■そんなこと、気にするな 20年間無敗・伝説の雀鬼の「惑わされない生き方」 -廣済堂-
さらに重要なことは、感謝だけでなく、
「他人」という感覚が入ることによって、
「自分との比較」も生まれてくることだ。
実は、この私も「思い通りにいかないな」
と思うことはよくある。
だが、その時に「あいつはどうなんだろう」
と「他人」を考える。
そうすると、自分より大きな問題を抱えた人がいっぱいいることに気づく。
こうした「自他の感覚」を知ることによって、
人間はいかに影響しあって生きているかがわかり、
そのことを恐れなければ、
あなたはこれから、
自分の心を上手にコントロールしながら、
よいほうへと進んでいけるだろう。
自他を知る。
これを守れば、
あなたは決して他人からなめられるようなことはない。
by. 桜井章一氏
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だが、よく考えてみよう。
口のうまいヤツだけが、
本当にこの世をわたっていけるのか。
会議の席や取引席でのプレゼンテーションなどの場で、
よどみなくスピーチできる者たちだけが勝ち残るのか。
ペラペラと調子のいいことばかり言っているヤツが本当にモテるのか。
必ずしも、そうとは言えないのが、
この世の中だ、なぜなら、
言葉だけでは真意が伝えきれない場合もあるからだ。
by. 桜井章一氏
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言葉は確かに大切だが、
コミュニケーションには言葉よりももっと大切なことがあるということだ。
相手の目やしぐさから出てくる「シグナル」
を見落とさないようにするのだ。
シグナルは無意識に出てくる。
相手はいろいろと言葉を取り繕って、
本心を隠そうとするかもしれないが、
ふとした時の肩の揺れや貧乏ゆすり、
そして瞳の翳りなどにシグナルが出ている。
それを見落とさないようにするのだ。
言葉というのは、世間が言うほど、
あるいは口下手なあなたが心配するほど、
実は万能ではない。
意外に、気持ちを伝えにくいツールであることも、
わかっておくことが大切だろう。
by. 桜井章一氏
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人を見る、
観察するということは、
それほど簡単なことではない。
観察とは、相手の体の動きや言葉から、
微妙なリズムや調子、
あるいは違和感を感じ取る作業だが、
ここで大切なことは、
自分のそれまでに知っている知識や経験を一切捨てて、
本能に近い感覚で素直に相手をとらえることだ。
わかりやすく言えば、
固定観念に縛られないことである。
そうした偏見が少しでも入ると、
間違いなく観察力は間違った方向へ働いてしまう。
by. 桜井章一氏
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では、観察力を身につけるには、
どうしたらいいか。
それには、まず、
その人の「クセ」を見抜くこと。
クセというのは、
自分にとっては怖いものであるが、
逆に相手から見れば、
こんなに戦いやすくしてくれる
「情報」はないのである。
by. 桜井章一氏
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もちろん、人間には少なくても七つクセがあると言われているのだから、
すべてのクセが共通した意味を持っているわけではないし、
法則もないが、
その人のクセを良く観察することによって、
同じような人がいたときに相手の心理がだんだん分かってくるようになるから不思議だ。
特に本人は普段通りにしていても、
あなたには、
「ああ、この人、いまイライラしているんだ」
と思えたら、
それなりの対処ができる。
観察力をつけるということは、
それだけあなたを支えてくれる大きな武器になるということでもある。
観察力を身につけるということはまた、
クセのない、「素のままのあなた」
でいることも要求されていることを忘れないでほしい。
自分が無になってこそ、
相手の隙が見えるのだから。
by. 桜井章一氏
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大なり小なり、
人は悩みを抱いて生きているのだ。
当然のことながら、
悩みには苦しみが伴う。
言い換えれば、
苦しみのない人生などないということになる。
だが、そうした多くの悩みは、
「等身大の自分」を見誤ることからはじまる、
ということも知っておいてほしい。
「等身大の自分」、
つまり、ありのままの自分。
それを見誤ってしまうから、
悩みや苦しみが生まれているということに早く気づくべきなのだ。
by. 桜井章一氏
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悩んでいる人たちの多くが「自分」について、
あまりにもわかっていないことから、
悩みははじまっている。
そのことを知っておいてほしい。
仕事がうまくいかないのは、
あなたにそれを解決するだけの能力のないということだし、
給料が少なければ、
自分で給料を上げるべく会社のために働け、
ということだ。
by. 桜井章一氏
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どの悩みにも共通していることは、
すべて身分不相応の「欲」
がその源にあるということである。
「こうしたい」
「こうなりたい」という願望が、
「欲」を生み、
その「欲」によって心が苛まれているのだ。
きつい言い方になるが、
こればかりは真実だからどうしようもない。
だが、それを認識すること。
自分は大したことはない人間だという
「等身大の自分」を先ず的確に把握すること、
これが、実は、
これからの人生を生きていく大事な礎になる。
by. 桜井章一氏
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つまり、「ありのままの自分」は、
いったいどのくらいの価値があるものなのか。
もちろん、それは、
他人が決めるものなのだが、
それをこれまで多めに見積もってきてはいないか。
「贔屓目」や「欲目」なしで、
しっかりと見つめ直すのだ。
見つめ直すと言うと、難しくなるが、
簡単に言えば、
「できるだけ正直でいたい」
「どんなときでも素直でいたい」という気持ちを強く持つことだ。
自分に正直であろうとすれば、
他人からの過大評価も過小評価もわかるし、
つい自分で持ってしまう「欲」にも気づく。
by. 桜井章一氏
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私は「いまが一番幸せだ。このままでいい」
という人生を歩んでいる。
がんばろうと思わない。
健康を求めない。
プライドを持たない。
恨まない。
急がない。
格好をつけない。
がまんしない。
悟らない。
by. 桜井章一氏
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もし、あなたが少しでもいまより幸せな人生を送りたかったら、
お金にかぎらず、
あらゆるものを「欲しい、欲しい」
と思わないこと。
そして、欲をかかず、
「いまが一番幸せだ」
と思うことだ。
そうすれば、いつだって、
幸せな気分でいられる。
あなたが欲しいと思っているものは、
欲しい時には消して手に入らない。
欲しがらなくなった時に手に入る。
だから、欲しがるな、と。
by. 桜井章一氏
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「いまが一番幸せだ」
と思って生きていこう。
実は、あなたがそう思った時から、
かつて欲しがっていたものが順番に手に入ってくる。
あなたはもう、そんなものいらないと思っているのに……。
by. 桜井章一氏
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壁は決して、悪いものではない。
むしろ、壁にぶつからないほうが問題だと思う。
人間は神様ではないのだから、
すべてにわたって万能だということはあり得ない。
ということは、この世には、
誰にでも生きていれば必ずぶつかる
「見えない壁」が存在しているということだ。
by. 桜井章一氏
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では、実際、
「壁にぶつかったとき」は、
どうしたらいいのだろうか。
乗り越えようとすればするほど、
壁は高くなると思ったらいい。
それほど、壁は容易に乗り越えられるものではないのだ。
壁にぶつかったら、
壁に対して乗り越えるのではなく、
壁のなかにすっと入ってしまう柔軟な感覚を持ってほしい、
と私は思う。
by. 桜井章一氏
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