■そんなこと、気にするな 20年間無敗・伝説の雀鬼の「惑わされない生き方」 -廣済堂-
私は「わからないこと」はわからないままでいいのだ、と思う。
私自身、わからないことがあっても、
それを本で調べたりということはしない。
はっきりわからなくても、
だいたいこんなところだなというつかみ方をしている。
それで、通っている。
これは、「考える」のではなく、
「感じる」力がそうさせているのだと思う。
by. 桜井章一氏
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何もない、何も持たない、期待しない、努力しない……
あなたが、ありのままの自分でいる状態になった時、
あなたが生きていくための最大の武器は、
「感じる力」なのだ。
では、その「感じる力」は、
どうすれば育つのだろうか。
答えは簡単だ。
とにかく「考えない」ことだ。
目の前に起こっていることを素直に見聞きし、
ごく自然に、感じたままに生きることである。
by. 桜井章一氏
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最初に、苦しくなるまで息を止めてみよう。
すると、ふだんまったくその存在に気づかない
「空気」があることがわかるだろう。
「感じる」ということは、
そういうことだ。
毎日、頭をからっぽにして散歩をしてみよう。
肌に当たる風を意識しよう。
道端の雑草の匂いを嗅いでみよう。
空の雲の流れを見てみよう。
人と会ったら、
その人になったつもりで話を聞いてみよう。
相手の立場に立って聞くことで、
何かが見えてくる。
それが「感じる力」の源なのだ。
by. 桜井章一氏
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何も考えないということは、
ただボーッとしていることではない。
「感じる力」を鋭く発揮している。
耳で感じ、目で感じ、全身で感じる。
そして、全体の空気をつかみ、
危険があれば察知する。
これが、「気づきの力」である。
考えないで、感じる――
これが身につけば、あなたは、
いまよりかなり生きやすくなる。
ぜひ、実行してほしい。
by. 桜井章一氏
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人間はもともと「エゴ」
(自我)というものを持ち合わせているので、
何もない状態になって自我を消すことで、
大勢のなかに埋もれることに不満を持つようだ。
いわば、「我」に囚われすぎているというわけだ。
人間は、そのままがいい。
いや、本来、そのままで十分魅力的なはずだ。
by. 桜井章一氏
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それなのに、いつも他人と比べて、
コンプレックスを抱いてしまう。
さらに、ダイエットをしすぎて、
拒食症になってしまう女性もいると聞く。
そこには、ありのままの自分を受け入れるのではなく、
少しでも自分がよく見られるようになりたい、
あるいは、少しでもいい男を見つけたいという、
「高く自分を売ろう」
とするエゴが見えるのである。
by. 桜井章一氏
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男も女も、見せかけの自分を見せあい、
求めあうなんて、
私から見れば「情けない」のひと言。
コメントのしようもない。
そんな見かけ倒しで表面上を取り繕い、
本当の自分を隠し通して、
いったい何の意味があるというのだ。
by. 桜井章一氏
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せっかくだから、
自分自身のエゴを取り去る方法を、
ここで教えておこう。
人間は、宇宙のなかに生きている。
極端に言えば、人間の生死も、
宇宙と関連がある。
潮の干満とも関係があると言われている。
その時々、その瞬間ごとに変化する自分自身をきちんと観察し、
冷静に受け止め、
認めてあげることが必要なのだ。
そうした、その日その日によってちがう自分の変化を知って、
怖がらないことが大切だし、つねに、
自分のその時の心の状態に正直であることが大事なのだ。
そうすれば、
あなたはありのままの
自分をさらけ出す勇気が必ず持てるようになる。
その時、あなたから、
もうエゴは取れている。
「自我」と「他我」とを自在にバランスよくコントロールすることが大切なのだ。
by. 桜井章一氏
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卑怯ではない悪さとは、
自分の勇気や度胸を試すような悪さのことだ。
このように、悪さにも、
良い悪さとそうでない悪さがある。
だから、あなたが自分に生きる自身をつけたかったら、
ちょっとモノの見方を変えてみたらどうだろうと思う。
by. 桜井章一氏
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世間の噂や常識にこだわらないモノの見方、
考え方ができれば、
社会の本当の構図がよく見え、
あなたの人生はもっと自信にあふれたものになるはずだ。
もちろん、これはあなた自身にも言える。
自分では弱点だと思っていることが、
見方を変えると長所になることだってなくはない。
by. 桜井章一氏
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見方を変える――。
これは、新しい自分をつくるために大事な作業のひとつかもしれない。
ぜひ、やってみてほしい。
そして、誰かを糾弾するようなことがあった時、
「よいところもダメなところもあるから、人間なんじゃないですか。
ダメなところばかり見ないで、よいところも見なくてはいけないと思います。」
と、心から言えるような人間になってほしいのだ。
by. 桜井章一氏
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そもそも人生の疑問の多くは、
「曖昧さ」のなかに答えがあるからだ。
いや、人生の疑問には正解など、
もともとないものもあるかもしれない。
数学のように、ひとつの答えが明確に出るものに対してなら、
「わかる」「わからない」ということができるが、
恋愛や人間関係、ものの善悪――
といったものの多くは、「わかる」も「わからない」もない、
絶対的な正解などもともと存在しないからだ。
by. 桜井章一氏
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私に言わせれば、
もともとそんな答えの出ないことを相談すること自体が、
そもそもおかしいのだ。
たとえば、「氷が溶けたら何になるか」
という疑問に対して、
多くの人は「水になる」
と教わってきた。
そして、それが唯一無二の答えだと信じきってしまった。
だが、雪国では、
「氷が溶けたら春になる」
という答えも正解ではないだろうか。
ところが、あなたは、
自分で解決策が見つからないと、
すぐ人に相談する。
それも「これだ!」
という正解だけを求めて。
by. 桜井章一氏
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そして、もっと困ったことは、
いまの若い人たちは、
答えが見つからないと不安になることだ。
なぜ、答えを急ぐのだろう。
急がなくていい。
悩んだら、悩んだままでいいのだ。
私は、あなたに公園のシーソーの真ん中にひとりで乗ることをすすめる。
シーソーの真ん中に立って、
右に行ったり左に行ったり……。
それが、疑問と答えの関係だ。
あなたが右に行けば、左が上がる。
あなたが左に寄れば、今度は右が上がる。
両方の真ん中に立てば、
バランスが取れる。
by. 桜井章一氏
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結論を言えば、
悩んだら、解決しようとしないことだ。
シーソーの真ん中にいる感じで、
右に寄ってみたり、
左に重心をかけたり。
言い換えれば、悩みを雲や綿のようにふんわりと包んで、
ずっと持っている感じでいれば、
そのうち、いつの間にか、
解決してしまうことが多い。
by. 桜井章一氏
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