便利の裏側には、”不便”というものが常に存在しているんです。その弱さを隠したいから武装の上にまた武装を重ねる。そうやって人間はどんどん弱くなっているんです

■死をおそれない生き方 -主婦の友社-

便利の裏側には、”不便”というものが常に存在しているんです。その弱さを隠したいから武装の上にまた武装を重ねる。そうやって人間はどんどん弱くなっているんです

みなさんは便利なものに囲まれ、
「楽になった」と喜んでいるかもしれませんが、
そういった”文明の利器”
に頼りすぎることがどれほど危険なことなのか、
気付いている人はほとんどいません。

便利なものが生まれ、
生活が「楽になった」としても、
その裏側で物事はとても複雑化しています。

複雑な機械であればあるほど、
ひと度故障すれば直すのは容易ではありません。

便利の裏側には、
“不便”というものが常に存在しているんです。


by. 桜井章一氏

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これからは段々と生身の人間同士の関わり、
触れ合いといったものが敬遠されていくのかもしれません。

人間に無関心になるということは、
自分自身にすら無関心になっていくということでもあります。

「便利がいい」と社会はどんどん複雑化していますが、
もっとシンプルな生き方、
社会にしていかないと問題が生じた時に対応できなくなってしまいます。

手に負えない社会が手に負えない人間を生みだしていく。


by. 桜井章一氏

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便利なものとは適度な距離感を持ち、
シンプルな生き方を模索していかなければ、
この社会はますます手に負えなくなっていくんです。

人間は誰でも善と悪を持っています。

それと同じように誰でも表と裏を持っているわけですから、
その両方を見せながら生きていけばいいんです。

善と悪の”善”の方だけ見せよう、
表と裏の”表”だけ見せよう。


by. 桜井章一氏

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そんな生き方をしていれば人生のバランスは崩れていきます。

あるいは悪を隠そう、
裏を隠そうとするから生き方が不自然になるんです。

良寛の句で
「裏を見せ表を見せて散るもみぢ」
というものがあります。

私はこういう生きざまが「すごくいいなぁ」
と思っちゃいます。


by. 桜井章一氏

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みんなが表だけを見せて生きていますから、
世間的には”表が真実”みたいになってますけどね。

“裏が真実”だっていうのは本当はみんなわかってるんじゃないですか。

だったらその”裏”を楽しめばいい。
“裏”の方が”表”より面白かったりするんですから。

桜の花を見ていると
「何で人間はこんなにしがみついちゃうんだろう?
執着しちゃうんだろう?」
っていつも感じます。


by. 桜井章一氏

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“生”というものだけでなく、
人間は一旦手に入れたお金や権力や富を手離そうとはしません。

酷いことをして他人を苦しめ、
挙げ句の果てにその執着心によって自分をも苦しめることになるのに。

私は”美しい”とか”キレイ”とか、
そういう言葉は普段からあまり使いません。

私の中には”美”という感覚はあまりなく、
その代わりに”鮮やか”という気持ちがあります。


by. 桜井章一氏

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鮮やかというのは、
人間一人ひとりが持っている
“色”であり”味”ですね。

社会というひとつの絵を描くのだとすれば、
そこにはいろんな色が必要です。

人間関係をつくるのにも、
いろんな色があればあるほどいいわけです。

「私は黒いから嫌だな」
と思っている人も、
実はこの世にはその色を必要としている人がいることを忘れてはいけません。


by. 桜井章一氏

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“多彩”という言葉がありますが、
社会の色合いも多ければ多いほどいい。

肌に皺ができても、
腰が曲がっても、
その人の色合いという
“味”は変わりません。

その味を全うするのが”人生”
と言えるのではないですかね。

人生という通り道の長さにだって個人差があります。


by. 桜井章一氏

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自分の味を大切にしながらその道を自然に流れていけばいいものを、
アンチエイジングとか長寿にこだわる人はその流れに抗っているんです。

それは私から見るととても不自然です。

自分の味を忘れて「長生きしたい」
なんて思うから死が怖いという気持ちが増幅するんじゃないですか?

美しいから幸せ、
美しくないから不幸せ。


by. 桜井章一氏

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そんな価値観は社会から植え付けられただけのものです。

“美しさ”は”善”でしょうか?
美しくないものは”悪”でしょうか?

そんなことないですよね。

でもみなさんは自分を捨ててまでして
“美しさ”というものを装おうとする。


by. 桜井章一氏

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美意識という嘘っぽい社会の価値観によって、
武装させられているだけなんです。

これは男にも言えることですが、
美しさ、あるいは豊かさといったものでいくら取り繕っても、
素の自分は弱いままです。

その弱さを隠したいから武装の上にまた武装を重ねる。

そうやって人間はどんどん弱くなっているんです。


by. 桜井章一氏

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私は過去の自分を偲んだりすることはありませんが、
そうやって太古の世界に思いを馳せることはよくあります。

太古の人類だったらどうしていたんだろう?
そう考えると、
考え方がシンプルになり、
いろんなことが見えてくる。

私からすると、
あらゆることの正常値を気にし、
始終健康を意識している人の方が病気です。

必要のないものまで欲しがるのは、
心が卑しくて、
貧しい人のすることです。


by. 桜井章一氏

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それと同じように、
健康を欲しがる人は身体が貧しくなっているということ。

身体が貧しいということは、
そこに何らかの支障を来しているということです。

マニュアルや制度といったものに囲まれて生きていると臨機応変な対応が取れなくなります。

決まりごとで生きてますから、
融通が利かなくなってしまう。


by. 桜井章一氏

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心と体は連動していますから、
体の動きが鈍くなれば当然心の動きも鈍くなっていきます。

心の動きを鈍くなれば、
融通は利かなくなります。

誰だって「自分は正しい生きざまをしてき」
と思いたがるものです。

自分の正当性にしがみついていたいんです。


by. 桜井章一氏

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