■八割できなくても幸せになれる ~いまを無邪気に生きる術~ -竹書房-
人の未来は、自然と共に歩んでいくものなのです。遺伝子のやり直しを、どこかで誰かがやらなければならないのです。嬉しさや喜びを、心の中で味わって生きればいい。ただ、それだけ
でも、周りの人や環境が乱れたり汚れたりしている状況の中で、
自分だけがしっかりするのは、
たやすいことではないのです。
ちゃんと周囲に関心もあるし、
自分が置かれた状況の把握もできている。
しかし、それに惑わされたり振り回されたりせず、
自分をしっかり持っているのが、
感化されない人なのです。
でも、そういう状況だからこそ、
周りに感化されない強い生き方を目指してほしいと思います。
by. 桜井章一氏
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自由というのは、
何の制約もなく好き勝手にできる状態ではありません。
制約や束縛は、
人として強くなるためにも、
幸せになるためにも必要なものです。
これは一見、
矛盾しているように思えますが、
自由である部分と束縛されている部分が、
うまくバランスの取れている時ほど、
人は幸せを感じるものなのです。
人には生地(生まれた時に与えられた場や環境、運命)があるように、
定められた領域があります。
by. 桜井章一氏
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それを束縛と受け取らずに
「自分が与えてもらったもの」
「いただいた器」と考え、
その器の中でやるべき行動と思考を保つことが大切なのです。
「共存する気持ち」と「対抗する気持ち」
このふたつがあって「生きる」
ということが成り立ちます。
でも、すべての関係において、
対抗と共存は両方とも必要だし、
それは人が生きていく上で、
宿命的に与えられたものなのです。
人は、与えられたものや与えられた観念の中で生きているんですが、
それを勝手な解釈で間違った道に歩む人が本当にたくさんいます。
by. 桜井章一氏
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宿命として、
「自分に与えられているもの」
を知り、
「自分が正しいのか、間違っているのか?」
をしっかり認識し、
今の自分の状態を修正していくことが大切なのです。
だから、勝ちっぱなしも負けっぱなしも良くない。
呼吸で言えば、
対抗は「吸う」ことで、
共存は「吐く」ことです。
by. 桜井章一氏
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だから、対抗で得たものを共存で与えていけば、
人としてのバランスが取れ、
自然体になっていけるのです。
「未来の子どもから、今を預かっている」
と思うのです。
将来、自分の子どもや孫たちがつらい毎日を送るようなことを、
誰も望んではいませんよね。
良いことも悪いことも循環し、
次へとつながっています。
by. 桜井章一氏
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過去(祖先)を思うと宗教が生まれ、
未来(子ども)を思えば、
自然の大切さを知る。
人の未来は、
自然と共に歩んでいくものなのです。
ダメな自分の親に、
良い親に生まれ変わることを求めても仕方がありません。
でも、そんなに親がひどかったのなら、
その親を反面教師として、
自分自身が良い親になればいいじゃないですか。
by. 桜井章一氏
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これは「やり直し」です。
遺伝子のやり直しを、
どこかで誰かがやらなければならないのです。
「うちは代々、こういう家系なんです」
「みんな、離婚をしてしまう血筋なんです」
などと言ってあきらめずに、
「その血を自分の代で直そう」
「私の代から正しい方向に持っていこう」
と思うことが大切です。
by. 桜井章一氏
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良いこと、正しいことはそのまま
「素直」に受け継いで、
このままではいけないと思うことには
「勇気」で対抗して、
自分の力でリセットするのです。
君も私も、
悲しみや寂しさなんて似合わない。
嬉しさや喜びを、
心の中で味わって生きればいい。
ただ、
それだけ。
by. 桜井章一氏
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■いのちより大切なもの -竹書房-
その経過に大変だぁー、
苦労したぁーなんてことは、
一つもなかった。
「そりゃ、そうだ」
ただ文字を使って遊んだだけなんです。
「なんにも入れず」
「なんにもない」
本ができてしまいました。
でもね、いのちそのものよりも、
いのちを保たせてくれるものが、
もっと大事なんだよ。
花や木たちは、
太陽や、水や、土や、
風が大切でしょう?
by. 桜井章一氏
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植物のいのちが続いていくには、
そのいのちを支えてくれる、
いろんなものが大切なんだ。
いのちだけが大事だと思ってると、
どんどん不安になる。
せまくなる。
じゃあ、その大切なものはなんだろうね?
それを考えていくと、
キミが一人で生きているわけじゃないことがわかるよね。
by. 桜井章一氏
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突然、ポコンと生まれたわけじゃないってことも。
キミも続いていくいのちの一つだ。
キミのいのちが続いていくために、
キミだけじゃなくてもっともっと連続していくために、
いのちを保たせてくれるもの、
いのちを守ってくれるものすべてを大事にしよう。
でも生まれてきたキミがすごいの?
・・・・・・いや、すごいのは一生懸命がんばって、
キミを産んでくれたお母さんだ。
by. 桜井章一氏
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お母さんに「ありがとう」って感謝しよう。
そして、いつか、
ほかの誰かからもそう思ってもらえたらいいね。
キミがこの世に生まれてきたことを喜んでくれて、
お母さんにも感謝してくれる人がいるって、
こりゃあすごいことだ!
そのとき、キミは、とっても幸せものだね。
by. 桜井章一氏
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ちょっと離れて見ないと、
全体が見えないからね。
人が生きるってね、
運動場の丸いトラックを一周するんだよ。
父さんや母さんまわりの人たちが、
ハイハイして立ち上がって走って、
ゴールで待っている小さな生命に、
バトンを渡すんだよ。
男の子は目を使って遊んでるときでも、
音で確認してる。
by. 桜井章一氏
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男は耳を研ぎ澄まさなきゃ、
狩りができなかったなごりかなぁ。
動物の足音とか、
嵐の音とか、
水の音とか、
外へ出て、自然の音のなかで見えないものを感じて、
追っかけなくちゃいけなかったから。
そうしなきゃ、生きていけなかったんだよ。
本能なんだね。
女の子はママの動きを目で追う。
目で見える範囲でママを確認して安心してる。
by. 桜井章一氏
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目で見るのが得意だから、
細かいことまでよく見てるね。
そして大人になっても人の目を気にするのは、
やっぱり女の子。
「優しいことはいいことだ」
なんて思えないなぁ。
だって、そう教えられたキミは、
学んだり、考えたり、
作られた優しさを出す人になっちゃうから。
by. 桜井章一氏
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作られた優しさは壊れちまう。
気持ちよくやったら、
優しかったというほうがいい。
優しさを先に出してくる人はいやらしい。
そういう優しさの裏には、
毒やトゲがあるから、
気をつけてね。
by. 桜井章一氏
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「キミのことを考えてこう思うんだ」
「キミのことを思うからこそ、言いたくないことも言うんだ」
なんて言う人は、
本当はキミじゃなくて、
自分に優しいだけかもしれないよ。
いいことだから優しくしよう、
なんて考えずに、
自然に感じたままで、
天然の優しさが出せるといいね。
by. 桜井章一氏
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