■突破力 -講談社-
EQなどというと、なにやらたいそうな感じですが、
相手の気持ちがわかって、
自分の気持ちを相手に伝えることができる能力ということなら、
この指数は高いほうがいいということになります。
EQが高いほど人間関係がスムーズにいき、
仕事も上手くいくわけです。
by. 桜井章一氏
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ビジネスでもそうです。
自分たちの利益だけを考えて行動している、
どうしても、ごまかしたり、たくらんだり、
邪心が働いてくるものです。
自分の感情を知って相手の感情を知るということは、
とても大切な人間関係の基本です。
そして人間関係こそが、人生に喜びをもたらすものです。
感情指数が高いということは、人間関係の資質が高いということです。
ぜひ、その資質をいい人間関係をつくるために
正しく役立ててもらいたいと思います。
by. 桜井章一氏
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人間には五感というものが備わっています
(第六感というものもありますが)。
でも、つい最近まで使っていた五感をどんどん閉じ込めて、
いまでは「一感」に特化して使っているような気がします。
つまり、目を使って見ることだけ。
これはやはり現物を目の前にして、
見たり、聞いたり、嗅いだり、触れたり、味わったりするのとは、
そのモノやことに対する理解度や関心度が決定的に
違うような気がします。
見ることだけに頼っているということは、
人間のもっている最低限の感覚をひとつに
制限して生きているようなもので、
それでは本当に生きているとはいえないと思うのです。
by. 桜井章一氏
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人間は五感全部を働かせていてこそ、
人やモノに対して関心が湧いてくるものです。
それがひとつでも欠けてると、そのぶん関心が薄れてきます。
それをたったの一感にしてしまったら、
ほとんど無関心という状態になるはずです。
だから、いろいろな問題が起こるのです。
by. 桜井章一氏
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文明の利器はたしかに便利なのですが、
そのぶん人間が壊れていっているわけです。
壊れる、とはどういうことかというと、
たとえば、人の命の重さがわからなくなったりするということです。
by. 桜井章一氏
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「壊れたら新しいものを買いなさい。修理するより安いですよ。
部品も、もうありませんから」
というようなやりとりです。
こんなに不誠実なモノづくりはありません。
モノをつくる人にもモノへの愛着がないようです。
つまり儲かるか儲からないかだけ。
昔の職人さんたちはつくったものに愛着があるから、
モノに心が入っていたものです。
by. 桜井章一氏
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日本にはかつてそういうモノを大切にする気持ちがありました。
経済や産業の発展によって、人間は自分たちやモノ、
あるいは自然を含めたすべてのものを大切にするということと、
まったく逆方向に進んでしまったようです。
それを果たして進化と呼べるのでしょうか。
by. 桜井章一氏
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子どもたちにぜひ教えたいのが、逆説的ですが、
「卑怯」ということです。
いまは、いうなれば卑怯の時代です。
大人たちが、政治家や企業家もみんな卑怯なことを平然と行っている時代です。
世の中が乱れている、というその根本は、
みんなが卑怯になっているから、
ということではありませんか。
by. 桜井章一氏
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人生経験のない子どもたちに、
「これは、やってはいけません」
などとただ既成のルールばかり押しつけても、
彼らには何の実感も湧かないはずです。
なぜやってはいけないのか。
それを、子どもたち自らが卑怯にならないことを基準に判断できるようになるのが、
いちばんいいことなのです。
卑怯にならないことを真ん中に置いて、
人間関係をつくっていけるような人間になればいいのです。
by. 桜井章一氏
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運命は変えられるものですが、もちろん、
すべてがいい方向に転じるわけではありません。
ときには悪く変わってしまうことがあります。
これは要注意です。
たとえ大義名分「正」であっても、
結局たくさんの血が流れるのですから、
実質的には負のエネルギーが大きく作用しているのです。
by. 桜井章一氏
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分別のある正のエネルギーでは、
なかなか世の中は変えられないのです。
それほど負のエネルギーは強力なパワーをもっています。
しかし、どんなときも絶対に「狂」
には従ってはいけないのです。
by. 桜井章一氏
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人間には、強くなりたい、前に進みたいという思いがあるので、
つい「狂」の説得力に屈してしまいがちです。
そして、それが恒常的になれば、
当然「狂」の生き様をしてしまうことになります。
「狂」には常人が得られない感覚があるので、
ときには人はそれに魅せられてしまいます。
何かにとらわれる心というのは、
底なし沼のようなものです。
by. 桜井章一氏
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強く信じる気持ちというものは、
それほど人を変えてしまいます。
人の正常な判断を誤らせる「負」
のエネルギーに飲み込まれてはいけないのです。
そんなことにならないために注意することは、ひとつだけ。
負のエネルギーに敏感になることです。
いち早く負のエネルギーの存在に気づけばいいのです。
そして、絶対にそこに近づかないようにすることです。
by. 桜井章一氏
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便利すぎて、かえって煩わしさが増えた、というのが、
いまの文明社会に対する私の感想です。
違和感をおぼえるものに無理に迎合するつもりはありません。
自然のまま生きるだけ、それが私の生き様です。
by. 桜井章一氏
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便利を求めた結果、社会が複雑化してきました。
複雑になれば、面倒なことも増えます。
だから、人々は始終ピリピリしています。
文明の恩恵については、
「そんなにたくさん、なくても間にあうよ」
といった感想です。
文明の利器は便利さをもたらす一方で、
人間関係を複雑にしてしまいました。
その意味では、かえって不便になったともいえます。
by. 桜井章一氏
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