■そんなこと、気にするな 20年間無敗・伝説の雀鬼の「惑わされない生き方」 -廣済堂-
「商い」というものは、
ひとりひとりちがうお客さんと接することで、
そのたびに勉強になるので「飽きない」ところから、
「商い」と言うのだと教えてくれた人がいる。
たんなるダジャレではなく、
これが商売の本質だろう。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
あるお客さんが、
外であなたのことを得意になって話したとする。
このお客さんこそ、「お得意さん」なのだ。
得意になって、あなたのこと、あなたの店のこと、
あなたの会社のことをほかの人に話してくれるから、
「お得意さん」だというわけだ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
「そうか、ピンチはチャンスの裏返しだということを忘れていた」
「ピンチのあとにチャンスあり」とよく言うが、
これは心理的要因が多分に影響している。
その意味でも、あなたが仕事においても、
またプライベートでも、万一、ピンチに陥った時は、
「これを乗り切ったら、きっといいことがあるぞ」
と、ぜひ、プラス思考で考えてほしい。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
特に、勝負事は、
ピンチとチャンスの繰り返しで成り立っている。
だから、チャンスだからと浮かれず、
ピンチだからとあきらめず、
いつ、ピンチがチャンスに変わり、
チャンスからピンチに陥るか、
よく知って行動してほしいと思う。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
仕事における「勝負どころ」というのは、
実は、圧倒的に不利な状況、つまり、
最大のピンチのときに訪れる。
実は、私はこういう状況が最高に好きなのだ。
なぜ、好きか。
なぜなら、逃げようにも逃げられない、
絶体絶命の状況のなかでも前へ進む快感がたまらない。
そして、それをしのいだ時の達成感は、
普通の「勝ち」のなかでは味わえない喜びだからである。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
社員が毎日、社長のつもりで営業していたら、
どれだけ会社にとってすばらしいことか。
圧倒的に不利な状況をしのいで勝つ。
こんなカッコいいことはないし、
誰もが、そんな仕事をしてみたいと思うだろう。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
だが、これをさりげなくやってみせるためには、
ふだんから「不利な時でも、自分は逃げない」
という態度を持って仕事をしていなければ、
いざというときに対処できない。
つまり、ピンチが訪れた時こそ、
あなたが大きく成長できるチャンスの時なのだ。
そう思って、対応してほしい。
ピンチはチャンス。
逃げるな!
「いまこそ、勝負どころだ」と前へ進め!
それが、カッコいい生き方なのである。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
実は、人間以外で、
私が思う理想通りの生き方をしている「生物」がある、
と言ったら驚くだろうか。
それは、道端に生えている雑草である。
もし、雑草に「人格」があるならば、
“彼ら”こそ、
いまの私が目指す理想の生き方をしていると思うのだ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
その理由は四つある。
ひとつは、”彼ら”は自分に
価値を求めていないことである。
だから、人に媚を売ることもないし、
目立とうともしない。
まして、そうした花を羨むこともないし、
嫉妬もしない。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
次に、私が”彼ら”を好きなのは、
他人の目を意識せず、
素のままで生きているからだ。
道端の雑草に、
私たちがなかなか気がつかないのはなぜだろう。
それは、”彼ら”が自己主張をまったくしないからである。
「私は、ここにいますよ!」と叫ぶこともせず、
人に迷惑をかけることもなく、
人知れず咲いて、人知れず枯れていく。
こんな”カッコいい生き方”がほかにあるだろうか。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
そして三つ目が、
“彼ら”は自分の位置をわきまえて生きているからである。
決して出しゃばらない。
「私はここで生きる」と強い気持ちを持って、
野原で咲いている。
手に取るな
やはり野に置け れんげ草
古くからこんな言葉がある。
れんげ草が野原で咲くから美しいように、
人間にも適材適所というものがある。
一般に適材適所というと、
仕事の割りふりのように思えるが、
生きていく場所ということにおいても同様のことが言える。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
最後の四つ目。
これが私の雑草が好きな最大の理由である。
それは、「踏まれていきている」ことだ。
道端に咲いている雑草は、よく踏まれている。
だが、決して死なない。
邪魔だからといって抜こうとすれば、
根を張って耐える。
これが本当の強さだと、私は思う。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
貧しいことは、決して悪いことではない。
悪いのは、貧しさに負けることだ。
仕事のないことは、決して悪いことではない。
悪いのは、仕事を探すことに負けることだ。
人生の失敗は、悪いことではない。
悪いのは、失敗をそのままにしておくことだ。
雑草は、きっと、あなたにそう伝えたいために
今日も踏まれているのかもしれない。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
人間の坩堝である会社のなかばかり見ていると、
物事の本質は見えてこないということだ。
私のように、自然を人生の師匠と考えると、
いろいろなことがわかってくる。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
たとえば、春咲いている花は、秋に種を植えたものだ。
そこに気がつくと、仕事というものは、
いきなりうまくいくものではないことがわかるし、
自分の人生のなかで、
昨年の秋にいったい何を蒔いておいただろうかと考えることができる。
自然を人生の師匠にして生きれば、
何事にも惑わされない「真理」を
手に入れることができるというものだ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆