■雀鬼流・人生道場 「強さの奥義」 -青春出版社-
我慢は自分の心にウソをつきごまかしているのに対して、律することには、納得感があるはずだ。どんな世界でも大成している人間は、我慢なんかしていないだろう
だって、仕事が人より上に位置するはずはないんだから。
それを批判するのは、
日本人の狭量だ。
要するに依存体質だ。
バブルまで散々いい思いをしたのなら、
悪い時、悪い思いをしてもいいはずなのに、
大騒ぎして文句を言うなんてのは会社依存の何ものでもない。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
学問なんかいくら積み上げても、
それは卓上で役に立つだけで、
生身の人間社会に何の応用もきかない。
学問にのめり込まされた子どもたちの心は壊れているんじゃねえのか。
そういう子どもたちは、
努力する、我慢する、
ということを美徳のようにすり込まれているだろう。
いま、我慢して、
努力すれば将来は約束されるのだからと、
安定幻想にささやかれて育てば、
親父が歩いた道を進むことになることに気がつかねえんだよ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
我慢するってのは、
一つのことを成すために、
他にやりたいことを捨てることだろう。
ということは、
本当に自分の好きな事やりたい事を抑えつけているという状態になる。
そうする事が将来の成功や幸せにつながると思い込んでいるよな。
ここが根本的に間違っている点だ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
我慢して努力するのではないんだよ。
自分を律することが大事なんだね。
我慢とか努力という裏には、
無理している面があるんだろう。
無理すんなっていうの。
無理するから反動が起こったり、
後遺症に悩んでいるんだから。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
我慢と自分を律するということは、
似ているけど全然違う。
我慢は自分の心にウソをつきごまかしているのに対して、
律することには、
納得感があるはずだ。
どんな世界でも大成している人間は、
我慢なんかしていないだろう。
イチローは何かを我慢して努力しているように見えるかい。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
ヒクソン・グレーシーも自分を律して生きているから、
みんな目が美しいよな。
輝いている。
だけど一つのことを成すために何かを我慢して努力している奴らの目つきはどうだい。
悲壮感すら漂っているように俺には見えるぜ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
ではなぜ、なぜ、
依存体質になってしまうのかってことだろう。
すべての原因は、
その人間の弱さだ。
依存していると、
悪いこと、
良いことの区別もつかなくなるよ。
会社や役所といった組織に依存すると、
無責任に依存すると、
何をしてもバレなければいいということになる。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
すべて自分の弱さからくる依存によって起こっていることを、
君らも自覚しなきゃ危ないよ。
どうすればいい?
飲まれたり、
溺れないようにすればいいだけの話じゃねえか。
いいことばかり考えて我慢して努力したって、
悪くなる時は悪くなるんだよ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
悪くなったらおしまいでいいじゃねえか。
弱いから次はいけないだけだろう。
だから強くなれと。
男の強さとは、飲まれない、
溺れない力、つまり、
自分を律する力を持つことだよ。
今の日本は、
経済に飲まれているだろう。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
日本人の危機感の欠如は、
どうにもならないだろう。
自分を律する。
これをつねに自分の腹の中に理念として持っておきなさい。
飲まれず、溺れず、
自分を律してやらなければ、
結果は、博打でも仕事でも、
同じことになる。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
どこかに悪影響を及ぼしているということを、
腹の中においておくこと。
のみ込まれ、
溺れる奴が悪いんだから。
自分を律するとは、
バランスをとることだね。
重心が偏ったら、
船は沈むだろう。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
心が偏ったら病気になる。
だから自分を律するためにバランスをとりなさいということだな。
それが強い男の条件なんだ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
麻雀の大きな勝負に臨むとき、
スーツのポケットに手を突っ込むと、
石ころだとか葉っぱとか、
そんなものがいっぱい出てくるんだよ。
他人から見たらたんなるガラクタ、
ゴミが、
試合を前にした俺にとっちゃあ大切な宝もんなんだ。
勝負とは魂を賭けた戦いである。
だけど勝負に賭けるのはそんなもの(大金、勝負師としての意地や名誉)ではない。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
ただ一つ、俺の魂そのものだ。
魂を賭けた大きな勝負の前、
俺はほとんど飯を食わなくなる。
体のなかの汚れたものや老廃物が削ぎ落とされて、
心身共にクリアになっていく。
それと同時に生身の人間と触れ合うことを極力避ける。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆