■突破力 -講談社-
言葉というものには、
人が思っているほどの力はないと思っています。
言葉以上に通じる何かがあるのだと思います。
動物は、言葉なくてもたがいに意思を通じさせることができます。
言葉以上に通じるものはなにか、といえば、
男の場合には「背中」だと思います。
by. 桜井章一氏
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常に自分に正直であり、
悪い部分を見つけたら素直に認めて、
それを正せる勇気をもつ、
ということを鉄則にしています。
自分の心にウソをついていない人は、
早く伸びていきます。
自分の心を欺いていないので、
相手のこともよく見えるのです。
by. 桜井章一氏
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そしてもうひとつ、
自分本位の心を捨てることが大切になります。
何かを得ようとする気持ちばかりで何も与えなければ、
相手も何も与えてくれません。
相手のことを読んで計算するという行いは、
自分に対する最大のごまかしでもあるのです。
by. 桜井章一氏
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人間性の評価ですら、常に数字が優先され、
数字だけで優劣が決められてしまっています。
こうして人々は数字に一喜一憂し、
間違った生き方をしてしまうのです。
「数字がすべて」の世界に埋没するうちに、
人々は自分を見失い、人間性までも忘れつつ
あるような気がしてなりません。
by. 桜井章一氏
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勝ち負けではなく、
着目すべきところは常に「経過」なのです。
すべて「数字」優先の世の中ですから、
せめて私は「質」を問いたいと思います。
世の中には、計算を超えた生き方、
というのもたくさんあるのです。
by. 桜井章一氏
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いったん世の中の悪に染まると、
心の汚れは落とせないものなのでしょうか。
そんなことはありません。
泥水を吸って育った花が、汚く咲いていますか。
毒を飲んでしまったなら、
それを吐き出してしまえばいいだけです。
何が悪かを知らなければ、よいことも見えません。
ときには悪いものも吸収して、吐き出しながら、
自分のなかの毒をどんどん少なくしていくのがいいのです。
by. 桜井章一氏
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自分のよいところばかり見せて周囲に評価してもらうより、
自分の悪いところを見せて評価してもらったほうが、
自分を修正しやすく、よく変えることができるのです。
たいていの人は、やり方が逆です。
よいところばかりを見せようとするから、
バランスを崩して逆効果になっています。
by. 桜井章一氏
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私は、しばしば道場生たちの反応を見たくて、
わざと自分の悪い側面を見せます。
そのほうが自分を研究できるからです。
自分を知るとは、そういうことだと思います。
長所だけを見せようとするから、
自己がわからなくなり自分を見失ってしまうのです。
by. 桜井章一氏
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自分が好調ということは、
裏を返せば「まわりが不調」ということです。
勝負をより楽しむために、
まわりに人を好調にしてあげることもあります。
運のおすそ分けをします。
もちろん、わざと負けるわけではありません。
by. 桜井章一氏
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運の並は絶えず流れを変えていきます。
大きな流れには気づいても、
多くの人は小さな流れを見過ごしてしまうから、勝てないのです。
「きょうは全然ツイていない」と嘆く人にも、
実は定期的にチャンスが訪れているのです。
自分に来た並を見送れば、
当然その波は別の人のところに行ってしまいます。
by. 桜井章一氏
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男のカッコよさとは、何でしょう。
決定的な要素は、文字どおりカッコがついている人です。
男女を問わず好かれるの人は、その時々の年代で、
若いときには若いときのカッコよさ、
中高年のときは中高年のときのカッコよさがあるものです。
その人が積み重ねてきた生き様が反映されるので、
自然とカッコよさが滲み出ます。
by. 桜井章一氏
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要は、どれだけ男としての自信をもちあわせているか、です。
弱いものを助けられるか、信念を曲げず行動を起こせるか、
正直な心をもっているか。
これらがなければ、何をやってもカッコはつきません。
男として生まれた以上、
男のカッコは自分の力でちゃんと
身につけていくべきものなのです。
by. 桜井章一氏
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「あ、こんな大人もいるんだ。なんかカッコいいな」
だから、できる限り彼らの期待を裏切らない生き方を
しないといけません。
カッコ悪いことをごまかして
カッコよく見せるのは、
もっともカッコ悪いことです。
自然体であれば、
そういうプレッシャーも感じないですむと思います。
by. 桜井章一氏
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間違った認識を与えてしまうようなカッコよさでは、
偽物なのです。
麻雀にもカッコいい負け方があります。
負けてないてもしかたないし、
人のせいにしても何も解決しません。
いさぎよく自分で受け止められる、
きれいな負け方が大切になってくるのです。
by. 桜井章一氏
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勝ちがあれば、負けもあるのですから、
勝つことだけを教えようとしてもダメです。
むしろ、負けたときに、
男としてどういう態度をとればいいのか、
そこを知らない限り、
カッコいい男にはなれないような気がします。
by. 桜井章一氏
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