■雀鬼流・人生道場 「強さの奥義」 -青春出版社-
自分の意識の中から完璧に比較や競争意識をなくしてしまうか、それとも君が力をつけて弱いもの、ないものを埋めてあげられるようにするか、どちらかだ。できるなら、力をつけ、リスクを背負っての生きざまを貫いて欲しいね
戦争も、食い物が発端で起きるし、
わずかな食料で生活を営んできた少数民族は、
文明の発達した民族に滅ぼされるという歴史を繰り返してきた。
食というのは、
それほど恐ろしいものだよ。
だから現代のように食が便利になり文明化されればされるほど、
何か恐ろしいことが起きそうな予感がするんだ。
この豊かな飽食といわれる時代においては食生活の乱れイコール生活の乱れ、
つまり心がさめきってしまった結果、
起きているんだろうよ。
by. 桜井章一氏
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だから同じ食べ物でも気持ちのこもっているものを食べろということだよ。
すべての根源は食にありだ。
小さい頃に傷をおったとか、
他人から被害を受け、
犠牲になったとか、
あるいは誰かのために何かをして問題が起きたとか、
誰かのために何かをしたいけれどもできないで困っているとかよ、
悩むための大義ってもんが、
あんたにはなにもねえだろう。
by. 桜井章一氏
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ギリギリの生活で何とか間に合わせる。
その緊張感をもっと楽しんだらどうなんだい。
それがいわゆる修業にもなり、
勉強にもなるんだぜ。
それに冒険だろうよ。
ギリギリの極限で生きるってことは思わぬ知恵が生まれてきたり、
力がわいてくるもんなんだ。
by. 桜井章一氏
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「でっかいもの」を大切にしてきた結果、
小さくて弱い者をないがしろにするばかりか、
虐待し、殺すところまでいっちまったってことだろうよ。
でっかいものがいいというのは、
裏を返せば欲の塊ってことだろう。
大きいことはいいことだと小さなモノを否定してきた結果、
人間様はもっとも小さな個の大切さを忘れてしまったわけだろう。
一見、でっかいものは優れているように見える。
by. 桜井章一氏
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しかし、それはドロドロの欲望だろう。
でかいことに目を向ける奴らは優しさとは無縁になるのは当然だ。
だからもっと小さいモノを大切にする観念を持たなければいけない。
企業より家族のほうが小さい、
親よりも子どものほうが小さい。
by. 桜井章一氏
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そうやって小さいものを大切にしていけば、
家族愛も生まれ、
優しい社会になるわけだ。
小さいつづらなら宝物が入っていたというけど、
小判が入っているわけじゃねえよ。
小さなモノを大切にするという優しさ、
愛情、思いやり、これが宝物であり、
最大の価値だといっているわけだ。
自分の心の中に化け物がすんでいるから、
子どもを殺すようなことになるって話なんだよ。
by. 桜井章一氏
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自分の心の中の化け物は、
狂を呼ぶ。
本当にでかいものというのは、
たった一つ、自然だよ。
それに目を向けなければいけない。
その大きさに気がつけば、
自分の小ささに気がつくだろう。
by. 桜井章一氏
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自分が小さなものだとわかればより小さなものを優しく、
大切にするようになるだろうよ。
人は努力や工夫をして、
大きな組織に身を置こうとするのが人の道であるかのような幻想をもつだろう。
しかし、俺から見れば、
でっかい組織こそ人のもつ悪の根源だと思っている。
大きなモノの存在は常に差別を作り、
小さなモノをより貧困にしていくんだよ。
by. 桜井章一氏
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俺には個は全体のもの、
全体は個のものという指針がある。
全体、つまり、
国や政治をよくするには一人ひとりの個がよくならなければならない。
個がよくなれば全体も自然によくなる道理だ。
つまり組織うんぬん、
国をうんぬんする前に、
自分の行いを正せということ。
by. 桜井章一氏
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でっかいほど悪だと俺は確信している。
人間はなぜこんなに美しくなくなったのか、
そればかり考えている。
私は戦争には恐怖心はないが、
人間の持つ悔しさや悲しみが、
人間に狂をもたらしていることに恐さを感じている。
いいかい、
世界には六〇億人の人間がいる。
by. 桜井章一氏
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その数だけ真理がある。
まずそれを認めることが大前提だろう。
おのれの真実以外は認めないってことになると、
働き者対怠け者の戦いが始まるわな。
これが争いの元だ。
正しいも悪いもないんだよ。
大事なことは、
ありのままを受け入れることなんだよ。
by. 桜井章一氏
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お互いの真実を認めあうことだろう。
働き者にも真実があり、
怠け者にも真実があるってことを、
お互いに認めあわなければ、
世界中が戦いになるのは当然。
そこ(自分たちを正しいと主張する)がアメリカの大罪だよ。
自分たちのやり方を世界中に押し付けようとする。
by. 桜井章一氏
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さてさて、私はインド独立運動の父と言われたガンジーの非暴力主義、
非服従主義こそが、
最も優れたやり方だと思う。
差なんてあって当然だろう。
差がないほうがいいって言う奴の方がどうかしてるぜ。
俺は差を認めた上で持てる者が持たざる者に手をさしのべ、
埋め合わせをすることが大切だと思うよ。
差を認めないから、
うんざりするほど人に優しくなれねぇんじゃないのかい。
by. 桜井章一氏
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だからあんたは差って書いているけど、
差ではなくすべての物事には違いがあるんだと考えたらどうなんだい。
赤白黒緑黄……それこそ色々あるから面白いし、
違いを楽しめるんだろう。
それ(蓄える)がまさに差別を生んできた競争社会の基本じゃねえか。
人が比較して選択し、
さらに競争意識がある以上、
差ってものはなくなりようがない。
by. 桜井章一氏
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自分の意識の中から完璧に比較や競争意識をなくしてしまうか、
それとも君が力をつけて弱いもの、
ないものを埋めてあげられるようにするか、
どちらかだ。
できるなら、力をつけ、
明らかに損すると思っても、
男ってのはやらなければならないことがある、
という意識、つまり、
リスクを背負っての生きざまを貫いて欲しいね。
それ(蓄える)がまさに差別を生んできた競争社会の基本じゃねえか。
人が比較して選択し、
さらに競争意識がある以上、
差ってものはなくなりようがない。
by. 桜井章一氏
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