■すこやかな生き方のすすめ -廣済堂-
それで、大事なことは、「ああ、欲をかいてしまった」と思った時、全体を見て欲しいんですね。ただ、治らないけれど、「治める」ことはできる
「ずるさ」だって、
ひとひねり、
ひと工夫ないと味になりませんからね。
ばななさんの言いたいことは、
「利を感じとって、利から離れる」
ということですよね。
利を感じやすい人は、
「ああ、これがずるさだな」
とかわかるんだけど、
わかっていながらも、
利に流されやすい。
それでも、
年収一千億円の人がちょっとうらやましいと思う人が、
「スケベ心」の持ち主です。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
幕末から明治初期に日本にやって来た欧米人は、
「この国ほど下層の民が陽気に暮らしている国はない」
と驚いて、
「この国には貧しい民はたくさんいるが、貧困はない」
と言ったそうですよ。
つまり、昔の貧しい日本人たちの心は、
豊かだったということの証ですね。
なぜなら、みんな、
利を追ってしまっているからです。
だから、町を歩いても、
不機嫌な人ばかりなんですよ。
不満が町にあふれている。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
ただ、不思議なことに、
女性のほうが利というものを意識してしまう。
本能ですね。
生きていくための防御本能。
女性が持って生まれたものなんですね。
それで、大事なことは、
「ああ、欲をかいてしまった」
と思った時、
全体を見て欲しいんですね。
全体を見れば、
「わが子が欲しがるんだったら、ほかの子も欲しいだろう」、
「だったら、うちの子のためでなく、まず、見ず知らずの子のために何かしてあげよう」
ということも考えるだろうと思うんですね。
でも、そうではなくて、
自分にゆかりのある被災者のために援助するのではなく、
見ず知らずの人たちのために力を貸す。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
そういうふうに考えることで、
自分の欲を昇華することができるでしょう。
ふだんは知っている人のためにいろいろやっているんだから、
こういう時こそ、
見ず知らずの人たちのために働こうというわけです。
これは先に言っておいたほうがいいと思うんだけど、
人間の欲というものは、
一種の先天性の病気のようなものだから、
決して「治る」ということはないんですよ。
ただ、治らないけれど、
「治める」ことはできる。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
政治という意味は、
政(まつりごと)が治まると書く。
「治す」というのは、
ものすごい過信で、
それほど私には力がありません。
ただ、治めることはできる。
地震と同じように、
また起こると思っていればいいんです。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
欲張りは欲をかきます。
どんなに無欲の人でも、
よほど達観した人でなければ、
「スケベ心」は生まれます。
自分のことでなくても、
「なんであいつが」
と思ってしまえば、
それはひとつの欲ですから。
でも、そういう気持ちを少しでも治めようとする。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
その周期が少しでも長くなれば、
それでよしとするしかないんじゃないでしょうか。
この、「興味がある」ということも、
「スケベ心」につながっているんだね。
自分は決してプロでない。
だとしたら、
その世界のプロにまかせるというのが、
私にとっても一線でしょうね。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
そう思うことで、
利から離れる。
ずるいか、ずるくないかの一線は、
素人だから引けることであって、
そこから「そっちはおまかせ」
という線が生まれるんです。
私は、ほら、
がんばり屋さんじゃないから、
こだわらないというか、
あまり、とらわれないですね。
男女はもともとちがうものなのに、
無理やり、
男女平等とか言っているから、
ますます社会がおかしくなってくるんです。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
まず、お互いに明らかにちがうものだという認識を深め、
さらに、その性差をもっと男女に理解させるように持っていかなければなりません。
男が女を、
女が男を補完することによって、
社会が成り立つということを、
それこそ小学校の時からでもきちんと教えないといけないんじゃないでしょうか。
愛と言ってもいいですけど、
男と女は重なっても大きな隙間があると思っていいです。
ということは、
男と女の高さは同じなんだけど、
そもそも全体の大きさがまったくちがう。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
女はカマボコ、
男はヨットですね。
この図は、男女のすべての違いを表している。
たとえば、発想とか行動は女は柔軟だけど、
男は直線的ですし、
結婚すると、
男は女の手のひらのなかで転がされているとよく言われますけど、
それも、この図でわかるように、
女の領域の中に男が完璧に含まれてしまっているからです。
カマボコ型の半周は、
女のセックス時の高揚からクールダウンまでの一連の気持ちの流れを表しているでしょ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
女性って、ムードが欲しいじゃないですか。
食事をしたり、話をしたり。
そして、セックスがはじまり、
ムードが高まり、
幸福感が生まれ、
やがて絶頂期が長く続く。
ここで、愛の深さを感じたいんです。
そして、また、余韻が続き、
満足感が生まれる。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
ところが、それに比べて、
男はこの三角形のように、
急激に上昇して、
急激に降下する。
頂点は一緒なんですよ。
ここに、大きなちがいがある。
だから、男は女とセックスする時には、
この女のセックス・ラインを意識して、
優しくてていねいな前戯、
それから終わったあとの後戯が重要だと言われるんですね。
男というのは、
つねに闘争のなかにいるんです。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
したがって、
セックスなどダラダラやっていられないんです。
いつ襲われるかわからない。
だから、なるべく早く終わるようになっているんです。
とにかく、男は排泄欲を満たせば、
次の準備にかかりたい。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
そのために、早く収束する。
これが、男の本能です。
役割が終われば、
すぐに立ち上がって、
また、敵の襲来に備えるか、
攻撃に出かける。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆