■死をおそれない生き方 -主婦の友社-
経験の積み重ねだけが人間力を高めてくれます。私は常に”気持ちよく”生きていたいと思っています。”生きる知恵”というものは、遊びの中から学ぶものなんです
やらないから不安がどんどん大きくなって、
その不安に押しつぶされそうになってしまうわけでしょ。
だったら一歩踏み出せばいい。
一歩踏み出せば、
一歩分ゴールに近づいたということ。
経験の積み重ねだけが人間力を高めてくれます。
by. 桜井章一氏
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行動を起こさなければ経験もできません。
私は常に”気持ちよく”
生きていたいと思っています。
そのためには、
自分のまわりにいる人たちも気持ちよくしていくことが大切です。
自分が楽しくあるためには、
まわりの人も楽しくなければなりません。
by. 桜井章一氏
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私は”楽しさ”を自分の中に持っています。
その楽しさをまわりの人たちにも広げていくんです。
そうすればその場は楽しいものになります。
“楽しさ”を自分の中に持っている人は、
子どもの頃にたくさん遊んだ人たちですね。
by. 桜井章一氏
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でも私の中には
「孫と遊んでやっている」
という感覚はありません。
逆に私が「遊んでもらっている」
という感覚の方が強い。
こんな私と遊んでくれるのがありがたい。
私は孫のすべてを受け止めています。
いいも悪いも関係ない。
by. 桜井章一氏
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孫も私が全部受け止めてくれると思うから、
心底楽しめる。
世間ではそれ(「うるさい」とか「危ない」とか)を”躾”という言うんでしょうが、
子どもにとっては気持ちのいいもんじゃないですよね。
by. 桜井章一氏
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子どものやることは、
大抵が”危ない”ことです。
幼い頃に覚えた
“体を動かすコツ”は、
大人になってからもいろんなところでその効力を発揮します。
同じように、
危険な物事を判断する能力やそれを察する勘のようなものも、
幼い頃の遊びを通じて培われるものです。
「危ないから」といった理由だけで子どものやることを止めてしまうのは、
生きる上で必要不可欠な危険察知能力を磨く機会をつぶしてしまっているのと同じです。
by. 桜井章一氏
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危険察知能力の低い大人が子どもを育てたら、
間違いなくその子どもも危険察知能力は低くなるに決まっています。
現代社会はそうやって”生きる力”
に乏しい人間を次々と生み出しているんです。
親はすべての危険を回避するのではなく、
ギリギリまで見守っている寛容さを持たなければならないと思います。
ギリギリまで見守るというのは、
ある意味忍耐力を要します。
by. 桜井章一氏
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“見守る”と”守る”は違います。
“見守る”は程よい距離感を保ちながら子どもを見ている感覚です。
母親1メートルの距離感だとしたら、
父親はそれよりももうひと回り大きな2メートルくらいの輪で見守ってやる感覚です。
子どもに対する距離感が違えば、
そこから見える子どもの様子も違って見えるはずです。
by. 桜井章一氏
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私が孫と接する時、
私の方からいろいろと言うことはありません。
子どもは大人のやること、
言うことを見ていないようでちゃんと見ています。
そうやって子どもたちは大人の背中を見ながら成長していくんです。
私の振る舞いを見ていれば
「あ、これって大切なものなのかな?」
ということが孫にも伝わります。
by. 桜井章一氏
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そして孫の方から
「これってじいじの大切なものなの?」
と聞いてくる。
その時に私は初めて
「これはじいじの大切なものなんだよ」
と言います。
すると孫はその置物には触れなくなるんです。
自分のやりたいことすべてを否定されれば、
子どもは親の見ていないところでそれをやるようになります。
by. 桜井章一氏
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自発的に「あ、これはダメなんだ」
と気付けばそこに納得感が生まれます。
親がいかに子どもに納得感を与えられるか。
子どもだって立派な
“ひとりの人間”です。
その存在を認めてやれば、
子どもに”自発性”
というものが育っていきます。
by. 桜井章一氏
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本当にダメなものはダメだと伝える親の目線と、
子どもが何をしたいのかを考える子どもの目線、
その両方が必要なんです。
でも、危険なことを経験すると、
それはその後の人生で必ず生きてきます。
“生きる知恵”というものは、
遊びの中から学ぶものなんです。
マニュアルに囚われることで、
かえって不安が増大してしまうということがあるんです。
by. 桜井章一氏
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神経質な親に育てられたら当然子どもも神経質になります。
自分が子どもだった頃の感性を取り戻せば、
ちょっと違った方向性も見えてくるんじゃないですかね。
かつて人類にとって大切だったものは生きるための”知恵”でした。
親から子へと知恵を受け継ぎながら、
人類は生命を繋いできました。
by. 桜井章一氏
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いらぬ知識や情報までもどんどんと自分の中に詰め込んでいるので、
頭がメタボリック症候群になってしまっているんです。
親から子へ、
仲間から仲間へと”弱さの連鎖”
が止む気配はありません。
「人間は便利さの中で弱くなっているんじゃないか?」
と思うだけでも、”弱さの連鎖”
の流れは少し抑えられるはずです。
社会の常識や流行というものに価値観を起きすぎると、
人は弱くなっていきます。
by. 桜井章一氏
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