■突破力 -講談社-
背中は人間の軸です。
背中を見れば、
つまり姿勢を見れば、
だいたいその人の人間としての力量はわかるものなのです。
姿勢というのは、
それほど大事なものなのです。
姿勢というのは、
身体そのものの姿勢のことだけでなく、
生きる姿勢、
その人の生き方をあらわすのです。
背中は言葉よりもよく語るのです。
by. 桜井章一氏
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自分が頼れる人間であれば、
つまり「自信」があれば、
信仰はいらないことになります。
逆に、自分が頼れないのであれば、
他人か宗教か、
自分以外の何かを信じて頼るよりしかたありません。
つまり「他信」です。
by. 桜井章一氏
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手に余るほどのたくさんの情報があることに、
どんな意味があるのでしょうか。
情報が願いを叶えてくれるわけではないのです。
情報というのは、
生かして初めて価値が出るものです。
ゴミのような情報がいくらたくさんあっても、
個人の生活は何も変わらないのではありませんか。
by. 桜井章一氏
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情報を生かす、といいましたが、
情報を選別して自分のものにして役立てる、
ということについては、
人は昔からやってきました。
これは体験を重ねて初めてできることです。
これがまさに知恵というものです。
いつでも多種多様な情報が得られ、
賢くなっていくと思っている人も少なくないでしょうが、
実際は反対にバカになっていっているのだと思います。
by. 桜井章一氏
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庶民は生活のなかで他人と接するときの
立ち居振る舞いをしっかりと守ってきました。
いわゆる「江戸仕草」です。
町で暮らしていくうえで、
こうした仕草が自然に出ない人は
「田舎者」であり、
粋とは呼ばれませんでした。
by. 桜井章一氏
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こういう仕草は、
マナーやルールといった理屈では語れません。
何かのためにこういう仕草があるのではなくて、
こういう仕草をすることで、
他者への思いやりや気遣いといったものが、
自然とついてくるのです。
まず気持ちのいい仕草があれば、
心はちゃんとあとからついてくるのです。
by. 桜井章一氏
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世の中でいちばん偉大なものは、
何でしょう。
いちばん価値のあるもの、
といいかえてもいいのですが、
私はそれを「いかに連続性があるか」で、
判断することにしています。
そういうものを「神」だと、
私は思うのです。
by. 桜井章一氏
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ミミズはわれわれにとっては隣人です。
人間同士だけでなく、
すべての動物、
植物が隣人なのです。
われわれはその隣人に恵みをいただきながら、
おたがいの生命を保っているわけです。
by. 桜井章一氏
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いつもいうのですが、世の中、
花だけ見ていてはダメなのです。
出世、名誉、カネ、といったもの、
世の中の花の部分にしか興味を示さない、
というのではダメなのです。
もっと、根っこや枝ぶりといった根本の大切さを認識していかないと、
大切なことを見落としてしまうことになるのです。
by. 桜井章一氏
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開き直りの精神というものは、
本当はもう打つ手がない状態のことです。
実はお手上げ状態になって逃げているだけです。
諦めてしまっているのです。
たまたま結果オーライになったとしても、
私はあまり感心できません。
by. 桜井章一氏
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本当に強い人は最後まで諦めないのです。
開き直ったりはしないのです。
窮地に追いつめられて打開策が尽きたように思っても、
必死になって探せば何か手はあるはずなのです。
by. 桜井章一氏
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どんなに崖っぷちに追い込まれても、
正面から敢然と困難に向きあうことができれば、
肝もすわります。
そこでけっして逃げないことです。
最後まであきらめなければ、
突破の糸口は必ず見つかるものなのです。
by. 桜井章一氏
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自分を知るということは、
生きていくうえでとても大切なことだと思います。
でも、他人の欠点はよく見えても自分のそれは見えないように、
本当に自分のことを客観的に見て知るというのは
難しいものです。
by. 桜井章一氏
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なぜ自分を知らないかと言うと、
誰かがつくった既成の価値観のレールに乗って
判断しているからです。
そのほうが楽だからで、
それは本人の甘さであり弱さなのです。
過大評価も過小評価もせずに、
もっと真摯に、
それこそ勇気と素直さをもって自分自身を見つめ、
知ろうとしてもらいたい、
と思うのです。
by. 桜井章一氏
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私の道場 (雀鬼会) の麻雀は一手1秒で打ちます。
考える力ではなく、瞬間のカンを磨くためです。
そうやってカンを磨いているうちに、
当然スピードも速くなります。
初めて見る人には、
たぶんついていけないスピードだと思います。
ただ、本人たちはスピードのことを
意識していないはずです。
結果的にスピードが速くなっているだけで、
スピードを速くするためにやっているのではないのです。
by. 桜井章一氏
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