■悪戯の流儀 -青春出版-
スピードをつけると、身近に見ることができる。いま現在のことだけが確実、なんでもできるんだ。姿かたちに優劣はない。あるとすれば、その人自身の輝きの度合いだ
「愛」を近づけるにも
「瞬間」というスピードが必要なんだ。
スピードをつけると、
身近に見ることができる。
500メートル離れていたら見えないものが、
スピードをつけて近づくことで見えるようになる。
最初の判断の次にくる迷いや、理屈や、
計算という二次情報の中に浸かっていたら、
「愛」に近づくことなんて永久にできねえよ。
by. 桜井章一氏
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過去から未来まで永久に変わらないものなんてあるわけがねえ。
そうじゃなくて、
俺は「今」という言葉を使う。
「お前、今いいよ」「お前、今えらいね」
みんな自分が現在やっていることが未来につながるだろうと思っているし、
過去にやってきたことは当然、
現在につながっていると思っているだろう。
未来があてにならねえのはもちろん、
過去自分が通ってきた道だって本当はあてにならない。
by. 桜井章一氏
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過去に自分ががんばってやったことだとしても、
現実は過去に頼れないことを知っているから、
だからこそ過去に必死にがんばった、
やったと言いながらもいざその現実に突入する瞬間にプレッシャーとか緊張とかが生まれてくるんだ。
そんな過去に囚われてしまうと、
結局現在がむちゃくちゃになってしまう。
いま現在のことだけが確実、
なんでもできるんだ。
別の言い方をすると現在は真ん中。
by. 桜井章一氏
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現実を直視してる現在だけが曲がっていないということになる。
今いっしょうけんめい、
今喜んでる、今感謝している、
今がんばってる。
今こそが大事なんだ。
手をさしのべて、
助けてくれと言っている人がいるのに君は仕事に逃げた。
by. 桜井章一氏
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仕事って、そんなに大切なものかい。
誰がそんなことを言ったの。
そして、そうした世間に合わせて生きているあんたは、
溺れてかけている子と仕事をはかりにかけて仕事をとったのだから
“人知らず”だったんだよ。
人を何よりも大切にしない者は、
人から大切に思われないのは当然ではないのかい。
俺はね、人間が仕事の下になるなんて絶対に許せないんだよ。
by. 桜井章一氏
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そうなれば、溺れている人を自信を持って救い出すこともできるはずだ。
相手も君にしがみついて離さない。
それでも共に溺れることなく生きていけるようになるはずだな。
作られたカッコよさと比較して勝てるはずがねえじゃないか。
by. 桜井章一氏
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見せかけで作られたものはすべてカッコいいに決まってんだろう。
テレビを作っている連中は、
人間が他人の弱みや悪の面を見たがるという心理を突いてくる。
天から授かった姿かたちではなく自分の力で勝ちとった人間としてのカッコよさ。
カメラの腕ひとつから得た自信が彼の生きざまを堂々とさせているわけだよ。
by. 桜井章一氏
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姿かたちに優劣はない。
あるとすれば、その人自身の輝きの度合いだ。
ひとつのことが輝いていれば、
どんな姿かたちでも美しく、
カッコよく見えるものなんだ。
だからこそ心を磨け。
ひとつの分野を自分の力で磨き上げていきなさい。
しかし、ひとつひとつを拒否する気持ちを忘れるな。
by. 桜井章一氏
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なぜ意気地なしの弱虫になるのか、
その根源には不安という得体のしれないものがあるんだ。
しかし、不安を強く感じる人の特徴は、
極端な安定願望をもっていることですよ。
安定した恋なんか、
あるわけがないのにね。
極端にいえば、
こういう人間は生きてること自体が不安なんだよ。
by. 桜井章一氏
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ただし、多くの不安は無知からくるものだということを知っておくことだね。
たとえば、真っ暗闇の中で階段を下りることはできないよ。
恐くて前へ進むことはできない。
だけど、わからないと、
一歩先はもう奈落の底にも思えてくるわけだ。
by. 桜井章一氏
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つまり、女性とか恋愛についてきちんと理解してさえいれば、
極度の不安に悩むこともなくなるということだ。
女の気持ちってのはわからんものだ、
ということがわかればいいわけだ。
分からなくて当たり前だと思っていればラクになる。
すべては自分の不安が引き起こす言動にすぎない。
by. 桜井章一氏
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君に不足しているのは自立心だよ。
誰かに、何かに依存してない自分で歩むこと。
ふだんの生活や心構えの中から自分の不安や依存を少なくしていくことから始めなければ、
しっかりとした恋愛関係や人間関係は結べない。
やり直しだよ。
自分というものをしっかりとやり直してみることだね。
by. 桜井章一氏
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俺は情報を第1次と第2次の2つに分けて考えている。
第1次情報というのはひらめきやカンだね。
それによって瞬間的に判断する。
第2次情報とは理屈や理論だ。
なぜ、俺が第1次情報を大事にするかといえば、
一瞬のうちに判断したら弱いほうを助けるために、
強そうなほうに向かっていくだろう。
by. 桜井章一氏
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それを「瞬間は愛なり」
という言葉で俺は表現しているんだけど、
物事を瞬間でとらえることが、
愛なんだ。
愛というのは、
ことさら優しさとか思いやりなんて理屈で考えるものじゃない。
瞬間に判断していること、
それが愛だろう。
あるいは、かわいそうだ、
辛そうだ、痛そうだと判断したら、
即、行動する。
そこに愛がある。
その気持ち、一瞬の判断を大切にしろってことだ。
by. 桜井章一氏
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