勝負はほんの一瞬に決まるのだ。勝負の3要素「時・変化・相互作用」

型にこだわる人がいる。

たしかに得意技を持つことは、
勝負において強味となる場合も少なくない。

しかし、型にこだわると変化に弱くなってしまう。

繰り返し言ってきたように、
勝負事にしろ世の中にしろ、
その人を取り巻く状況というのは常に変化していく。

その変化にいかに対応しするかが大事なのだ。

 
by. 桜井章一氏

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「型にハマれば強い」というのは、
その型で戦えなければ、
からっきし弱いということだ。

常に状況が変化している中で、
その型になるのをじっと待っているだけでは、
いつまでたっても本当に強くなれない。

雀鬼流の考え方の核心のひとつは
「変化に強くなれ」ということなのだから、
型にこだわることはむしろタブーなのである。

雀鬼流で重要なのは、
型ではなくそれ以前の「基本動作」なのだ。

 
by. 桜井章一氏

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私には「変化」を教えてくれる師匠がいる。
それは自然だ。

自然界の中には、
こうして変化しているものがたくさんある。

自分の姿を変えるもの、
潮の流れや気流に応じて体勢や動きを変えるもの、
生きることは変化することそのものだということを彼らは体現している。

人間だって自然の一部だ。

自然の状況、
社会や人々の状況の変化に応じて変われなければ、
そこで行き詰まってしまう。

 
by. 桜井章一氏

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流れに乗るために大事なことは何か。
それはまず、自然体であることだ。

この世の流れのいちばん大きなものは自然だ。

風が流れ、川が流れ、潮が流れ、雲が流れる。
この自然界の流れにかなう人間はひとりもいない。

人間にとっての自然体とは、
素直であることだ。

 
by. 桜井章一氏

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素直に生きていれば、
その人は流れに乗ることもできる。

違和感のあるところには決していい流れはこない。

「こいつ、イヤだな」
「これ、何か違うな」
というのでは、
流れに乗ることなどできない。

「ウソをつく」「ごまかす」「言い訳をする」「人を裏切る」、
そういうことをしている人には流れがこないのだ。

 
by. 桜井章一氏

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