常に”瞬”を感じながら、「”また”はない」と思って生きてきました。俺はその変化を楽しみながら生きてきたのです

■どうしたら桜井さんのように「素」で生きられますか? -講談社-

常に”瞬”を感じながら、「”また”はない」と思って生きてきました。俺はその変化を楽しみながら生きてきたのです

その使命感があまりに強すぎると、
自分の存在価値や存在意義を考えたり、
「自分はどう生きるべきか」
「何のために生きているのか」
ということを必要以上に考えるようになってしまう。

使命感という言葉にしてしまうと分かりづらいですが、
使命感は行為の中や制度の中、
あるいは常識やルールなど、
いろんなところからその人に入り込んできます。

つまり、この社会で生きている限り、
使命感というものと無縁でいることはできない。

使命感はどんなに気を付けていても、
入ってきてしまうのです。


by. 桜井章一氏

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知らず知らずのうちにそれを空気のように当たり前のことと思ってしまうと、
生き方から柔軟性が失われてしまいます。

肝心なのは、
その使命感を自分の中でどう消化するかということ。

使命感をたくさん持ちすぎると、
生きている実感を徐々に失っていくことになります。

使命感を持ちすぎず、
やらされている感覚も持ちすぎない。


by. 桜井章一氏

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人はその間でバランスをうまく保っていけばいい。

人の役に立つ、
あるいは自分の存在を表すものとして使命感を持っている。

だからこそ、使命感というものは抜き難いものなのです。

親から与えられた使命感に囚われてしまっている人は、
世の中を測る”物差し”
がひとつしかない。


by. 桜井章一氏

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本当はいろんな物差しを持っていたほうがいろんなことに対応できるのに、
物差しがひとつしかないからすぐに容量オーバーになってしまう。

親の言うことも、
先生の言うことも、
お偉いさんの言うこともすべて半分聞いておけばいい。

それが使命感に囚われすぎない生き方につながると思います。

人は夢や目標がなくても生きていけるのです。


by. 桜井章一氏

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夢を持つこと、
目標を持つことは疑いもなく素晴らしいことなんだと、
みな思い込んでいる。

しかしながら、夢や目標に囚われすぎて、
どれだけの人が挫折や失望を味わったか。

大きすぎる夢や目標にはどこか病理が潜んでいるものです。

そんなマイナスの事態にならないためには、
夢や目標を諦めるのではなく、
小さくすることなんですね。


by. 桜井章一氏

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過去や未来に囚われてしまう人たちは
“今”という現実感がないように感じます。

俺は昔から常に”今”を感じて生きてきました。

それは、字で表すのなら
“瞬間”の”瞬”です。

常に”瞬”を感じながら、
「”また”はない」
と思って生きてきました。


by. 桜井章一氏

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瞬間の”瞬”、
一瞬の”瞬”。

そういった”瞬”はその字のごとく、
瞬く間に変わっていきます。

俺はその変化を楽しみながら生きてきたのです。

“瞬”という変化に富んだ現実を生きていくには、
“感じる力”が何よりも必要とされます。


by. 桜井章一氏

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“知識”は考えるものです。

しかし、瞬く間に変化してしまう現実は考えて間に合うものではなく、
感じるほかないわけです。

感じることを大切に生きていると、
現実の変化に間に合うようになってきます。

そうなると、それまでより分かったり、
できたりすることも多くなってきます。


by. 桜井章一氏

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■「勝負強い人間」になる52ヶ条 -三笠書房- 自立というのは、私の言葉で言えば「準備・実行・後始末」がきちんとできていて、悪いこ...

電化製品やハイテク機器など、
世の中の便利なものに囲まれていると、
人間の感じる力は鈍っていくばかりです。

人間が本来持っていた五感とでもいうべきもの、
そういった感覚を使わなければ人間の本能は衰えていきます。

現代人は知識や情報といったものはたくさん持っているのかもしれないけど、
そんなものをいくら持っても”瞬”を生きる力にはなりません。

俺から見れば、
現代社会に生きるほとんどの人たちは、
重い荷を背負って生きているようなものです。


by. 桜井章一氏

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知識や情報に頼るあまり、
必要のないものまで自分の中に取り込んでしまっている。

これでは動きは鈍くなっていくばかりで、
変化の連続である”瞬”に対応することはできません。

そうやって人間はもともと持っていた本能をどんどん閉じてしまっている。

本能を閉じてしまった人が増えているのと、
心を病んだ人が増えているのは、
けっして無関係ではないと思いますね。


by. 桜井章一氏

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この世の生きとし生けるものすべてが攻撃性を持っています。

これはみな本能のレベルで持っているものです。

生物は攻撃性がなければその命を保つことはできない。
すなわち、攻撃性とは生きていく力です。

攻撃性は人を前に動かすエンジンのようなものと言っていいかもしれない。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 緊張感や、心の揺れや、欲をなくそうとするのではなく、それらを楽しめる、それらに負けない...

いつ攻撃されるか分からないという不安の中で人は生きているので、
人はその不安を払拭するためにがんばったり、
努力したりしてしまう。

ただ人間と他の自然界の生き物とが違うのは、
人の場合はその攻撃性が本能からどんどん離れて暴走してしまうところです。

そして過剰な攻撃性は裏を返すと、
そこに強い依存心が潜んでいるような気がします。

依存への欲求がありながら、
依存できないから、
攻撃する。


by. 桜井章一氏

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だから、依存というものを考えるときは、
攻撃性といったものもセットで見ていかないといけないのかもしれません。

しかし、権力者は上に立っているように見えて、
実は下の人間たちに依存しているだけなのだと私は思っています。

依存心のない人というのはこの世にはいません。

胎児のとき、
母親から栄養をもらい、
母体から外に出た後もしばらくは誰かに依存しなければ命を保てない時期が続きます。


by. 桜井章一氏

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この時期に刷り込まれた依存心というものが、
人間の中にはある。

つまり、依存心というものから人間は逃れることはできないということです。

だから人間は大人になっても人間だけでなく、
金やモノに依存してしまう。

人は根底において「自立できない」
ということを前提に考えないといけないと思います。


by. 桜井章一氏

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自立することはもちろん悪いことではありませんが、
自立することに囚われすぎると、
自我が強くなって他人とバランスの取れた接し方ができなくなる危険がある。

ですから、大事なのは、
自立と依存の加減の仕方ですね。

依存心の強い人は溺れかかって助けを求めている人と同じです。

自らの依存心を自覚していない人は、
言ってみれば泳ぎ方を知らない人。


by. 桜井章一氏

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病気には感染する病気と感染しない病気の2種類がありますが、
これは何も肉体に限った話ではないと思います。

精神的な病の中にも感染してしまうようなものがあるのではないか。

だからこそ、依存心の度合いを深め、
精神のバランスを欠いてしまった人と付き合うには注意が必要なのです。


by. 桜井章一氏

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