人よりも良くなりたい、という欲が屈辱を生む。自分の志がない人間、自分の歩く道を知らない者はつねに不安なる

■悪戯の流儀 -青春出版-

人よりも良くなりたい、という欲が屈辱を生む。自分の志がない人間、自分の歩く道を知らない者はつねに不安なる

結局、人は自分の首を自分で締め、
人類は絶滅の道を進むしかない。

素もぐりです。

もぐれる深さなんてタカが知れているけれども、
私は機械を背負ってまで自然の領域を侵そうとは思わない。

いかに美しい海に魅了されようとも、
あなたが言うように踏み込んではいけない領域があると私も思っています。


by. 桜井章一氏

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人間は自然サマによって生かされているという謙虚で当たり前の考え方をもつことが本来の姿じゃないか。

しかし、私は苦労して育ててくれた母親の言うことも聞かず、
先生や友人に相談することもなく、
わが道を歩み始めていた。

気がついたら、
それが麻雀という道で、
いまも歩き続けているよ。

もし、俺が企業への就職を選択していたら、
いまほどの満足感のある充実した人生はなかったと断言できる。


by. 桜井章一氏

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俺の道は俺が選んだものだし、
君は君自身で選ぶこと。

そこがもっとも大事な点だよ。

選ばずにきたツケが、
いまになってまわってきているんだよ。

相談をするというのは道が自分で決められないからだろう。


by. 桜井章一氏

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俺は、弱い者を攻撃して、
強い者に服従している役所の体質にウンザリするね。

弱い者には「規則です」と言っていながら、
金持ちだとか地位のある人には、
規則を曲げて融通をきかせてあげるだろう。

結論を言えば、
自分の道は自分で選び、
切りひらいていくしかないってことだな。

職業には貴賤はないといいますが、
じつはあるのです。


by. 桜井章一氏

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私流に言えば、
本物の仕事とニセ物の仕事。

世の中には無知ゆえのミスもあるよ。
これは罪だね。

しかし、もっと恐ろしいのは知るがゆえの悪行だ。
これは悪魔だよ。

悪魔ってのは何でも知っていてやってるわけだろう。


by. 桜井章一氏

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■「勝負強い人間」になる52ヶ条 -三笠書房- 「感じる力」を強くするためには、いつでも「感じる力」を働かせて、それにしたがって行...

この悪魔たちはとても知識もあるし、
機知に富んで理性もあるはずだ。

そのくせ裏にまわれば自己中心的で冷淡、
人の心なんかちっとも思っていない。

思いやりのカケラもない。

しかしな、よく考えてみると、
いまの世の中の1人1人がちっこい政治屋だし、
経済人だもんな。


by. 桜井章一氏

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そして小役人根性を持っているだろう。

いつから政治と経済が善とされてしまったんだ。

それをみんなして追い求めているのが、
いまの社会だから悪魔が多いのもしょうがないのだろうか。

それと、君ががんばってやってきたことの根本の動機が不純であるということ。


by. 桜井章一氏

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すべてが不純だよ。
不純な動機で行動しても虚しいのは当然だ。

まず自分の道を歩いているようでひとつも我が道を歩いていない自分というものに気づきなさいね。

遠くにあるものばかり望んで君は身近にある大切なものを失っているぜ。

だからやり切れなく虚しいんだ。


by. 桜井章一氏

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■「勝負強い人間」になる52ヶ条 -三笠書房- 大自然に学び、大自然に力を授かるということ。人間が相手であればどんな動きでも予測で...

男の子には冒険する気持ちは大切だけど、
男の野望なんてのは、
裏を返せば欲のかたまり、
決してかっこいいもんじゃない。

それよりも君が味わった屈辱の正体も、
じつはあんた自身の不純さが原因なんだよ。

人よりも良くなりたい、
という欲が屈辱を生む。

だったら、その根本である自分という人間を変えないかぎり虚しい人生を歩むだろうよ。


by. 桜井章一氏

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両親(下北沢 ハチヤ)は忙しくてしゃべる暇もなく黙々とラーメンづくりを続け、
家にたどり着くと疲れ切っちゃって一家団らんなんてなかったろう。

他の店なみにラーメン代を上げれば生活もラクになるし、
団らんだって手に入るし、
何より世間的にも見映えのよい店に建て替えられもしたろうに…、
と子ども心に考えたと思う。

でも俺は言ったよ。

「お前のご両親様は下北沢一、いや日本一のラーメン屋だったと思うぜ。
ラーメンを売って、あれほど弱い立場の人を救い続けた方がどこにいる?
アメリカなんて遠くじゃなくて目の前にいたんだよ。
商売人のお手本のような人だったじゃないか。
お前のご両親さまこそお国から感謝状を受けるべき方なんだよ」


by. 桜井章一氏

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彼もこう答えたよ。

「外国へ出てみて、やっと俺、自分の両親の立派さがよくわかりました」

頭で考え続けて悩み苦しむ、
何かを感じて行動を起こしてほしい。

虚勢をはって生きようとせず身近なものから大切にして行動することだ。


by. 桜井章一氏

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ラーメン屋のお父さんは身近なところを見て商売をしていた。

遠くを見て商売なんかしていなかったよ。

自分の志がない人間、
自分の歩く道を知らない者はつねに不安なる。

不安だから情報に頼り、
流行りにのっかる。


by. 桜井章一氏

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しかし安いラーメンを黙々と作り続けたことで
「真の道」を息子に教えた。

ハチヤさんこそ教育者だし、
本当の商売人であり、
立派な大人だったと思う。

しかし、商いには学問はいらないよ。

経済では大きな金が動くだろうけれども、
商いのように人の心は動かせない。


by. 桜井章一氏

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商い魂を持って歩めばいい。
ところが、金が目的になっちまった。

手段と目的を取り違えた結果、
金をくれるなら何でもする。

人が上で金が下に位置するのなら問題はないけれども逆転しているだろう。

金の権力が人権をおかし、
人命まで奪うわけだよ。


by. 桜井章一氏

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