人間のエゴがすべての罪を作っていると思います。日々を大切に「心」を入れて過ごしてこそ、平常心が生まれてくるのです。生き方の基本は、「俺たちに明日はない」です

■八割できなくても幸せになれる ~いまを無邪気に生きる術~ -竹書房-

人間のエゴがすべての罪を作っていると思います。日々を大切に「心」を入れて過ごしてこそ、平常心が生まれてくるのです。生き方の基本は、「俺たちに明日はない」です

ただ、間違いなく悪いと言えるのは、
エゴです。

人間のエゴがすべての罪を作っていると思います。

エゴというのは、
とても寂しいものです。

エゴは自分の中にあるものだから、
自分一人だけのもの。


by. 桜井章一氏

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そうなるためには、
エゴの部分を少しずつ減らしていくしかありません。

それをしないで、
「だって、私は」
「でも、俺が」と、
エゴを押し通してしまうと、
人はどんどん孤独になってしまうのです。

童心というのは、
心がとても自然な状態で、
ありのままということです。

でも、幼児性は、
子どもっぽい甘えとか、
わがままが抜けていない状態で、
今の世の中には幼児性の強い大人の方がとても多くなっています。


by. 桜井章一氏

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逆に、子ども時代を心から楽しんだ人は、
童心を持っています。

仕事にしろ、
人間関係にしろ、
遊びにしろ、
子どもの頃の純粋な心のままにやっていれば、
大人になってもすべて楽しめるものなのです。

童心というのは、

「心が体験した実感」

です。

心と行動が一致していないと、
童心は生まれてきません。


by. 桜井章一氏

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まず、生きる道や、
日々のあらゆる選択も、
自分で心から選ぶのです。

誰かに「いけないよ」と言われたって、
自分自身の心で選んでこそ、
童心のある大人になれるのです。

そこには良いも悪いもすべてが入っているのです。

そして、そのすべてを受け入れ、
悪いところは良い方向に変えてしまえばいい。


by. 桜井章一氏

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それが童心を失わず、
心のある大人になるということなのです。

日常をいい加減にだらしなく生きている人が、
いつも通りにやっていても決して良いことはない。

そういう人に「平常心」はありません。

日々を大切に「心」を入れて過ごしてこそ、
平常心が生まれてくるのです。


by. 桜井章一氏

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■「育てない」から上手くいく -講談社- 「だったらきれいごとでいいんだと証明しよう」と、あるとき思いました。あらためて思うのは、本当...

普段いい加減な過ごし方をしている人は、
当たり前の「基本」ができていません。

基本の暮らしができていない人は、
戻れる基本がないということ。

基本に囚われたり、
そこで止まったりしている間は、
平常心は手に入りません。

当たり前のことをしっかり捉えてその先に、
平常心はあるのです。


by. 桜井章一氏

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でも一番怖いのは、
普通の人間の中に入り込んだ
「邪悪な心」です。

そういう意味では、
一見普通の社会人の方が、
悪いことや人の道に外れた行為を隠そうとする、
邪悪な心を持っているのです。

そして、そういう心が、
今の社会で最も多く問題を起こしているわけです。

しかし、悪い部分を隠そうとする邪悪な心が子どもたちにも受け継がれ、
現代の狂った犯罪を生む一因になっているのは、
間違いないことなのです。


by. 桜井章一氏

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できる限りズルいことや悪いことを考えず、
しないようにする。

いくら世間的に頭が良くて仕事ができても、
悪いことばかり考える人間は、
頭の悪い人間なのです。

でも、感じることを大切にして、
いろいろな行動を起こせる人は、
自分の違和感にも気付くし、
人が発する違和感にも気付くようになります。

自分の気持ちがなんとなく落ち着かないのは、
心の中に違和感があるからです。


by. 桜井章一氏

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それをそのままにしておくとストレスになり、
不安や病を育てることになってしまいます。

自分が楽だと思っている姿勢や動きが、
実は違和感のあるもので、
その悪い癖から腰や肩の痛みが生まれているのです。

違和感を感じたら、
その感覚がどこから来ているのか、
何が原因なのかを探り、
それを解消していく必要があります。

そのために大切なのは、
やはり感性に従う
「素直な心」なのです。


by. 桜井章一氏

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妄想がいきすぎると、
ないことまでもあると言い始めます。

そしてそれを、
本人の中では勝手に現実のものとしてしまうのです。

この妄想を現実にしているのが今の世の中で、
多くの人が妄想を追いかけています。

でも、それは「病」であり、
「狂」なのです。


by. 桜井章一氏

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だから、地に足をつけ、
少しでも正しい現実の方向へ自分を持っていくことが、
現代社会に生きる人にとって一番大切なことなのです。

我々の明日は、
とても不確定、
不確実なものです。

それなのに、
人は確実や安定を追い求め続けます。

そこに悩みや不安や不幸が入り込んでくるのです。


by. 桜井章一氏

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生き方の基本は、
「俺たちに明日はない」です。

不確実なものを追い求めるのをやめ、
目の前にある今この瞬間に真正面から向かう。

そうした時にはじめて、
いろいろな意味や流れが見つかり、
人は心の安定に近づけるものなのです。

ひとつの道を極めた人や、
人間的な成長をしていく人を見ていると、
行動も思考も非常にシンプルです。


by. 桜井章一氏

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最初は何ら見返りを求めず、
なんとなく感じるままに動いてみて、
終わってみたらいろいろと得るものがあった。

つまり「行ってみたら、そこにあっただけ」
のことです。

行ってみたら、心があった。
行ってみたら、美意識があった。

行ってみたら、愛があった。


by. 桜井章一氏

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もちろん、感じたことをそのまま行動に移すには、
それなりの大変さやリスクを伴います。

でも行かない人には、
何もないのです。

今の社会は、
陸の上からの情報で、
何でもどこでも行った気にはなれます。

でも、それはただの妄想で、
いくら頭に詰め込んだところで何も手に入らないし、
何も変わりはしないのです。


by. 桜井章一氏

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あなたが少しでも自分を変えたいと思い、
実りある日々を送りたいのなら、
感じたままをシンプルに行動に移せばいいのです。

すべて、「行ってみること」
から始まります。


by. 桜井章一氏

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