何かに気付き、そこから自分自身を変えていく。人生において大切なものはそれぞれの”生きざま”と”行動”です。大切なのは、出た結果を受け止めて、それを次に活かしていくことだと思います

■どうしたら桜井さんのように「素」で生きられますか? -講談社-

何かに気付き、そこから自分自身を変えていく。人生において大切なものはそれぞれの”生きざま”と”行動”です。大切なのは、出た結果を受け止めて、それを次に活かしていくことだと思います

心の病にかかった人は、
自分で自分のことが分からなくなった人だ。

私はどんな方とお会いしても、
自分の生きざまというか
“自分のまま”で触れ合いたいといつも思っています。

そうやってネガティブ思考から生まれた箇条書きを眺めていると、
そのどれもがすべての人の中にあるもの、
すべての人に当てはまるということに気付いたんですよ。

ポジティブとネガティブ、
気分のいい・悪い、
その振り幅が大きくなったり偏ったりすると精神のバランスが崩れ、
人は心を病んでいくんだと思います。


by. 桜井章一氏

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ただ、そのポジティブも人の迷惑を顧みないようなポジティブさだと、
人々にネガティブな思いをさせてしまうことになります。

応援して盛り上がるのはポジティブな行為。

でもそのポジティブさによって、
ポジティブではなくなってしまう人だって世の中にはたくさんいる。

著しく精神バランスを欠いてしまった人は、
妄想の世界に囚われてしまっている人が多いんですね。


by. 桜井章一氏

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結局のところ、
「救う」ということはその人自身にしかできません。

何かに気付き、
そこから自分自身を変えていく。

自分を救えるのは他でもない、
自分しかいないのです。

私は夢や目標といったものを持ったことがありません。


by. 桜井章一氏

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多くの人が「こうなりたい」
「これを成し遂げたい」
と思って生きているから、
不必要に力んでしまい、
動きも思考も固くなってしまっている。

「こうなりたい」と思ったから今の自分があるわけではないのです。

ただ偶然の流れが重なってそうなっただけ。
むしろ何ものにもなりたくない。

何かに囚われ、力み、
固くなりたうないから、
夢も目標も持たずに生きてきたのです。


by. 桜井章一氏

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ただ、子どもの頃は「こうなりたい」
と思うものがありました。

一番なりたかったのはターザン。

他にもロビン・フッドやねずみ小僧にもなりたいと思いました。

流行から外れ、
“時代後れ”になりたくないから、
あるいは常識から外れ
“非常識”な人間と思われたくないから、
きっと人は時代の流れに乗ってしまうのでしょう。


by. 桜井章一氏

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■人は八割方悪である -竹書房- 掃除という行動からは、自ら気づき汚れをなくそうとする感性が生まれる 麻雀で...

時代の流れから外れ、
自分の流れに則って生きてきた。

自分自身の生きざまがいいと思って生きてきたわけではなく、
ただ単に自分の流れを生きてきただけなのです。

自分の子どもに私の生き方を押しつけるようなことはしませんでしたし、
私が主催する雀鬼会の道場生たちにも「俺はこう思う」
ということはあっても「こう生きろ」
と言ったことは一度もありません。

たとえ私の血を引いていようとも、
生活環境が同じであろうとも、
子はそれぞれの道を生きるようになるのです。


by. 桜井章一氏

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人それぞれの生きざまに
“いい”も”悪い”もないと思っています。

社会の常識や通念によって判断し、
それで区別したくない。

俺にとって世の中の”いい””悪い”は非常に嫌なものであって、
どうでもいいことです。

人生において大切なものはそれぞれの
“生きざま”と”行動”です。


by. 桜井章一氏

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それが伴って存在となるわけで、
その存在に”いい”も”悪い”もない。

“結果がすべて”の世の中の流れとは違うところで生きてきた俺には、
とてもそうは思えません。

今の人は結果に囚われ、
みなあまりにも力が入りすぎています。

目標に向かってがんばりすぎなのです。
本当に大切なのは”結果”ではなく”過程”だと思う。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 環境や才能に不満があっても、全力を尽くすのが人生。どんなときでも必死にやるべきこと...

悪い結果が出ても、
その過程がいいものであればすごく納得できる。

逆に結果はよくても、
その過程がずるかったり、
汚かったりしてはなんの意味もないのです。

社会人でありながら社会に合わせる気はさらさらない。

それが俺の生きざまであり、
行動なのです。


by. 桜井章一氏

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いつもニコニコしているその知り合いは、
過去にひどいことをされたり、
嫌なものを見たり、
そういったことが重なったために笑顔になってしまった。

これはこちらの予測でしかないけど、
その人の笑顔を見ていると、
その裏側にある悲しみが透けて見えるのです。

世の中には相手を受け入れる笑顔もあれば、
自分を守るための笑顔もある。

そして、笑顔で世の中をしのいでいる人ほど、
その心の闇が深いのも事実です。


by. 桜井章一氏

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成功による”笑い”は誰にでもできるものではありません。

勝負の世界で勝つのはほんのひと握りの人たちだけであって、
ほとんどの人は負けているのです。

勝つのはほんのひと握りの人たちにすぎないのに、
そこに喜びや笑いを求めていたら世の中から
“笑い”というものがなくなってしまう。

「負けたっていい」
「ミスしたっていい」、
そういう感覚でいれば、
笑いは自然と次々と生まれるもの。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 勝負の行方をはっきりと決定づけるのは、点棒の動きではなく、打ち手の心の動き ...

今の世の中が窮屈で冷たく感じてしまうのは、
ミスや負けを笑いに転化できずにいるからでしょうね。

「認めてもらいたい」
といつも思っているから、
彼らにとってミスや失敗は許されないものとなっています。

ミスや失敗は人間ならだれでもすることです。

しかし「認めてもらいたい」
という思いが強すぎるとミスや失敗が許せなくなってしまう。


by. 桜井章一氏

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永遠に勝ち続ける人もいなければ、
成功し続ける人もいない。

勝ちと負けはたまたまの結果であって、
それはどうでもいいことなんですよ。

大切なのは、
出た結果を受け止めて、
それを次に活かしていくことだと思います。

結果がすべてとされる今の世の中では
「勝たなければいけない」
「成功しなければいけない」
という思いの強い人が多くなっています。


by. 桜井章一氏

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大切なのは結果ではなく、
“経過”なのです。

生きていくには納得感というものが大切だけど、
これは結果主義からは生まれません。

経過を大事にしてはじめて出てくるもの。

経過を大事にする人は、
いい経過を重ねていくことで必然的にいい結果を生み出すのです。

いい結果に囚われる必要は何もないのです。


by. 桜井章一氏

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