金に価値をおかないで、便利さも進歩も無関係に本当にいいものを目指している人たちも一握り、存在しているよ。私は私自身が選んだ道なのだからけっして文句の一つもない

■雀鬼流・人生道場 「強さの奥義」 -青春出版社-

金に価値をおかないで、便利さも進歩も無関係に本当にいいものを目指している人たちも一握り、存在しているよ。私は私自身が選んだ道なのだからけっして文句の一つもない

調子が悪い時に化けの皮がはがれ、
本来の姿が現れるのだから。

不調こそわが姿ってことだ。

金に価値をおかないで、
便利さも進歩も無関係に本当にいいものを目指している人たちも一握り、
存在しているよ。

お前さんは、
そういう生き方をしている人間を見つけられないだろうね。


by. 桜井章一氏

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つまり、あんたのように主張ばかりして動かない人間こそが、
いまの世の中をつくってるんだからしようがないってことだよ。

誰だって少しでも選べるのなら好きな方を選んで当然だと思うよ。

人間つうのは、
ガキの頃ならともかく、
大人になったら好き嫌いというあめえこと言わないでよ、
善し悪しで物事を判断しなきゃならん。

善いのをみんなに見せてやろうなんて気概のある大人がいやしねえだろう。


by. 桜井章一氏

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愛ってのは、
私的な面にとらわれず全体観を持って処置していくことを言うんだ。

女房、子どものこと、
若い彼女のこと、親、友達、
すべての人間関係を含めて考えることが”愛”なんだ。

それがなければ周りがみんな不幸になる。
一方”恋”というのは好き嫌い。

身勝手なモンさ。


by. 桜井章一氏

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大人なら善悪、正邪、
を基準に考えてみたらどうなんだい。

合コンというのは少しだけお互いの意思、
つまりお互いに遊びたいという意思が働いているわけだよ。

それ以上の意思のつながり、
重なりはないんだろう。

俺の体験でも女ってのは、
もともとわからないもんなんだよ。


by. 桜井章一氏

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いまだにわからん。
わからんから楽しいってことだろうよ。

だから近くに寄っていきたくなる。

私は私自身が選んだ道なのだからけっして文句の一つもない。

一見すると君の問題は労働問題だが、
本質はそうじゃない。


by. 桜井章一氏

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■ピンチの本質 ~絶体絶命を乗り切る技術~ -KKベストセラーズ- 「生きるか死ぬか」のときに出てくる人間の動きこそが本来の「人間の動...

環境問題なのです。

職場の雰囲気、人間関係、
やりがい……。

環境がよければ給料が安く、
仕事量が多くても文句は出ないし、
そればかりか喜びさえ感じるものだ。

私はもともとお金になろうがなるまいが、
イヤな人たちと触れ合うことを避けてきた。


by. 桜井章一氏

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やっている仕事が好きだという以前に、
共に仕事を共有できる人たちが好きであるということからはじまっているから、
当然なのだけれどね。

人の歴史はすべて環境によって決定されてきた。

(四大文明)いずれも大きな川が流れているという共通する環境。

それによって豊富な水と栄養たっぷりの土壌が作物を育てるから、
ごく自然に文明が発達したということにすぎない。


by. 桜井章一氏

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逆に戦争は悪い環境があって、
そこから殺し合いがはじまるわけだろう。

個人としての人間も同じで、
トラウマなんてのも幼い頃の環境をひきずっているから、
問題が起きてくるわけだろう。

だから家庭環境、学校環境、
仕事環境、すべての生活環境、
いわゆる生存環境がすごく大切になってくる。

ところが、そんな大切な環境を大人たちが汚し、
乱れさせている。


by. 桜井章一氏

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■群れない生き方 -ソフトバンク文庫- 文化も言葉も違う異国の人々と「みんな仲良く」やっていくのには ちょっと無理がある。 ...

だから問題が次から次と出てくるんだ。

本来、悪ければ自ら先頭を切ってなおせばいいとアドバイスしたいところだが、
君にはもともと自分で悪い環境を改善する力は身についていない。

しっかりした力があれば、
そんなイヤな職場には勤めていないはずだよ。

自分の力で変えられないのなら環境のよい所に移るのも方法だね。


by. 桜井章一氏

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生を与えられた以上、
生きることを本能的に楽しみたい。

生きる喜びをそのまま表現、
行動することが、
どれだけ楽しいか、
子どもの頃を思い出せば誰だって納得するよね。

たいがいのよい子と言われる子どもはイタズラすることは悪いことだという大人の価値観をどっぷりと植えつけられて、
いつの間にかお行儀のよい子になっていく。

ここで多くのよい子といわれた人間は赤ん坊の頃から大事な自主性、
自立心をとめられてしまっているわけですね。


by. 桜井章一氏

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自分で考えていいことか悪いことか判断する前にイタズラを止めらてしまった結果でしょう。

自信をもって言えるのは、
末は博士か大臣かと言われた人たちは、
大人になってとんでもない悪さをしていることです。

いまの日本の政治、経済、学問……、
一生懸命に勉強した優等生たちがやっていること全部が狂っているでしょう。

悪い子だった俺は、
人を泣かせたり、
不愉快になるイタズラはやってはいけないのだなと肌身で感じた。


by. 桜井章一氏

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■男の器 ―――常識に囚われない生き方 -角川oneテーマ21- 「男の器」というものがあるなら、そこに何が入るのか。 ...

教わったわけじゃないですよ。

自分でやって自分の目で感じ、
自分の頭で判断したことですよ。

つまり、『悪戯の流儀』とは、
周りのものを少しでも楽しませてあげられることを言うのであって、
不愉快にさせることではないのですよ。

欲しいという感覚がおかしんだね。


by. 桜井章一氏

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自分が楽しいことをやっていれば向こうから自然に友達は集まってくる。

友達が欲しいけれどもどうしたらいいのでしょうなどと頭で考えて行動している限りは、
友達もできないだろうね。

中学生になってからだけれども、
勉強だって俺はイタズラ心で始めたよ。

ゲーム感覚だから、
辛いとか苦しいと思ったこともない。


by. 桜井章一氏

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たとえば、試験の範囲が五〇ページだとする。
俺はそれをオリンピックごっこにしてしまう。

一から一〇ページはアメリカ、
一一から二〇までは日本、
という具合に五ヵ国がタイムで競うわけだよ。

アメリカは三二分、
日本は二九分。

金メダルは日本です、
というようにやっていたら、
みんなが一〇時間かかるところを俺は三時間でやっつけてしまうわけだろう。

遊びだから自然に頭にも入ってくる。

気がついたら成績も上位になっていたよ。


by. 桜井章一氏

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