■八割できなくても幸せになれる ~いまを無邪気に生きる術~ -竹書房-
でも、本当に良いリーダーとは、人を救う力を持ち、人を喜びに導いてあげられる人のことを言います。しかし、私は善悪というより、「美意識」が大切だと思っています
「文」だけだと社会的には守れるかもしれないけど、
とっさの問題が起きた時には間に合わないのです。
「武」のある人は、
運動神経からくる素早さで、
物事を瞬時に理解する能力があります。
「武」の方は「瞬間」です。
瞬間の能力、
瞬間の決断力は本当に強いものですし、
判断も正しいことが多い。
by. 桜井章一氏
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だから、日頃から瞬間で動くようにしていれば、
勘もよく当たるのです。
世の中に科学や知識で解決できないことは、
数え切れないほどありますが、
「武」を鍛えて瞬間力を育めば、
ほとんどの問題は解決できるようになるのです。
それは、大人が「子どもに対抗する気持ち」
を失ったことが、
暴走の原因のひとつにあると思います。
ちゃんと対抗してやることが、
本当に子どもが助かる道なのです。
by. 桜井章一氏
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子どもは大人や社会に逆らうことで、
自分を見出します。
それが反抗とか抵抗なのですが、
それに対して親や大人が、
真正面から向き合うことが「対抗」です。
子どもは親の言うことは聞きませんが、
親の背中は真似て生きていくものです。
今の社会の悪さは我々大人が作ったもので、
子どもが作ったものではありません。
by. 桜井章一氏
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子どもは大人が作った道、
先人の通った道を歩むものなのです。
(江戸の良き時代の庶民)
体が丈夫な人は、
早起きして朝飯をいただく前に町内を一回りして、
困っている人や弱っている人に声をかけ、
手助けをして歩いたそうです。
これこそが、本当に人様のお役に立つ
「仕事」でしょう。
その「朝飯前」の行動や思いやりの心が、
自分の心も「澄ませて」くれたからこそ、
その後の仕事も「澄みやか」に済ませられたのだと思います。
by. 桜井章一氏
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むしろ苦労を人生の学びや楽しみとしている人もいるのです。
苦労が実(=身)になることも事実です。
でも、頑張っていることも忘れるほど楽しめている時は、
後々それが良い気分となって残るものなのです。
それも気持ちの置き方、
心の持っていき方ひとつです。
by. 桜井章一氏
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根本的に、
自分だけの頑張りはつまらないものです。
「誰かのために少しでもお役に立つ」
という頑張りが、
気付くと自分にも楽しさや喜びを運んできてくれるのです。
私は、自分自身に対して、
「今の私は努力もしてないし、頑張ってもいないなあ」
と思っています。
「できる、できた」では、
そこで止まってしまうし、
結果に囚われてしまいます。
by. 桜井章一氏
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だから私は、
「やるか、やってみるか」
を日々繰り返しているのです。
本当の意味の「気付く」とは、
良いと思ったこと、
正しいと思ったことを瞬間に行動に移していくものなのです。
「今の自分の状態が良くない、
正しくないと気付いているんだけど、
どうすればいいのか分からない」
こういう境遇に置かれている人の「気付き」は、
実際には自分で思っているほど状態を自覚していないし、
それが本当に正しいのかどうかすら結構あやふやです。
by. 桜井章一氏
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「どうすれば良くなるのか分からない」
「こういう性格だからしょうがない」
「自分を変える気力がない」
だから、自分の現状を自覚しているようでいて、
「行動」という変化を起こせない。
外から一方的に与えられたと思い込んでいる結果や、
自分が参加すらしようともせずに起こる結果は、
良いも悪いも本人にとっては他人事ですから、
気付きにも学びにもなりません。
遅くてもいいから、
まず走ってみることが大切です。
by. 桜井章一氏
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そうすれば、他の人と比べることができて、
自分の経過の誤りや欠点、
弱点にも気付きます。
そこから修正をしていく楽しみも生まれ、
希望も湧いてきます。
成果を問われる今の社会では、
結果優先の思考になりがちですが、
正しい経過をたどれば、
その先に必ず良い結果が待っています。
そうなるためには、
要因の良否を的確に捉える
「センス」を磨いていくことが大切なのです。
by. 桜井章一氏
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人が成長するためには、
リーダー(指導者)が必要です。
良いリーダーを探すためには、
やはり自分の感性というものを磨いていないと、
判断を見誤ってしまいます。
でも、本当に良いリーダーとは、
人を救う力を持ち、
人を喜びに導いてあげられる人のことを言います。
その人の持つ価値観や美意識を観察すれば、
そこに人格や品格が見てとれます。
by. 桜井章一氏
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しかし、残念ながら価値観は、
自分で作り出すより社会に作られてしまうことの方が実際には多いのです。
人は、その時代の情報や流行や環境に、
知らず知らず洗脳されてしまうのだからです。
私たち現代人は、
「社会が自分を導くのか」
「自分という個が社会を作り出すのか」
という依存と主体性の狭間に置かれて生きています。
で自分勝手なエゴを捨て、
主体性のある自分を築き上げていくことが、
本当の意味での個性を育むのです。
by. 桜井章一氏
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どんな言葉や文章より、
その人の持つ良質な行動の作り出す美意識が、
背中に表れている人こそ良いリーダーと言えるでしょう。
もし、周りに良いリーダーがいなければ、
あなたが少しでも良いリーダーになるよう行動してほしいものです。
しかし、私は善悪というより、
「美意識」が大切だと思っています。
生きていく上においては、
極力、美意識を持って日々に向かいたい。
by. 桜井章一氏
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私の麻雀道場では、
勝ち負けや技術ではなく、
人様に迷惑をかけない打ち方をするための
「基本動作」をとても大切にしています。
一番良いとされる基本動作は、
麻雀牌を柔らかく美しく扱うことです。
みんなでお互い美しい麻雀を打とうとする。
そのためには損をしたっていい。
自分との約束、みんなとの約束を守ればいい。
これはもう善悪ではなくて、
やはり美意識なのです。
by. 桜井章一氏
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表面的には損に見えることが多くても、
その美意識を貫き通して生きていると、
損もしないものなのです。
私は、自分で「卑しいなあ」とか、
「恥ずかしいなあ」と思う行為をしてしまうと、
自分に対する怒りが生まれてきます。
「誰かに嘘をつかれたら、嘘をつき返す」
「あいつは俺を裏切ったから、俺も裏切ってやる」
「周りの人がみんなやってるから、俺もやってもOKだ」
でも、そういう感覚を捨てて、
自分の美意識を貫き通していると、
いざという時に救いの手が差し伸べられるものなのです。
by. 桜井章一氏
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でも本当にピンチの時には、
必ず同じような美意識を持っている人が現れて救ってくれたり、
万が一、会社を辞めることになっても、
誰かが助けてくれたりする。
そして自分の美意識を大切にして、
また日々に向かう。
善悪で考えるから、
みんな悩んだり行ったり来たりを繰り返すけど、
もう美意識として身に付いてしまえば、
自分を見失うことなどなくなるのです。
by. 桜井章一氏
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