男はね、何かに行き詰まったら、原始人に戻って、自然のなかを旅すればいい。きっと、何かに目覚めるから

■すこやかな生き方のすすめ -廣済堂-

男はね、何かに行き詰まったら、原始人に戻って、自然のなかを旅すればいい。きっと、何かに目覚めるから

確かに、女性にしてみれば、
女性に合わせてくれる男子というのは、
それはそれでうれしいんだけど、
なんか物足りないものを感じているんじゃないかと思いますね。

「私と似たような人がもうひとりいたってしょうがない」
みたいな。

いまの女性は逆に言うと、
肉食系の男が怖いんじゃないのかな、
女が中途半端に強いから。

私が強い男かどうかは別にして、
いや、男も女も、
本来持っている本能が薄まってしまったんじゃないかと思いますね。


by. 桜井章一氏

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つまり、少人数のなかで、
男も女も成長し、
一人前になっていく。

そうやって育ってくると、
いわゆる、本能が育たないんですよ。

ところが、女は、一夫一妻主義。
大家族より核家族を求めたがる。

つまり、女の理想は、
自分が愛する男を独占して、
ほかの女に渡さない。


by. 桜井章一氏

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私は、若いヤツが
「男とは何か」を知りたくなったら、
それこそ二十万年前まで歩いていけと言いますね。

そう言ってもわからないだろうけど、
言い換えれば、
現代文明から脱出して、
メシも食わずに自然のなかに身をおくんですね。

海に潜ったり、
山を歩いたり、
そうすると、
男の本能がググッと目を覚ましてくる。

男はね、
何かに行き詰まったら、
原始人に戻って、
自然のなかを旅すればいい。


by. 桜井章一氏

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きっと、何かに目覚めるから。

ボランティアでもなんでも義務感でやるなら、
やらないほうがいい。

女から見る男との距離、
結婚していれば、
夫との距離、
子どもがいれば、
子どもとの距離。

それが、近くなればなるほど、
女はヒステリーになりやすいってことなら、
よくわかるけど。


by. 桜井章一氏

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つまり、母親にとっては、
わが子は所有物なんです。

男は、そうじゃないんです。

その子は自分の子にはちがいないけれど、
自分の腹を痛めて産んではいません。

そこに、父親と子どもとの距離があるんです。


by. 桜井章一氏

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つまり、女は子どもとの距離が近いから手が届くんです。

男は、輪っかの外から、
それを眺めていられる。

だから、ヒステリーになりにくいんですね。

ヒステリーも距離感によって起こるわけです。


by. 桜井章一氏

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もう少し、詳しく言うと、
それは弱い部分が母と子でつながっているということだと思うね。

お互いに弱い部分がつながりやすいし、
同化しやすい。

たとえば、夫婦関係がうまくいっていないとか、
仕事のストレスがかかっているとか、
母親に弱い部分があると、
ヒステリーが起きやすくなるということですよ。

電気が親子の間でつながっているんだけど、
ショートしてしまうのがヒステリーだと言えばわかりやすいかもしれない。


by. 桜井章一氏

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男はヒステリーにはなりにくいから、
夫婦そろっている時には、
妻はヒステリーにはならない。

それが夫婦の自然なあり方なんですよ。

そうでしょ、
旦那さんが落ち着いてそばにいると、
ヒステリーにならないでしょ。

わかりやすく言えば、
多くの人が「幸せを求めて」
結婚するでしょ。


by. 桜井章一氏

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それって、
やめたほうがいいと思うんですよね。

求めないで、
幸せを加えていくと考えるといいかもしれないですね。

結婚すると、
そこに女の四角がくっつきますね。

つまり、四角がふたつ並ぶわけです。


by. 桜井章一氏

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その隣に子どもの四角、
友だちという四角というふうに、
どんどん四角が増えていく。

こういう形で結婚というものをとらえていったらいいと思うんですよ。

そうすれば、
自分の器が大きくなる。

「あの人は大器だ」
というのは、
こうした四角がたくさんあるということなんですよ。


by. 桜井章一氏

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男の四角のなかに女が入り込む。
あるいは、女の四角の中に男が入る。

さらに、子どももそこに入れようとする。

そうすると、
この中が窮屈になってしまうんですね。

だから大変だって思うわけでしょ。


by. 桜井章一氏

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もともとのひとつの四角の中に入れようと思うから、
何かを減らさなければ入らないという発想になりますよね。

増やすという発想がまったくないものね。

そうすると、
結婚によって、
広がりが出てくるでしょ。

「君は、あとからついてきた四角なんだから」
って。


by. 桜井章一氏

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そのかわり、
奥さんのほうの四角も大事にするわけだから、
すごい四角が集まった結婚になるわけでしょ。

みんな、結婚によって、
何かを削ろうとしちゃうから、
無理が生じる。

その四角もみんな大切なんだとお互いに尊重することですね。

だから、そいつの結婚は、
普通の人たちのように、
幸せを求めて一緒になって、
そしたら大変なことが起こったというのではなく、
結婚すれば大変なことが起こることが最初からわかっていたわけです。


by. 桜井章一氏

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そいつの女房、いや、
当時はまだ独身だった彼女、
生命保険会社か何かに勤めていたんです。

いまでいうOL。

それで、成人式が近づいんたんで、
着物を買ったらしいんですね。

お母さんもついていって、
着物を買った。

ところが、毎月の給料がそのローンの支払いでなくなってしまうんですね。


by. 桜井章一氏

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働いているのに、
金のない娘だなあとは思っていましたよ。

ですから、その男がおごりますよね。

ある時、家に行ったら、
彼女の家族が「出前とろう」
なんて言って、
勝手に注文して、食べて、
支払うお金がないんですよ。

それで、そいつが払いますよね。


by. 桜井章一氏

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そんなこと、
彼女の家族にとっては当たり前なんですよね。

で、成人式。
彼女、洋服で行くっていうんです。

「着物買ったんじゃないの」
って聞いたら、
お母さんが全部、
質屋に入れちゃった。

しかたがないので、
その男、行きましたよ、
質屋にお金を払って。
着物を出しに。


by. 桜井章一氏

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もちろん、お母さんの分も。

そいつ、彼女に
「これで成人式に行けるね」
と言ったら、
「帯がない」と言う。

聞けば、帯はお姉さんが質に入れた。
また、出しにそいつが行く。

子どもができた時に、
「この子が俺を生かしてくれる」
と思ったんですよ。


by. 桜井章一氏

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私が子どもを生かして育てるのではなく、
この生まれてくる子どもが私を生かしてくれる、
つまり、私はこの子がいるから、
明日も生きられるんだというふうに思えんたんですね。

この赤ちゃんは母親を一番必要とする。

だとしたら、私がその母親を守らなくてはどうすると思ったんです。

この三角関係の中で、
私は生きていこうと思った。

それで、すごく救われましたよ。

そういう発想が苦しい時には必要なんですね。


by. 桜井章一氏

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