を大きく変えてしまうのは負のエネルギーだということです。


by. 桜井章一氏

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歴史を振り返ってみても、
紛争や改革の類が正のエネルギーによって起こされた例はありません。

分別のある正のエネルギーでは、
なかなか世の中は変えられないのです。

しかし、どんなときも絶対に
「正」には従ってはいけないのです。

人間には、強くなりたい、
前に進みたいという思いがあるので、
つい「狂」の説得力に負けてしまいがちです。


by. 桜井章一氏

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そして、それが日常的になれば、
当然「狂」の生き様をしてしまうことになります。

「狂」には常人が得られない感覚があるので、
ときには人はそれに魅せられてしまいます。

何かにとらわれる心というのは、
底なし沼のようなものです。

もがいてもあがいても、
深みにはまるだけです。


by. 桜井章一氏

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誰かが助けの手をさしのべれば、
その人も一緒に沈んでしまいます。

せいぜい板を渡すか、
網を投げてあげることくらいしかできません。

それでも、すでに何かにとらわれてしまった人には、
そんな声も届かないのかもしれません。

強く信じる気持ちというものは、
それほど人を変えてしまいます。


by. 桜井章一氏

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人の正常な判断を誤らせる「負」
のエネルギーに飲み込まれてはいけないのです。

負のエネルギーに敏感になることです。
そして、絶対にそこに近づかないようにすることです。

つまり、人間は誰でも「善」と「悪」
の両方を持っています。

「悪」の部分があって「悪」
を知っているからこそ、
「あ、これは悪いことだから、やってはいけない」
と、気づくことができるのです。


by. 桜井章一氏

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子どもというのは、
たまにハメをはずしたり悪いことしながら善と悪を学んでいくものです。

完全無欠な子どもなど、
気持ち悪いだけです。

子どものときに、
あれはいけない、
これはいけないと縛られて、
善と悪を学ぶチャンスを奪われてしまうから、
善と悪の区別もできないまま大人になって、
今度は本当に悪いことをしてしまうのです。

たいていの人は、
人間関係で、
まず相手がどんな人物かを読みとろうとします。


by. 桜井章一氏

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しかし、実はこの発想が起点にある限り、
正しい相互理解はできないのです。

相手をわかろうとする前に、
自分のほうから見せるべきなのです。

このとき、心のガラスが曇っていると、
自分のことが相手にちゃんと見えないし、
自分も相手が見えなくなります。

他人を知るためには、
まず自分を理解し、
自分を相手に正直に見せることから始めるのです。


by. 桜井章一氏

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自己を見つめて短所や欠点を自覚しないかぎり、
相手のことは理解できません。

そして悪い部分をさらけ出せる正直さがあれば、
相手のことも素直に見えるようになるのです。

自分を知り、
相手のことも理解できて初めて全体の流れを見ることができるのです。

雀鬼会でも、常に自分に正直であり、
悪い部分を見つけたら素直に認めて、
それを正せる勇気を持つ、
ということを鉄則にしています。


by. 桜井章一氏

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彼ら道場生たちを見ていても、
自分の心にウソをついていない人は早く伸びていきます。

自分の心を欺いていないので、
相手のこともよく見えるのです。

そしてもうひとつ、
自分本位の心を捨てることが大切です。

何かを得ようとする気持ちばかりで何も与えなければ、
相手も何も与えてくれません。

自分をごまかさないで、
相手に何かを与えようとする人を運は好みます。


by. 桜井章一氏

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