■八割できなくても幸せになれる ~いまを無邪気に生きる術~ -竹書房-
どんなことでもすべて自分で選んでいます。「壁」というものは、単に自分が作っているにすぎません。変化するためには、変わろうと思う気持ちと行動が大切です
だから、まず目の前のひとつだけをやるようにします。
ひとつができたら次のふたつめ。
ひとつから始めないと、
ふたつにはなりませんからね。
マザー・テレサ「の行為は、
広がりの感覚ではなく、
「まずひとつ」の感覚で、
ひとつずつやっていったら結果的に器が大きく広がっていた。
by. 桜井章一氏
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私たちの日常も同じです。
まず何かひとつのことからやり始める。
人は周囲から選ばれ、
選ばされているように見えますが、
どんなことでもすべて自分で選んでいます。
他の何者のせいでもありません。
どんな家庭に生まれようが、
どんな環境で生活しようが、
すべては自分自身で選んでいることなのです。
by. 桜井章一氏
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だから、今の自分に行き詰まっても、
「もうこの状態は嫌だ。
少しでも良い方向に向かいたい」と、
実際に行動を始めれば、
確実に望む方向に行けるものなのです。
でも、また立ち直って、
「良いことをやろう」と動けば、
また元に戻すことができる。
今はできなくても、
ダメでも、「いつかできる」
という気持ちで頑張って、
目の前のできることをひとつひとつやっていれば、
必ず良い方向に向かえるし、
おみやげのように良いこともやってくるものなのです。
「壁」というものは、
単に自分が作っているにすぎません。
by. 桜井章一氏
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つまり、壁はいつも自分の心の中で作っているだけのことなのです。
簡単に作ってしまう人は、
周りの人から見たら、
「まだいけるよ、大丈夫だよ」
と思えることなのに、
自分で壁を作っているから、
「無理だよ」
となってしまいます。
でも勇気を出せば、
一歩くらいなら踏み出せるはずです。
やった人間にしか壁は越えられません。
大切なのは継続です。
by. 桜井章一氏
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行動を続けていけばいいのです。
「いろいろあって面白い」
という言葉を使わないと、
ちょっとしたトラブルさえ大きな壁に感じてしまいますから。
人にはそれぞれ、
「自分の器」があります。
「己を知る」というのは、
その器を知っているということです。
by. 桜井章一氏
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中に入っている水の容量を、
「強さ」に置き換えて考えると分かりやすいのではないでしょうか。
おちょこ程度の子にあんまり頑張らせると、
人の迷惑になるし、
誰かが後始末しなければならない。
だから、まず自分の許容範囲、
器というものを知り、
少しずつ広げていくことが大切です。
それが結果的に「強さ」
につながるのです。
by. 桜井章一氏
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自分の器が大きければ、
その水を誰かに飲ませることもできるし、
周りの人からも必要とされる。
余裕があれば、
不足している人に何かを与えることができるのです。
それが優しさであり、
思いやりであり、
本当の「強さ」なのです。
反対に「負(マイナス)のエネルギー」は、
頑張っているようだけど、
明らかにコップから水がこぼれています。
by. 桜井章一氏
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狂気のエネルギーには爆発力がありますが、
それは瞬間的、
一時的なもので、
それが消えた時ものすごい反動となってリバウンドが来ます。
今は課持っているかもしれないけど、
水がこぼれているわけです。
だからいつか必ず自分の心や体を蝕んだり、
いろんな悪影響を周りに与えたりします。
それは間違った頑張り方です。
by. 桜井章一氏
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でも、人間というのは、
本当にちょっとしたきっかけで変われるものなのです。
もちろん、そのきっかけはいろいろなものからいただくわけですが、
結局はその人の本来持っている能力です。
変化するためには、
変わろうと思う気持ちと行動が大切です。
そして、自ら変わるきっかけを発見するのです。
by. 桜井章一氏
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結局、変わるのはその人自身の力です。
自分で気付き、発見し、
実感することが大切なのです。
みんなで良いリズムを奏でられた時、
四人全員が勝者となるのです。
そういう時は、
「一番良いリズムで打っている者に合わせなさい」
と言います。
これは麻雀に限らず、
日常生活でも同じことです。
そういう人は、
職場や学校、
友人などの中から「一番良いと思う人」
に合わせればいいのです。
by. 桜井章一氏
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だから、
「何でも自分の力で」
とは思わず、
時にはしっかりした人に舵を預けることも、
その人の能力だといえます。
そして、自分の状態を良い方向に修正できたなら、
今度は誰かの手助けをする。
人間には、人それぞれに存在意義があります。
たとえどんな人間であろうが、
生きていること自体、
それが価値なのです。
by. 桜井章一氏
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でも「力」ということだけで言えば、
誰もが必ず持っているのです。
できるできないは別にして、
少なくとも力はあるのだから、
まずはやってみればいいし、
できないと思っていても実際にはみんな意外にできるものなのです。
まずは何よりも行動に移すこと。
それが自分の潜在能力を引き出すことにつながるのです。
by. 桜井章一氏
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間違いを犯す子は何度でも犯すし、
何度でも裏切るかもしれない。
何かの間違いを犯したとしても、
気付いたらひとつずつそれを修正すればいい。
ただ、その繰り返しです。
嫌われること、
失敗することを恐れていては何も手に入りません。
by. 桜井章一氏
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そのまま何もしないで終わることの方が、
実はよほどつらいことなのです。
「失敗は成功の素」
とよく言われますが、
「失敗そのものが成功」
の時だってあるということを、
みなさんには知ってほしい。
失敗して落ち込んでいたら、
そこで人は止まってしまいます。
逆に失敗してもそこから学べば、
失敗も生きてきます。
本のページをめくるように次から次へと進んでいく、
それが人生なのです。
by. 桜井章一氏
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