期待する気持ちは、心に病を生む。期待は「誤りの道」に続いています。感情とはそういう混沌としたものです。人間はとても不安定な生き物です

■八割できなくても幸せになれる ~いまを無邪気に生きる術~ -竹書房-

期待する気持ちは、心に病を生む。期待は「誤りの道」に続いています。感情とはそういう混沌としたものです。人間はとても不安定な生き物です

将来(後)のこと、
過去(前)のことを考えている人は、
結局、「今」をおろそかにしているから悩んでしまうのです。

そういう人は、
とにかく目の前のことを全力でやることです。

目の前のことや、
今この瞬間に集中している時、
人は決して悩んだりしないものです。

また、目の前のことを大切にすることで、
探していた「答え」が見つかる場合だってよくあることなのです。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

起こる問題の「答え」には、

「考えると見つかる答え」
「考えても見つからない答え」
「少し経って見つかる答え」
「ずいぶん経って見つかる答え」
「永遠に見つからない答え」

があります。

答えの見つからない時は、

「今は見つからない答えなんだな」

と、気付くだけでも良いのです。

そして、目の前のことを一生懸命やっているうちに、
「あ、これだ!」
と答えが見えた時、
瞬間的にそちらに向かえることが最も大切なのです。

期待する気持ちは、
心に病を生む。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

物事は常に変化しています。

自然も時間も人の心も、
すべては常に変化しています。

だから私は、
疑って物事を見ます。

疑うという言うと言葉が悪いけど、
要は変化を見ていくのです。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

何かひとつのことが、
永遠にそのままであり続けるなんてことはありえない。

それなのに変わらないと思っているから、
そこに囚われるし、
信じているから期待もしてしまう。

期待が行き着くところは病です。

依存心や求めすぎる気持ちが強いと期待につながり、
期待は病理を生む。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

だから、「与えるだけの感覚」
を持っていれば良いのです。

人に何かを与えた時に見返りを求めることも、
期待と同じで心の病の始まりです。

期待は「誤りの道」に続いています。

そこには自力ではなく、
他力本願が入っているからです。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

■死をおそれない生き方 -主婦の友社- 便利の裏側には、"不便"というものが常に存在しているんです。その弱さを隠したいから武装の上にま...

見返りを求めず、
自分の努力したことや頑張ったことは
「省略」して生きることが、
幸せな日々への入口なのです。

苦い経験というのは、
心が傷ついたり、
トラウマになったりします。

人間は「懐かしさ」と「苦さ」、
「良い思い出」と「悪い思い出」など、
両極端なできごとをとてもよく覚えているものです。

思い出して泣いたり、
なぜか良い味、
良い思い出を忘れてしまうのです。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

だけど「苦さ」は、
ほんの一部でしかありません。

甘い味や楽しい思い出に感謝して、
また新しい出会いに向かって歩いていけばいい。

ただそれだけのことなのです。
人間感情には、さまざまな泥沼があります。

感情とはそういう混沌としたものです。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

その泥沼に一歩足を踏み入れると、
ズブズブと体ごと引きずりこまれ、
我を失ってしまいます。

寂しさを心に持つ人のそばにいくと、

「助けて、助けて」

という声が聞こえてくる時があります。

寂しさを共有することを、
愛情や友情だと勘違いしている人が、
世の中にはとても多いのです。

私は、他人の寂しさの中に飛び込むことはしたくありません。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

■運に選ばれる人 選ばれない人 -東洋経済新聞社- ひとつのことを10個、20個に広げて考えられるのが知恵です。努力をしたことは自分の...

なぜなら寂しさはとても恐いものだからです。

そこに飛び込むことは、
愛でも思いやりでもなく、
間違った自己犠牲だと思っています。

誰だって生きている以上、
寂しさは心の中にあります。

そこに入ったら、
抜け出そうとする勇気を持たない限り一歩も進めません。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

その魔物を克服しなければ、
いつまで経っても「寂しさ地獄」
から抜け出せません。

それが寂しさだと分かった時は、
相手の泥沼に飛び込まず、
外から板を渡したり、
縄を投げてあげることが大切です。

それ(板や縄)を見つけたなら、
素直な心でそのきっかけを掴み、
ほんの少しの勇気を持って、
まず一歩を踏み出してみましょう。

つらい時は「つらい」と、
素直に言えばいいと思います。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

今の自分のつらさを受け入れて、
また新たな一歩を踏み出せばいいのです。

耐えることが必要な時もいっぱいあるでしょうけど、
我慢は良くない。

耐えるとは、
損得計算なしでじっと忍ぶことですが、
我慢には、
その先の成功を考える計算高さが含まれています。

だから、我慢しても成果が上がらなかったり、
出た結果が悪かったりすると、
誰かのせいにして我慢が怒りに変わってしまうのです。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

■運に選ばれる人 選ばれない人 -東洋経済新聞社- 自分の捨て牌、それは自分が通ってきた道である。それは自分の姿でもある。自分がいらな...

人間は幼い頃に恐かったこと、
不安だったこと、
嫌だったことを、
楽しかった思い出以上に覚えているものです。

もちろんすぐに助けましたが、
ちょっと休んだ後、
私は子どもに再び同じところで泳ぐように言いました。

子どもは少しためらっていましたが、
言われるままに泳ぎ始め、
最後には溺れたことさえ忘れ、
泳ぐことを楽しんでいました。

しかし、そのまま帰ってしまったら、
子どもは次に海に来た時、

「また溺れたらどうしよう?」

と、心に傷が残ったままになってしまいます。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

そうやって嫌な思いや恐い思いから毎回逃げていたら、
とても不安を感じやすく、
トラウマをたくさん抱えた人間になってしまうものなのです。

苦手なことや嫌なことは、
なるべく少ない方が人生を楽しめるに決まっています。

だから、苦手なことに直面した時は、
逃げたり避けたりするのではなく、
自らその中に飛び込んでいくことが、
実はトラブルを解消する一番の方法なのです。

嫌なことや苦手なことが多い人は、
まず一番苦手な問題から解決していく。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

苦手なこともできるだけ楽しんでやれるようになれば、
自分の得意分野はもっと楽しめるし、
伸びていくことにもなるのです。

人間はとても不安定な生き物です。

ですから悪い感情や良い感情もすべてひっくるめて、
感情を「調整」していくことがとても大切です。

私は「修正力」という言葉を使っていますが、
「どれだけ調整できるか?」が、
人の善し悪しにもつながってくると思います。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

自分がとても大切だと思い込んでいる感情の中にも、
悪いものはあるし、
捨てた方がいいものもあります。

そういう時には、
思い切ってその感情を棄てる努力をするべきなのです。

得るものと捨てるものの両方があってこそ、
人はしっかりしたバランスを取れるようになるのです。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする