■死をおそれない生き方 -主婦の友社-
自然に触れて、自然に手を突っ込むと本物が掴めるんです。素の自分で強く生きていくために一番必要なのは”素直と勇気”なんです。とにかく心を開いて、やることを惜しまない
人の心を探っていくのは探究心みたいなものとはちょっと違います。
自然に触れて、
自然に手を突っ込むと本物が掴めるんです。
それを今の人たちは知識や常識といった社会の価値観で掴もうとします。
要は騙されてしまっているんです。
by. 桜井章一氏
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二十数年前、
雀鬼会を始めたばかりの頃、
私は道場生たちに”素直と勇気”
という言葉を言い続けていました。
シンプルで小学生に言うような言葉ですが、
素の自分で強く生きていくために一番必要なのは
“素直と勇気”なんです。
どっちがお父さんで、
どっちがお母さんなのかは分かりませんけど、
そのふたつが合わさることで何かが生まれます。
そこから始まる価値観、
行動によってさらにいいものが生まれます。
by. 桜井章一氏
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そもそも、素の自分、
等身大の自分を”よりよく”
見せようとするから不安になったり緊張したりしちゃうんじゃないですか。
私はどこにいても、
どこに出ても、
まったく変わりません。
「上手にできるかな?」とか
「失敗したらどうしよう?」とか
「人からよく見られたい」とか、
そういう思いが私にはないんです。
そんなのまったく気にしていない。
by. 桜井章一氏
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いいことも、悪いことも、
同じように流してしまいます。
みなさん、それ(人生はマニュアルなんかで対応できないことの方が多い)を何となく分かっているのに、
マニュアルに頼った生き方をしてきてしまったからそのクセからなかなか抜け出せないんでしょうね。
「人生はどうなるか分からない」
という心構えがあれば、
“不測の事態”に対処できるようになります。
「人生を思い通りにしたい」と思っていると、
用意や準備ばかりに気を取られてしまいます。
by. 桜井章一氏
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いわゆる”マニュアル”を自分でつくってしまう。
人生はどうなるか分からないのですから、
マニュアルなんかつくったってその通りに行くわけがありません。
だったらそんなマニュアルは必要とせず、
その場、その場で臨機応変に対処した方がことがうまく運びますし、
結果として人間としても成長できるのだと思います。
でも目標が生きていることのすべてになってしまったり、
今の世の中のように目標が”数値”になってしまうのはどうかと思います。
by. 桜井章一氏
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“旅”そのものが目標であって、
「旅に出て何をするか」
を目標にしなくていいんです。
目標を持ったとしても、
その後は出たとこ勝負。
何か一つアクシデントがあれば、
その後の予定が全部狂ってしまう。
そんなんじゃ”旅”そのものを楽しめません。
by. 桜井章一氏
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目標というものを樹木にたとえると、
みなさんは目標を達成するために幹をグングン伸ばしていくのが大切だと思うでしょう。
でも私は、
目標は樹木を支えている”土”にあると思っています。
目標というものは真っ直ぐなものでも、
一方通行なものでもないんです。
私の中にあるのは
「目標という”土”から何が生えてくるんだろう?」
という感覚です。
by. 桜井章一氏
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目標を何か持ったとして、
それがどのように変化していくのかを見る。
それが楽しい。
目標を”幹”にしてしまうと、
「真っ直ぐに伸びなくちゃいけない、枝もたくさん伸ばさなくちゃいけない」
と思ってしまいます。
目標を持っても幹が真っ直ぐに伸びないことだってあるでしょうし、
枝葉があまり付かないことだって考えられます。
by. 桜井章一氏
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しかし現代の教育では
「目標に向かって一直線に」
というような教えられ方をするので、
みなさん”幹”ばかりに注目してしまい、
その変化を楽しめなくなってしまっているんです。
ただ私は人間は夢や希望がなくても生きていけると思っているので、
何がなんでも夢を持たなければいけないとはまったく思いません。
目標は持ってもいいですが、
そこに囚われてはいけません。
目標は固定物ではなく、
変化するものです。
その変化を楽しみながら成長していけばいいんです。
by. 桜井章一氏
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その場、その場のニーズというか雰囲気というか。
そういったものに合わせていくってことは必要でしょう。
無理矢理合わせるのではなく、
自然に合わせていくという感覚ですね。
ほとんどの人は、”格好つけよう”
とするから格好悪くなってしまうんです。
by. 桜井章一氏
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本当の格好よさとは”自然に合わせる”
ところから生まれるものなんです。
流行に乗った服装を選ぶということは、
誰かの商売に操られているということです。
格好よくなるには、
空気を読んだり、
その場を壊さない感覚も大切です。
“陽気”は明るいから視野が広いんです。
by. 桜井章一氏
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陰気な人っていうのはおとなしい人が多いですが、
陰気だからおとなしいのではなく、
暗くて見えないから動くに動けず、
それがまわりから見るとおとなしく見えるだけなんです。
明るくしてから動くんじゃなくて、
まず”動いてみろ”と言うんです。
心身を動かすことで、
徐々に明るさが入ってきます。
そうなれば今までよりもまわりが見えているわけですから、
後は放っておいても動くようになります。
by. 桜井章一氏
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“動く”ということに気付かせるにはまず、
心を開かせることです。
本当の自分を見られたくないんです。
自分の悪いところを見られるのが嫌だから心をなかなか開けない。
でも、誰にでもいいところ、
悪いところはあるわけですから、
恥ずかしがる必要なんてまったくないんです。
by. 桜井章一氏
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素の自分を出しながら、
悪いところをが見つかればその都度修正すればいい。
悪いところを隠すのではなく、
修正する力を持つことが大切なんです。
とにかく心を開いて、
やることを惜しまない。
さらにそうやって動くことを続けていると、
自然にまわりから信頼されるようになるんです。
by. 桜井章一氏
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