自立というのは、私の言葉で言えば「準備・実行・後始末」がきちんとできていて、悪いことに抵抗を感じることだ

■「勝負強い人間」になる52ヶ条 -三笠書房-

自立というのは、私の言葉で言えば「準備・実行・後始末」がきちんとできていて、悪いことに抵抗を感じることだ

敵のために麻雀を打て。

麻雀というのは、
自分と一緒に打ってくれる人のために打つもの。

自分がために打つのではないし、
自分が勝つために打つのではない。

自分がいい麻雀をする状態をつくり上げるためには、
相手のために打たなければいけないのだ。


by. 桜井章一氏

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ライバルという存在がある。
そういう相互関係の中で情熱をかえて競い合うからこそ、
お互いに成長し、
名勝負ができる。

敵でありながらも信頼関係がある。
それがいい勝負になっていくのだ。

修正力があれば、
自分のマイナス感情を消すこともできる。

世の中、イヤなことはある。
イヤなことは起こる。


by. 桜井章一氏

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だが、そのイヤなことに執着してしまうと、
イヤなことしか起こらない。

「イヤだなあ。
でも、このイヤな思いが俺のところですむのなら、たいしたことないよ。
このイヤな思いが大事な娘や塾生たちのところにいかなくてよかった」

もし、私がそこでイヤな思いをして
「イヤだ、イヤだ」
とそればかりに執着していたら、
そのイヤなことが自分の周りの大切な人たちのところへ行ってしまうし、
私がイヤが辛くて苦しい思いをしていると知ったら、
娘だって辛い思いをしてしまう。

そうなる前に、
私のところでイヤなことを消してきれいな流れにしておけば、
私の周囲の人たちは汚れなくて住む。


by. 桜井章一氏

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これは「海の水をきれいにするためには山をきれいにする」
という話と同じだ。

海をきれいにするためには、
山から海に流れ込む水からきれいにしなければいけない。

山に木を植え、育て、
山の土をきれいにして、
山から流れる水をきれいにしなければならない。

そして、そこに吹く風までもきれいにしなければいけないのだ。


by. 桜井章一氏

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海をきれいにしたいといって、
海だけに執着していては修正できない。

海、山、川、空、
全体を見渡してはじめて修正できるのだ。

人間の修正も同じである。
子どもがダメなら大人から直す。

女がダメなら男から直す。
悪いところだけに執着しても直らない。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 終わってから、分析したり、解析したりしてみても、見極める力なんてつかない。また、同...

「患部は患部のみにあらず」

体全体のバランスが崩れているから方が痛くなっているということを察知し、
体全体をほぐしていきながら肩の痛みをとっていく。

自分の状況が悪いときは、
悪いところだけにこだわっていたら修正はできない。

もっと広い範囲でとらえて全体のバランスを見渡すことができれば、
まず先に直さなければいけない箇所が見えてくるはずだ。


by. 桜井章一氏

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誰でも今の自分が持っているものには2種類ある。

それは「自分自身が選んだもの」と「誰かにもらったもの」の2つだ。

その2つのうちで、
大事にしなければいけないのは「自分で選んだもの」だ。

「誰かにもらったもの」は必要であれば持っていればいいし、
そうでなければ捨てればいい。


by. 桜井章一氏

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単純な話が、
自分で選んだ女房は大事にすること。

それがどんなに悪い妻であっても、
自分で選んだ以上、
大事にする。

悪妻だと思っても、
それは修正力を働かせれば良妻にもできるし、
反面教師にもできる。

私は、こうなる(良妻とは言えない)とわかって自分で選んだ女性だから、
どんなことがあっても大切にする。


by. 桜井章一氏

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■「勝負強い人間」になる52ヶ条 -三笠書房- 勝負に勝つ秘訣の中に「耳を澄ます」というものがある。耳を澄ませば、硬さがとれて柔らかく...

だから、妻がよくないことをしたときは常に修正してきた。

そのおかげで、
4人の子どもはとても素敵に育ってくれたし、
何より私たち夫婦は愛し合って暮らしている。

私は麻雀が世間で「悪いもの」と受け取られているのを知っていて麻雀を始め、
その道に入った。

けれども、
私は麻雀が強くなるために自分を鍛え、
修正力をはじめとする強くなるために必要なものを身につけたから、
20年間、負けずにすんだ。


by. 桜井章一氏

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それが「雀鬼流」だ。

雀鬼流とは何かと言えば、
それは「麻雀から悪いものを省いていこう」と試みた結果、
生まれたものだ。

麻雀の中の悪いものと言えば、
人をだましたり駆け引きをするなどの政治的な要素と、
便利を追求したり効率化のために人を利用するなどといった経済的な要素である。

そういったものを麻雀から全部捨ててみたらどうなったか。


by. 桜井章一氏

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答えは、「いいもの」しか残らなかったのである。

自分で選んだものは大切にする。
その心があれば、修正力は強くなるはずだ。

「人のことなんかに構っていられない」と、
内向きになって、
どんどん萎縮して視野が狭くなり、
他人に関心がなくなっている。

これでは、
どんなに本人はがんばっているつもりでも、
状況はよくならない。


by. 桜井章一氏

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■図解でわかる!「ツキをもってる」人になる方法 基本動作のひとつは柔らかくするということ。 力が入っているとどこかに無理...

視野が狭ければ、
チャンスもひらめきも生まれないからである。

これではますますジリ貧になるだけだ。

それは今に始まったことではなく、
好調だ好景気だと言っているときから、
自分のことしか見ていなかったのだ。

景気がよかったり順調だったりしたときは、
みんな元気にがんばっていたかもしれないが、
それはすべて自分のためにがんばっていたのであって、
誰か他の人のためにではないのだ。


by. 桜井章一氏

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周りがよく見えていたような気がしても、
もとから自分のことしか見ていなかったのだ。

自立というのは、
私の言葉で言えば「準備・実行・後始末」がきちんとできていて、
悪いことに抵抗を感じることだ。

そうすれば、
自分には余裕があるから、
余裕がなくて困っている人のことに目がいくはずだ。

余裕がない人や困ってる人に手をさしのべることができる人が、
本当に自立している人だ。


by. 桜井章一氏

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今、自分がここで順調に立っていられるのは自分だけの力ではない。

それをわかっていれば、
自立できていない人を助けることが本当に自立している人の務めだということに気づくはずだ。

「俺は順調だ」と言って、
ひとりで喜んでいるうちは自立などしていないのだ。

強い人間というのは、
自分が好調だろうが不調だろうが、
他人のことが見えているし、
他人に手をさしのべることができる。


by. 桜井章一氏

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