■壁をブチ破る 最強の言葉 -ゴマブックス-
もう永久連続性のように私たちに恩恵を与えてくれているもの。そういうものが、いうなれば「神」なのだと、私は思うのです。いまは、いうなれば卑怯の時代です
情報というのは、
生かして初めて価値が出るものです。
情報を生かす、
といいましたが、
情報を選別して自分のものにして役立てる、
ということについては、
人は昔からやってきました。
空を見て天気を予想したり、
波を見て漁場を決めたり、
というようなことはまさにそれですが、
これは体験を重ねて初めてできることです。
これがまさに知恵というものです。
by. 桜井章一氏
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いつでも多種多様な情報が得られることで賢くなっていくと思っている人も少なくないでしょうが、
実際は反対にバカになっていっているのだと思います。
世の中でいちばん偉大なものは、
何でしょう。
いちばん価値のあるもの、
といい換えてもいいのですが、
私はそれを「いかに連続性があるか」で、
判断することにしています。
つまり、私にとってのそれは、
太陽であったり、
風であったり、
地球が生まれてからずっと存在する自然界のものということになります。
by. 桜井章一氏
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もう永久連続性のように私たちに恩恵を与えてくれているもの。
そういうものが、
いうなれば「神」なのだと、
私は思うのです。
もともと人間というのは自然のなかではとても弱いものです。
私はいつも、
自然の生き物にはかなわないと思っています。
by. 桜井章一氏
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ミミズはわれわれにとっては隣人です。
人間同士だけでなく、
すべての動物、
植物が隣人なのです。
本来、われわれはその隣人に恵みをいただきながら、
おたがいに生命を支えあって生きているわけです。
天然記念物のトキが絶滅したといって大騒ぎするくせに、
身のまわりのミミズを見かけなくなったことには知らん顔です。
by. 桜井章一氏
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土を耕してくれて、
われわれに恩恵を与えてくれるミミズなのに、
です。
そんなことを見ても、
人間がいかにダメな生き物かがわかります。
いつもいうのですが、
世の中、花だけ見ていてはダメなのです。
もっと、根っこや枝ぶりの大切さを認識していかないと、
大切なことを見落としてしまうことになるのです。
by. 桜井章一氏
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私はむしろ、
男らしさや女らしさというのは必要なことだし、
とても大切なことだと思います。
男と女の領分、
男と女の役割、
男と女の文化というものがあるのです。
人間として生きて1倍、
男として男らしく生きれば2倍、
ということです。
たしかに、男らしく生きようとすると、
たいへんなこともたくさんあります。
by. 桜井章一氏
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でも、たいへんだからこそ楽しいのです。
つまり「らしさ」というのは立場、
立場での責任を持つことでもあるのです。
それぞれの立場から逃げずに、
その立場を全うするということなのです。
「らしさ」にこだわらない生き方は、
責任がなくて、自由で、
可能性がありそうですが、
実は中途半端で、
かえって可能性を狭めることになるのです。
by. 桜井章一氏
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子どもたちにぜひ教えたいのが、
逆説的ですが「卑怯」ということです。
いまは、いうなれば卑怯の時代です。
世の中が乱れている、
というその根本は、
みんなが卑怯になっているから、
ということではありませんか。
こんな時代だからこそ、
ぜひ子どもたちには「卑怯」
のヒドさ、醜さ、
イヤらしさを知っておいてもらいたいと思うのです。
by. 桜井章一氏
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なぜやってはいけないのか。
それを、子どもたち自らが卑怯にならないことを基準に判断できるようになるのが、
いちばんいいことなのです。
卑怯にならないことを真ん中に置いて、
人間関係をつくっていけるような人間になればいいのです。
もちろんそれを貫くのはたいへんなことですが、
誰かに対して卑怯にならないように汗水流す、
そんな人間にみんながなればいいのです。
by. 桜井章一氏
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スポーツには夢がある、
などといいますが、
すべてのスポーツがそうだとは思いません。
プロのスポーツは、
いまはすべておカネがらみのビジネスです。
何億何千万円でなお保留、
などとやっています。
あれのどこがスポーツかと思います。
by. 桜井章一氏
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何かカン違いしているとしか思えません。
スポーツのスターが人々に夢を与えられるとしたら、
それは、誰にもマネできないような素晴らしいプレーを見せてくれるからであって、
決しておカネをたくさん稼げるからではないのです。
豪邸に住んで、
高級外車を乗り回すことのどこが
「夢」ですか。
そんなことはむしろミットモナイことだと、
どうして気がつかないのでしょう。
by. 桜井章一氏
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「自然欲」といいましたが、
もともと動物として人間の欲望はそんなに多くはなかったはずです。
文明とか進化が、
人間の欲望を膨らませたのです。
そしていつか人間の欲望は限りないものになってしまいました。
おカネ持ちになることが夢などといいますが、
私にいわせれば、
必要以上におカネを持ちたいなどというのは、
夢でもなんでもなく、
ただの妄想です。
by. 桜井章一氏
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欲望の量が増えるだけ、
人は幸福な状態から離れていくことになるのです。
日本は戦後ずっとアメリカべったりでやってきましたが、
いまやアメリカほどひどい国はありません。
こういう国にべったりでやってきて、
今後もやっていこうという日本ですから、
当然アメリカの抱える問題はそのまま日本と日本人に大きく影響することになります。
その権力志向や拝金主義、
自分の国さえよければいいというご都合主義、
弱いものいじめの発想なども、
そっくり影響を受けてしまったようです。
by. 桜井章一氏
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自由の国・アメリカは、
いまや魂の不自由な国になった。
背中で語る、といいますが、
その人の生き方を見ているだけで何かを教えてもらえるような、
そんな知恵のある高齢者がいたらいいと、
真剣に思います。
しかし、はたしてそんな知恵のある高齢者がいるかというと、
残念ながらいまはほとんど見あたりません。
でも、彼らは知識ばかりで歳を重ねたものですから、
開けてみると空っぽなのです。
「知恵」がないのです。
知識というものは、
他人よりもいい学校に行くだとか、
いい会社に入って出世するだとか、
おカネをたくさん儲けるだとか、
ほとんどが自己欲のために身につけられたものですから、
人生どう生きるべきか、
といったような疑問にはとても答えられないのです。
by. 桜井章一氏
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